August 2008

August 03, 2008

アピシウス@有楽町3

25周年記念の限定ディナー夏バージョンです。
前回はノスタルジーかネオクラシックの2つのコースでしたが、今回はノスタルジーかオーセンクラシックの2種。

どちらも魅力的なのですが、今回はノスタルジーコースを堪能。
エントランスから店内へ続く道に向日葵のアレンジメント
最終日なのですでに枯れていましたが、ゴッホ・モネ・ゴーギャンという名づけがされているらしい。

アピシウス向日葵



















アミューズは、ホワイトアスパラガスの冷製スープと桜鱒のブランダード
ルイ・ロデールはすっきり冷えていていました。
アミューズ











最初のオードブルから濃厚なお皿が・・・

「巻き海老巻き海老・干し葡萄・隠元豆入り フォアグラのテリーヌ:1983」

巻き海老・干し葡萄・隠元豆入り フォアグラのテリーヌソーテルヌのジュレ 巻き海老 隠元のサラダ仕立て











どど〜んと厚切りで出てきました。なんとも濃厚です。そして、海老とフォアグラの組み合わせは初めて食べましたが、相性も良く。ソーテルヌのジュレと巻き海老とインゲンとシャルロットのサラダ仕立て。巻き海老もフォアグラに負けることなくしっかりとした味わい。フォアグラに合わせた芳醇なソーテルヌ:コトー・デュ・レイヨン・グランノーブル2001を頂きながら、ブリオッシュにものせたりして頂きました。
これも素晴らしいマリアージュ。


ブリオッシュソーテルヌ













前菜二皿目は「夏の貝類とグリーンアスパラ入り 芋セロリのヴルーテ:1990」

夏の貝類とグリーンアスパラ入り 芋セロリのヴルーテ















軽く火入れしたホッキ貝、帆立、青柳、鮑などの貝類とアスパラガス。特に鮑の旨みが凝縮されていました。芋セロリは生クリームと合わせて濃厚かつクリーミーな味わい。これにピュリニー・モンラッシュ・レシャルモー2002を合わせました。


そして、スープは「野菜・リードヴォー・フォアグラ入りコンソメスープ:1983」注がれる前はインゲン、人参、リードヴォー、フォアグラの角切りが並んでいます。そこに熱々のビーフコンソメスープがたっぷり注がれて・・・
クリアなスープですが、そこにまた旨みが凝縮されています。少し胡椒を振りかけると、さらに味に深みが出ました。
注がれる前野菜・リードヴォー・フォアグラ入りコンソメスープ











お魚は「うなぎのパイ包み焼き 牛蒡のムニエル添え ポルト酒風味:1989」
中には鰻と帆立のすり身が入っています。これはもうちょっと食べたかった。
鰻好きの私はもうちょっと鰻感が味わいたかったです。でもポルト酒ソースと牛蒡のアクセントも利いていて、このソースを黒胡椒のパンでぬぐうとまた2倍楽しめます。

うなぎのパイ包み焼き 牛蒡のムニエル添え ポルト酒風味うなぎとほたて












お肉は「仔羊のノワゼット夏野菜の編脂包み焼き 粒マスタードクリームソース:1984」
赤身の仔羊に網脂を巻き、その脂の甘い旨みをお肉に移し閉じ込めています。
キノコの付け合せとこれまた濃厚なマスタードクリームソース。
赤ワインは、ヴァン・ド・ペイ・ド・ブシュー・ド・ローヌ1997
プロヴァンスのAOCで認められていないカベルネとシラーのブレンド。そうするとテーブルワインに格が下がってしまうのですが、その味わいはとっても濃厚です。

仔羊のノワゼット夏野菜の編脂包み焼き 粒マスタードクリームソース赤ワイン





















そして、フロマージュワゴンから、シェーブル系2種とウォシュ系3種を頂きました。
ここのフロマージュはとっても状態がいいので好き♪ついつい頼みすぎてしまいます。
それに合わせてくださった、ボーヌ・クロ・ド・ラ・フュギーヌ2001
フルーティな甘さがチーズにとっても合います。
フロマージュ赤ワイン




















デセールと合わせて、青リンゴのリキュールが出てきました。
この香りと甘みが「パッションフルーツのシブースト パイナップルソース添え:1988」にも合いました。
表面をキャラメリゼしたシブーストの中にはマンゴーが。バッションフルーツの酸味とマンゴーの甘み、パイナップルの爽やかなソースは軽い仕上がりでした。

青リンゴのリキュールパッションフルーツのシブースト パイナップルソース添え























さらに、もうちょっと食べたいなというお願いに、オーセンテッィクコースにあった「桃のコンポートとジュレ スプマンテのソルベ」のミニバージョンが出てきました。素晴らしい♪ベルべーヌとスプマンテで香り漬けした桃のコンポートとジュレ。ソルべも結構お酒が利いていました。

桃のコンポートとジュレ スプマンテのソルベプティフール












最後はプティフールワゴンです。いろいろあったけれど、もうお腹いっぱい。
クレームブリュレとブルーべリーのパートフリュイ(これ美味しかった)カヌレ、フルーツタルト、ショコラトリュフ、ピスタチオのフィナンシェ、紅茶のマカロンとカフェクレームを頂きました。

オリーブのオブジェ











こちらは、個室にあったオリーブのオブジェ。
なんか地味な感じです。ライムやリンゴのオブジェは可愛いんだけど。。。
でもシックな個室には合っているかもしれません。
ここはやっぱり大好きなレストラン、通常メニューも魅力的だったので、また頂かなきゃ・・・

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「アピシウス」

東京都千代田区有楽町1−9−4

03−3214-1361

ranmarun at 13:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フレンチ 

August 01, 2008

リストランテ・ダ・ニーノ@乃木坂3

シチリア料理の「リストランテ・ダ・ニーノ」に行ってきました。
こじんまりしたお店は満席。シチリアの画家デシモーネさんが描いたお皿は明るい色使いと個性的な絵柄。現在は娘さんが引き継いで描いているとか・・・店内にも絵皿が沢山かかっています。

リストランテ・ダ・ニーノお皿












ショーケースには、新鮮な魚介が。
今宵は肉でなくお魚かな〜と期待を膨らませます。
パンは3種出てきました。茄子のフォカッチャが美味しかった。
ショーケースパーネ











アンティパストは、シェフのおすすめ盛り合わせ
真ん中ボタン海老のマリネから、時計回りに鮪のピスタチオパン粉・サフランライスコロッケラグー入り・鰯のベッカフィーコ・フリッタータ・カポナータ・たらば蟹のパンコ焼き。特に鰯のベッカフィーコが美味しかった。脂がのっている肉厚鰯の中に詰め物を入れて軽くパルメザン風味。

アンティパストミストサルデ・アッラベッカフィーコ












プリモピアットその1は生ウニのリングイネ
ちょっと硬めに茹でたリングイネと溶ろけるウニのソース。お家でも生ウニのパスタはたまに作りますが、旨みが足りないので少しだけトマトソースと生クリームを足します。でも、こんなに甘くて新鮮なウニだとやっぱり違いますね。

リングイーネ リッチ ディ マーレ生ウニのリングイネ











その2は、「鮪のカラスミのリングイネ」シチリアといったらボッタルガ!?カラスミですが、こちらは鮪のカラスミを使い、モシャーメという干しまぐろも添えてあります。この干し鮪が絶品でして、塩加減はきいていますが、シチリアトマトと合わせてバランスよい仕上がりでした。干し鮪の旨みがとっても好み。これだけスライスして頂いたらワインがいくらでもすすみそうです

リングイーネ ボッタルガ ディ トンノ















セコンドは「金目鯛のグリル」
セミドライのプティトマトと黒オリーブ、ジャガイモ、アーティチョークのフリットと共にオーブン焼きに。これも美味です。
ぺーシェ アッラ グリーリア















ドルチェはカンノーリ
カカオ風味の焼き生地にリコッタチーズのムースとドライフルーツ。
ドルチェはちょっと弱いかな。
カンノーリ













オープンキッチンの店内。シェフはとっても気さくで、お皿が運ばれてから口にする度に、味を確認するようにカウンターからにこっと笑い話しかけてきます。
笑顔で挨拶すると嬉しそうでした・・・ランチはイタリア人が多いみたいです。


「Ristrante da Nino」

東京都港区南青山1-15-19

03-3401-9466

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ranmarun at 23:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イタリアン