May 10, 2012
AKELARE 〜Vol.1 @ San Sebastian
バスクの旅はまだまだ続く。
ランチで「AKELARE」へ。
アケラレは、元はホテルやスパを併設する予定でしたが、いまだにレストランのみでしたね。
14時に訪問ですから、シーサイドの席は満席ですが、こういう眺めもいいなあ。
長いランチのスタートです。
アミューズはSea gardenと称して
砂浜に見立てた軽やかなアミューズ。砂は海老の粉です。
オイスターリーフは一口噛むと磯の香りがする不思議な葉です。
むらさき貝の殻に見立てて、雲丹の海綿は、中に雲丹が入っています。
割ると、まわりはサクッとして中にはとろりとムラサキ貝のムースが入っています。
浜辺の小石は、エシャロットとコーン。赤珊瑚に見立てたテンプラ。
小海老もいます。
薔薇のリキュールを入れたシャンパン。
メニューはARANORIとBEKARKIの2種。
別々にオーダーすることにしました。
シャンパンは「AGRAPART & Fils」
辛口のすっきりした味わいです。
アヴィズのアグラパールは全てのヴィンテージにおいて区画醸造され、テロワールの本質を追及しています。5月の満月の日に醸造されるんですって。
そういえば、もう少しでスーパームーンだっけ。
まずは、テーブルでのサービス調理。
暖炉の中の海老
ル・クルーゼの鍋の中で、新鮮な海老を白ワインで蒸し焼に。
海老を焼く香ばしい薫りが立ち込めます。
絶妙な焼き加減で海老の身は甘くて柔らかい。
頭と尻尾はインゲンとそのムースと一緒に頂いてくださいと。
頭には味噌もたっぷり入っています。
チャングロ蟹のエッセンス
チャングロ蟹を蟹味噌と蕎麦粉でスフレ風に。上には蟹の身。
お米のリゾット風のパスタを添えて。
チャングロ蟹は味噌も濃厚で味が凝縮してあり絶品♪
漁士網の中の貝達
ライスクリスピーは海老せんべいの味がします。
中は貝尽くし。大好きなペルセベスやコック、ムール貝、オイスターなど貝好きにはたまりません
マテ貝とアキレス
マテ貝と花びら茸と牛のアキレス腱という意外な組み合わせ。
プルプル、シコシコその食感と風味が素晴らしい。
フォアグラのソテーと塩と胡椒
しかし、塩のスライスも黒胡椒の粒も甘い味。何でできているんだろう。
見た目とのギャップに驚きました。
白ワインは「Chassagne Montrachet 2006」
魚介に合わせて爽やかな甘味と熟成した樽の香り。
パスタ カルパッチョ
ピキーロという胡椒とイベリコハムを練りこんだラザニア状のパスタをカルパッチョ仕立てに。ペレチコやトリュフ、椎茸などいろいろ茸のマリネやパルメザンを添えて。
チュルボ
肉厚な平目をピルピルソースで。身はプルプル。皮はカリッと揚げてあります。
HAKE
アンコウかな。鱗にも衣をつけて粒々クリスピーに揚げて、さくさく香ばしい。
ムラサキ貝とお米で作った豆にピパラスというバスクの青唐辛子。小豆色のソースは赤ワインと玉ねぎで作ったのだろうか。美味しくてソースをパンで拭いました。
「AKELARE」 はさらにつづく・・・
May 09, 2012
Don Serapio @San Sebastian
ホテルの近くの「Don Serapio」という食材屋にて。
ここは、日本でいう成城石井風なちょっと高級な食材屋。
野菜や果物も新鮮で、保存食材や調味料、ワインなんかも沢山売っている。
先日チェリーを買って美味しかったので、今回はいろいろ買い出しへ。
お目当ては生ハムです。
本当はオテイザの生ハムが欲しかったんですが、寄る時間がないのでここで購入することに。値段もまちまちだし、どれがいいのかわからなかったので、店主に選んでもらってイベリコ・ベジョータの脚一本買い。
ここにぶる下がっているのは€100〜300だけど、奥から極上いいのを出してきてくれて、€400ちょっともしました。予想外の支出・・・w
その他ヴェガシシリアのワインやホワイトアスパラ、ベリー、バター、オリーブやツナやらいろいろ大人買い・・・
梱包してもらっている間、これ朝ごはんだよって、ハモンとパンを出してくださいました。この生ハム超美味いんですけど・・・
瞬く間に平らげてしまったら、さらに違う部位を切ってくださいました。
そして、棚にあるワインも開けてくださり、この後チーズまで・・・
まあ、沢山買ったからだと思いますが、そのサービスが嬉しかったです♪
その後のお会計もちと大変だったんですけどね(汗)
「Don Serapio」
Sancho el Sabio 22 ,Donostia
May 08, 2012
GANBARA @San Sebastian
バル巡り3軒目。お腹いっぱいでも、ここは来たかった。
有名なお店なので、満席です。なんとかカウンターをすり抜けて・・・
左カウンターにあるタパスは普通ですが、右カウンターの山盛りに積まれた食材を調理してくれるのがお目当て。モリーユやペレチコ他茸いっぱい。これらをバターソテーにして食べたい・・・青唐辛子も素揚げして食べたいと欲求は募りますが胃袋が足りない・・・
ペルセベス
亀の手や藤壺でお馴染みです。スペインではやはりこれが食べたい。
大小ありますが、大€35を塩茹でにしてもらいました。
高価なんです。でも美味い
見た目はグロテスクだけど、皮をぷるんと向いて汁と共にしゃぶりつきます。
味としては濃厚な大ぶりの青柳を想像してもらったらいいのだろうか。
ワインが進む・・・シェリーも飲みたくなってしまうな。
頑張らnight堪能しました♪
帰るとするか・・・
「GANBARA」
San jeronimo 21 、20003 San Sabastian
943 42 25 75
May 07, 2012
ZERUKO @ San Sebastian
サンセバスチャンに着きました。
旧市街のバル通りを目指してお腹を空かせるためにお散歩。
21時にバル通りに着くが、まだ明るく人波も少ない。
こんな時間まで青空。
まずはお目当ての「ZERUKO」へ。
人気のお店なので、テーブルは満席。
メニューを見ながらカウンター席を確保する。
店内は、2人で回しているのでなかなかオーダーができないけれど、まずはカウンター物色。
物色中。串にささったのは何だろう?
どれも美味そうで迷います。
缶詰の器のタパスがそそる・・・
まずは、殻に入った雲丹のオーブン焼き。
マヨネーズや卵も入っていて濃厚です。スペインの雲丹は濃厚。
パセリバターのトーストに、温泉卵とレアなしっとり鱈が隠れています。
黒いのはなんだったかな。鱈が新鮮で美味しい♪
アンギラスの目玉焼きのせ。こんなにたっぷりでいいんですか?
パプリカの辛味がアクセント。
薔薇の蟹
ローズのリキュールにドライアイスの煙がもくもく登場。香りと演出のサプライズに、隣の方もオーダーしてました。蟹の足を花弁のように重ね合わせてビーツで色付けした生地で包んであります。
奥に行くとテーブル席でちっちゃい網焼きなんかもあり、興味深々でした。
モダンスパニッシュ系のバル「セルコ」は楽しいです♪
もっとお腹空いていたら、いろいろ食べたかった・・・
「ZERUKO」
C/Pescaderia 10 Donostia
943 423 451
May 06, 2012
Asador Etxtebarri@Bizkaia
ビルバオから車で1時間ほど。
のどかな風景を横目にしながら、目的のお店を通り過ぎて山の上まで行ってしまったり、牛もいっぱいいます。
「Asador Etxebarri」に来ました。
こちらは駐車場。
うっかり入り口間違えて、裏口の薪置き場から入ろうとしてしまった^^;
「エチェバリ」へ。
石造りの山小屋風な建物。1階はバーカウンターとカジュアルな木のテーブル。
地元のオサーン達が飲みながらトランプしてたりします^^
まずは、シャンパンとCrema de ajo fresco
フレッシュで甘みを感じるガーリックスープにパセリオイル。
Chorizo
レアなチストーラが来るかと期待していたのですが、チョリソーで残念。
こちらも自家製だし悪くはないんですけどね。
Mozzarella de bufala
モッツァレラチーズ。こちらも自家製だと思うのですが、火が入り過ぎ?硬くてモッツァレラの風味とミルキー感が感じられない。いまいちかなあ・・・
Ostra
ヒモもしっかり処理してあって、ぷっくりした牡蠣です。下にはワカメが敷いてあり、旨味が牡蠣の凝縮してあります。アンギラスも食べたかったけれど、時期外れなのでやめておきました。
Ganbas de Palamos
このガンバはHit!頭には濃厚な海老味噌が詰まっていて、レアな食感。
海老の甘味が美味しかった♪ というかこの日一番美味しかったのはこの海老かもw
お目当てだったロゼシャンパンが売り切れで、
勢いでベガシシリア・ウニコ・1999を頼んでしまった・・・
開くのに少し時間がかかりました。
10年前に飲んだ1985や86は素晴らしかったけれど、今やなかなか手に入らない。
Espardena
なまこです。スペインでナマコ食べたのは初めてですが、あのグロテスクな見た目でなく、白くイカのようなもっちちした弾力と甘み。
付け合せはグリーンピース。
Pupitos
赤ちゃん蛸とジャガイモをパプリカでガリシア風に。
ホタル烏賊サイズの小さな蛸は柔らかく、新じゃがの甘みも加わって、ガーリック風味のオリーブオイルが引き立てる。前日の蛸より断然うまい。
Revuelto de zizas
キノコのスクランブル。
ホワイトマッシュルームも軽く薪燻製にしてあり、薄切りスライス。
これをクリーム状に低温加熱した卵と混ぜ混ぜ。。。卵の濃厚さと芳醇なマッシュルームの香りをミックスすると素晴らしい。雲丹子ワインにも合います♪
Guisantes
この時期グリーン豆の煮込みが好きなんです。
グリーンピースでもいろんな豆種があり、高価なのは市場でもkg/€100くらいしますので、こちらは中の上くらい。あの豆はなかなかないなぁ(遠い目)
Anchoes
イワシを軽くマリネしてから火を通してありますが、レアで柔らかく臭みも全くなし。この艶々の光具合が素晴らしい。
Chuleta
400〜500gくらいはあるだろうか。表面はしっかり焼いて中はレアな赤身肉。
エチェバリの定番でもあるチュレタ。
脂身がなくほどよく締まった赤身肉は、歯ごたえもあり、
熟成感のある旨味も最高。
ようやく開いてきたワインとの相性も抜群でした。
ポストレはHelado de leche reducida
薪の香りがかすかにする牛乳アイスは、ラズベリーのソースで。
Biscocho Flambeado a la blasa con helado de vainilla
ババとバニラアイスです。ラムがしっとし浸みていて美味しいけど、お腹いっぱいです。
子菓子にマドレーヌというか、カップケーキ。
エスプレッソで。
お料理はシンプルに薪焼き調理で素材を生かす。
素材によって樫、林檎、葡萄の木など薪を使い分けて調理しているそうで、
薪焼きといってもそこまでくどい燻製の香りはなく食べやすい。
神戸のNudaに通っている私としては原点のお料理を堪能できて嬉しい。
そして、Nudaの素晴らしさを再確認してしまった。季節感がある日本ではいろんな食材を楽しめる贅沢感があるし・・・
Etebarriが悪いというわけではないですが、素材は定番が多いし、サプライズを求めるという意味では、€120は高いかな・・・他の☆レストランの方がコスパも良いかも。
「Asador Etxebarri」
Plaza San Juan,1 48291 Atxondo Bizkaia
946 583 042
May 05, 2012
Mugi@Bilbao
ビルバオにてバル巡り。昼がっつり頂いてしまうと夜はそうそう食べれません。
昼寝して22時くらいに出動しました。
ビルバオの新市街は辺り静かなんですが、ホテルから15分くらい歩いた所に、
人集まるバル通りが幾つかあります。
フリット屋が美味そうなんだけど、満席。
他のお店もめちゃ混んでて、人が溢れお店に入れない・・・
ここも賑わっていたな。
で、全然離れているんですが、1キロくらい離れた所にある「Mugi」
神戸NudaのN氏にここがお勧めと言われたので行ってみました。
混んでいるけれどなんとかビールとタパスを注文。
閉店間際に駆け込んだので、残りわずかだったんですが・・・
疲れているせいか、アンチョビとオリーブのマリネがすごく美味しく感じます。
野菜のビンチョス
ズッキーニやピメント、オニオン他いろいろのって具沢山。
バカラオ
鱈はトマトやパセリをちりばめて。
いろいろ頼もうかと思っていたら、火を落としたようでラストオーダーで終了。
またあの通りにもどるか・・・
「Mugi」
Licienciado poza 55
May 04, 2012
バル巡り@ビルバオ
お話聞いたら、あ、移転したんですか。しかも泊まっているホテルの近くじゃないか。L.O終わってる時間で残念w
もう一度前の通りに戻るがここはおされなカフェ風モダンスパニッシュ系タパス。最後に行こうと思っていたら、閉店時間でした。残念w
仕方なくというか、開いているこちらのお店に。
でも、ピンチョス美味しそう。
パンなしで食べたい野菜達。
とりあえず、オリーブと青唐辛子とアンチョビを。
私はやっぱりこれが好きみたい^^;
蛸とジャガイモのガリシア風を頼んでみたけれど、蛸がゴムみたいに固い。
多分冷凍、解凍で水分が抜けちゃってるんだな。申し訳ないけど残しました。
チュレタとフォアグラ
チュレタはほのかな熟成とレアないい焼き加減。これは美味しかった♪
付け合せのポテトフライも何気に美味くて、赤ワインが進んじゃいました。
スペインのポテトは日本でいうインカのめざめっぽくて黄色く甘い。何の品種だろう。
お目当ての店はめちゃ混みだし、スペインのバルは開店が夜遅いのに閉まるのが、早いのね。もう少し早い時間に出動していればよかったなw
Azurmendi〜Vol.2 @Larrabetzu
席に着くまでのOpenキッチン。
美しく広い。料理人も意外と少ない・・・
白と黒を基調にしたレストランフロアはテーブル間隔が広くゆったり。
太陽の光が注ぐ・・・。
窓から見える景色はこんな田舎の風景。テーブルの花は胡椒蘭が振り向いてくれる。そのギャップがいいな。
週末以外はランチのみ営業で採算は取れるのかと余計な心配したりですが、この場所だと夜は真っ暗けで何も見えないし、せっかくのECOシステムの意味がない。演出も昼と夜ではだいぶ変わってきてしまうからね。
まずはカヴァを頂きながら・・・
ふわふわのパンがきました。
メニューは「Erroak」€100と「Adrrak」€120の2種類のコースがありましたが、別々でも可だったので、両方のコースをオーダーして堪能することにします。
スプーン一杯の真実
私が勝手にネーミング^^;スプーンの上には卵黄とトリュフ添え。
こちらで育てている地鶏の卵、一口で頂くとねっとり濃厚な卵黄とフォンド・ボライユを煮詰めたソース。出汁醤油のような深い味わいで美味しい
これをご飯の上にのせて、TKGにしたい欲望・・・
(あ、TKGは卵かけご飯の略ね^^)
で、どうやって作るんですか?と聞いたところ、なんとシェフが作り方をテーブルの前で再現してくれました。
軽く燻製にした卵黄に竹串でぽちっと穴を開け、注射器型のスポイトで半分卵黄を抜き、鍋の中のソースを注入。そして、トリュフのスライスをのせるという意外と簡単な手法でしたが、わざわざ目の前で調理を再現してくださるパフォーマンスサービスに感動 そして、もう1個食べれる幸せ
OXテールのラヴィオリ
牛テール煮込みをコーンブレッドで包んでサイコロ型に揚げてあります。カリッとした食感に柔らかく煮込まれたテール。濃厚なブイヨンが合わさり絶妙。
次のパンは全粒粉かな。もちっとしっかりした歯ごたえ。
カトラリーにスプーンとピンセットが運ばれてきたので、次は何だろうと興味深々。メニューには「Sea Caress」海を愛撫って・・・(照れ)
画像は残念にも撮り忘れてしまったのですが、スモークされた牡蠣とサリコニアという緑の海藻のフリットと白キクラゲ。
ぷりっとした牡蠣はミルキーで濃厚な磯の旨味。
そして、テーブルの上に置かれたPotに注ぎこまれたエキスからは、海苔や海水をイメージする海藻の香り放出させるドライアイスの煙がもくもく・・・。
その演出にびっくりです!
もう一方の皿はオマール海老
このしっとり柔らかな火入れに驚き。ハーブオイルと燻製の緑茶のジュ。
どうやって火入れしているのかしら。
真ん中はエクルビス ザリガニです。ビーツとウズラ、それらのジュとキャビア。blackberry of seaはキャビアというのね。
Garden
土に見立てたブラックオリーブのパウダーと中はピメントムース。
あの畑で育ったお野菜なんだ。人参、トマト、カリフラワー、ブロッコリ、ズッキーニなど小さなお野菜。見た目も可愛く美しいです。
アーティチョークとポテトのラビオリ
ポテトのラビオリの中にはガーリッククリーム。
外側かりっと中はふわとろの食感。この時期のアーティーチョークはまだ小さくて柔らかいです。
Salted stew
野菜、アンチョビ、その他魚介イベリコ豚などいろんな素材を煮込んだシチューは白玉みたいなチーズボールが浮いています。口に入れるとぷちっととろける食感で、チーズの甘味と酸味は塩がきいたこの濃厚なシチューの味を和らげてくれます。
そろそろ赤ワインが飲みたくなってきました。
ワインも安いなあ。料理に合わせて軽めの赤で。
自家製黒いプリン
美しいブータンノアールのボール。豆やキャベツなどを煮込んで、こちらも濃厚なソースです。添えられたお花が可愛い。
鱈の胃
とメニューにはあったけれど、白子のような食感。ピルピル、プルプル、タピオカみたいなリゾット風。ポロ葱のフリット添え。シェフはこのぷちとろな食感が好きみたい。
ヒメジかな。ホワイトマッシュルームのスライスに煮詰めたオニオンのトフィ。
仔豚のコンフィ
皮つきの仔豚はどんぐりのクランチとライスクラッカー。
バスク豚は味が強いので好きです。
ここで出てきた森林の香りはヴェルヴェーヌ。
またまたアロマのサプライズ。海から森へ・・・
鳩とどんぐり
レアな鳩とヘーゼルナッツのパウダー。どんぐりや落ち葉のクリスピーも食べれちゃいます。運ばれる途中でどんぐりころころ落ちちゃったのですが本当は2個あります^^;
どんぐりの中には鳩のレバーペーストが。
そして、ポストレへ。
こういう抒情的な演出も好きです。
胡桃の森の物語の後には茶封筒の入れ物。
胡桃の小石
葡萄の新芽の香りとクルミとあるが、しっとりしたクッキーのような味わいだった。このへん灰の中のショコラとか、ムガリッツぽいけど、私は好きだなあ。
aromaのサプライズはRose
シャンパンを注いで・・・薔薇の香りが立ち込めます
森から花園へ・・・
苺と薔薇
メレンゲの上にコンポートした苺、薔薇の花弁の砂糖漬け、苺のアイスクリームとエスプーマがのっています。
コーヒープリン
濃厚なコーヒープリンとラムのアイス、メレンゲ、牛乳の泡。
これらは味のグラデーションになっていて、それぞれも美味しいのですが一緒に食べると絶妙にコーヒーの香りとミルキー感が広がります。
アンフュージョンは、沢山種類があるのですが、アズルメンディのブレンドティーを頂きました。小さな茶器の台が可愛いです。
数種類のハーブが組み合わさっていますが、ドクダミ茶のような苦い香りと味。
胃がすっきりします。
黒い小箱の中にはプティフール。
いろんな国の言葉でありがとうが書かれています。
そして、頂いたメニューとお塩でした。
サービス精神旺盛なイケメンのシェフに見惚れ、お料理に感動し、
素晴らしい雰囲気も満喫。新しい立地でシェフはまたいろんな挑戦をすることでしょう。有機栽培などいろんなシステムが整った頃にまた再訪してみたいな。
久しぶりに優雅なランチ。気が付くと4時を回っていました。
さあ、シェスタするぞ(笑)
「Azurmendi」
Azurmendi barrio leguina s/n 48195 Larrabetzu Bizkaia
944 558 866
May 03, 2012
Azurmendi〜Vol.1 @Larrabetzu
ランチは「Azurmendi」に行きました。
ミシュラン☆二つ。今回の本命のお店。
ビルバオから車で15分くらいの山の上にあります。
石造りの山小屋風の建物。
ここですか?と尋ねたら、ここはワイナリー&カジュアルレストランで、
ガストロノミコは上だよって。
さらに上った所に一面ガラス張りの建物がありました。
どうやら新しく移転したようです。
エントランスは天井高く明るく広い空間。まだ13時の開店前で早く到着してしまったのですが、シェフが出てきてくださって、いろいろお話を伺いながら案内してもらいました。
ここは、3か月前にできたばかりの建物で、ECOをテーマに太陽光発電と、水のリサイクルを施行されているそうです。ウェイティングルームなのに樹と木と緑が生い茂り贅沢なスペース。
水のせせらぎも癒しの空間です。
ここは植物園か?というくらい緑が生い茂っています。
そして、外に出て自家製農園を案内してくださいました。
開拓中で、これからいろいろ植えるそうです。
まだ種まきや稙苗の時期。
大蒜とか葱とかその他いろいろ苗が植わっています。
夏になるといろんなお野菜が充実するんだろうな。それにしても広いスペース。
ハウス栽培ではトマトの苗。
有機栽培で栄養分や水を均等にパイプで流すシステムに驚き!
こちらは堆肥や養土を作っているそうですが、ここまでやるとは金かかっているなと^^;とにかくオーガニックにこだわり、地鶏を育て、その他果実畑も山の上に・・・これからまだ沢山やりたいシェフの野望が覗えました。
再びエントランスルームに戻り・・・
では、どうぞ。と出てきたのは可愛いピクニックバスケット。
中にはアミューズ3種が入っています。鉄瓶とピンセット!?
左のアミューズはサクッとオリーブ風味。右は落花生に見立てたピーナッツのムース。グラスの中のセロファンに、紫玉ねぎの皮のコンソメ仕立てアンフュージョンを注いで・・・。これが濃厚でうまい・・・
癒しの空間でシェフ自らサーブして、コミュニケーションを取ってくださる。
そんなサプライズも嬉しいです。
まだまだ序章。
これから、レストランに入ります。
どんなお料理が待っているか楽しみです♪
「Azurmendi」 つづく・・・
May 02, 2012
Siluken Gran Hotel Domine@Bilbao
スペインビルバオに到着。
「Siken Grand Hotel Domine・シルケン グランオテル ドミネ」に着きました。LHWは昨年脱退したそうで修業ができないが立地がグッゲンハイム美術館向いという便利さ。
ハビエル・エランド・マリスカルとフェルナンド・サラスという2人のデザイナーによって建築されたホテル。
エントランス。裏口ですが。
並んでいるのはモエ。
白いお皿とグラスを重ねた流れる階段。
エントランスのソファー
建物の真ん中は吹き抜けで、「フォッシル・サイプレス(化石の糸杉)」と名付けられている、石と鉄骨で作られた高さ26mの柱は波上の吹き抜けロビーにそびえています。よくこれだけ敷き詰めたもんだ。
石には訪れた方の名前や落書きがいっぱいあります^^
お部屋は・・・
明るいテラス。
隣のお部屋とのプライバシーが気になるところですが・・・
お部屋はグッゲンハイムスイート。といっても、北欧調のシンプルな造りなので、
高級感はないけれどね。
バスルームは床が板張り。ダブルシンクのシンプルな洗面台。
アメニティも充実してました。
翌日は窓から、目と鼻の先にビスカイヤ橋とグッゲンハイム美術館。
綺麗に流れるストリート。
朝ごはんは屋上階のテラスにて。
やっぱりスペインの朝ごはんは充実しています。大好きなホワイトアスパラは食べないと!
ハモンやチョリソーも美味。
イベリコベジョータ、ホワイトアスパラ、ツナ、オリーブもバスクは美味いの。
ランチもあるので控えめにするつもりが・・・
オムレツも美味。
苺も甘い♪
テラスからは、波打つ鉄板のグッゲンハイム美術館が見下せます。
そしてホテルの目の前にはグッゲンハイム美術館。
ぬこかいぬか・・・メンテナンス中。ストやっていて周りはざわついていました。
では、ランチへ行こうかしら・・・
「Silken Gran Hotel Domine」
Arameda de Mazarredo 61 ,Bilbao
944-253-300
May 01, 2012
鮨 そら@日本橋
なぜか和食系のお店がなかったマンダリンですが、
去年の4月にOpenしたお寿司屋です。
といってもカウンター8席のみのこじんまりしたお店。
樹齢350年を超えた端整な尾州檜のカウンター、御影石の床、瓦素材のタイルをコラージュさせた壁、シンプルでスタイリッシュな店内。
大きな窓からはスカイツリー方面の夜景が見えます。
和紙の中を開くとナプキンが入っています。
ネタケース。
遅い時間に行ったので品切れ続出でしたが・・・
青菜のお浸し
空豆とスナップエンドウ
生の鳥貝は今が旬。
肉厚で美味。
烏賊げそ
弾力があるげそを生姜醤油で頂きます。
ホッキ貝と煮はまぐり
上品な甘さで仕上げてあります。
初鰹
この時期の鰹は脂が少なくて赤身がうまい。
鰆の焼き霜造り
炭火で炙った後、軽く酢でしめてあり、さっぱり柔らかな食感。
甘鯛
昆布と酢で締めて、身が引き締まっています。
鮪
赤身の鮪は軽く漬けにして。きめ細かい肉質で柔らかく絶妙な美味さ。
鰯ガリ巻
小肌が食べたかったのですが売り切れだったので、
鰯を山葵と胡麻でガリ巻に。さっぱりとして海苔と胡麻の風味がいいです。
鯵はまあ普通でした。
牡丹海老と鉄火巻
牡丹海老はとろける。鮪は赤身が美味しかったので鉄火巻に。
穴子で〆。
握ってくださった板前さんは、香港の寿司屋にいたそうで、英語も広東語も話せるグローバルな方です。いろんなエピソードをお話ししながらあっという間の時間。明日からは当分和食食べれないので堪能させて頂きました。
「鮨 そら」
中央区日本橋室町2−1−1 マンダリンオリエンタル東京 38F
03−3270−8188
April 30, 2012
China room @六本木
古めかしいパルプランプは、温かい光で好きです。
泡と共に・・・
カシューナッツとピーナッツの青のりかけ
おつまみにいいですね。
3種薬味ソースはお好みで。
食べる辣油、黒酢醤油、チリソース
前菜は焼き物3種
焼味に筍が美味しかったです。
西太后が愛した南海の宝
最高級海燕の巣入り、北海道タラバ蟹と干し貝柱の海鮮コラーゲンクリーミースープ
すごいネーミング^^。金箔もきらり☆燕の巣、タラバ蟹、干し貝柱が入ったとろとろの上湯。濃厚なスープはサフランの香り。お肌がつるつるになりそうです。
埴輪みたいなHotPotがかわいい^^;
香港式愛知県産鰻の蜂蜜焼きと春の野菜春巻き
表面カリッと香ばしい鰻の焼味は金木犀のソース。春巻の中は、春を感じさせる山菜の新芽、うど、わらび、つぼみ菜、うるい、こごみが入っています。別添えのチリソースをつけると味がしまりました。
赤ハタの葱醤油蒸し
姿蒸しといえど、皮も鱗も綺麗に処理してあります。
赤ハタのぷりぷりの身。上品な薄味でした。
長崎産活き黒鮑。殻の上でうねうねと波打って動く姿はなんともエロチック(笑)
おいおい殻から落ちちゃうよ^^;
調理してもらう間に
車海老と春野菜の炒め、チャイナルーム特製XO醤と広東海老味噌ソースを添えて
車海老と筍、ソラマメ、ワカメ、青菜などを軽く炒めて、XO醤と濃厚な海老味噌ソースが美味しい。
赤ワインはソフィア・コッポラの「Director's Cut」
Zinfandelという黒葡萄を使い、濃厚な深みのある味。
瓶に巻かれたダンスをする男女のフィルムみたいなラベルがユニークです。
長崎産活黒鮑と野菜の炒め
レアで柔らかな鮑と葱、黄ニラ、筍、シメジなどを塩味であっさりと炒めて。
濃厚な鮑の肝ソースを和えて頂くと最高でした♪ 赤ワインにも合います。
北海道産牛ロースのホワイトアスパラ巻備長炭グリル 広東黒酢ソース
太いホワイトアスパラを牛ロース肉で巻いて、香ばしく仕上げてあります。黒酢と黒胡麻油の香り。新じゃがいものマッシュポテトと春菊のサラダを添えて。ガーリックや生姜も効いています。フレッシュミルク入りの蒸しパンも添えてありました。
〆は五目炒飯
海鮮や焼豚がたっぷり入っています。
そして、コラーゲン地鶏煮込みそば
とろとろのスープが優しい味わい。
デザートは旬のフルーツ添え 完熟マンゴーと杏仁の二層プリン。
久しぶりの中華でした。
「チャイナルーム」
港区六本木6−10−3 六本木ヒルズグランドハイアット東京 6F
03−4333−8785
April 24, 2012
清山@渋谷
渋谷から神山町に入る途中の住宅街の小道。
路地裏のさらに奥の細道。隠れ家風です。
まずは、おすすめの蕎麦がき
特製醤油と葱・生姜が添えられていますが、もっちりと蕎麦の香る蕎麦がきは薬味もいりません。少し醤油たらすだけで絶妙な蕎麦がき。
かなり暗い店内なので、画像はこれが限界ですが・・・
焼き海苔と豆腐
海苔好きなので、蕎麦屋にあると頼んでしまう・・・。
普通は下に消え炭が入っていて海苔がパリパリのはずなんですが、こちらはそのままだったかな。でも、海苔でも600円はしたと思う。
蕎麦寿司
アボガドと紫蘇を蕎麦で巻いてあります。
お醤油つけると鮪味^^;
日本酒はいろいろ飲みましたが、リストにはない、奈良の「豊祝」が一番美味しかった。これで3000円もします。フラスコのようなとっくりに薄くクリアなグラス。水を飲んでいるような透明感の舌触り。飲み過ぎ注意報です^^;
蕎麦は2種あり、
田舎蕎麦は皮入りなの二八でつなぎに山芋や小麦粉を入れてあります。
せいろ蕎麦は十割。
そば湯が濃厚とろとろのポタージュみたいで、ごくごく飲んでしまうんだな。
渋谷で美味い蕎麦屋はなかなかないのですが、ここはしっぽり落ち着いた雰囲気も良く、スペースもゆったりしているので、飲んだ〆にまた行ってみようかな。
「清山」
渋谷区神山町10-8
03−3460−0088
April 23, 2012
野菜寿司 ポタジェ@六本木
六本木ヒルズけやき坂沿いにあります。
野菜スイーツの柿沢安耶パティシエ監修。向いはアルマーニやヴィトンなどブランドショップばかりなのに、よくここに出店したなと。(野菜だと単価も限界あるしと余計な心配したりして)
天井が高いオープンカウンター。
日頃の野菜不足を解消すべく、野菜onlyで。
生野菜のサラダ 苺のドレッシング
焼き野菜
18種のグリルした野菜を野菜のもろみ醤油で。
他にも漬け、乾燥、煮、蒸し、揚げ野菜と調理法でメニューがあるけれど、私は焼きが好きなのです。トマトが美味しかったな。
日本酒もこういうグラスで頂くと、気分が違う。
野菜寿司
魚は一切使用せず畑の寿司屋と呼ばれてるくらい。鮪に見たててトマトのマリネだったり、帆立に見たててエリンギ焼き。梅酢のかんぴょう巻は鉄火風?
その他黒米や赤米を使って。
軍艦雲丹に見立てたのは人参のムース。ほんと見た目は雲丹です^^;
穴子に見立てて焼き葱、スプーンはカレー風味のトマトムース。
たまにはヘルシーに…10貫ぺろりといけちゃいまいた。
「野菜寿司 ポタジェ」
港区六本木6-9-1
六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り1F
Tel. 03-3497-8822