November 2009

November 29, 2009

エキュレ@西麻布4

10月に来栖けい氏がプロデュースしたお店「エキュレ」に行ってきました。
年内はすでに予約いっぱいで、たまたまキャンセルの席が空き行ってきました。
1年ごとにシェフを変えていき、自分のお気に入りのパンやスイーツを出すというスタイルです。

最初の1年間は、フレンチでカンテサンスにいたシェフです。

エキュレ












メニューは、その日の仕入れで変わるそうで、想像力をかき立てるようなお品書きです。まずは、 かりっとした脂ハモンデイベリコベジョータ かりっとしたハモンイベリコの風味。
通してドラモットのシャンパンで頂きました。

menuカリっとした脂












カロチン にんじん・ミカン・あんぽ柿
ニンジンのコンソメスープにみかんの泡、柚子のスライスが入っていて、甘さをひきたてます。あんぽ柿は衣をつけて、ニンジンの形にしてあります。

カロチン
















本日のパンは、5種類。好きなものを好きなだけ温めなおして出してくださいます。
大阪のブランジェリータケウチの天然酵母オリーブ、生地の中にはオリーブが入っています。塩加減が効いていておつまみにいい感じ。これは一人1個のみです。

パンブランジュリタケウチ












パン工房風見鶏の 石焼釜塩トースト とレジオンのレジオン22。
石焼塩トーストが個人的には、好み。ふわっと広がる小麦の香りと甘みがくせになります。
パンが美味しくてついついおかわり、食べすぎてしまいます。

石窯焼き塩トーストレジオン22 














美白 かわはぎと肝とマッシュルーム
かわはぎの上にフレッシュなマッシュルームのスライスをのせ、肝をレモンで溶いたソース。不思議な磯の香りがします。さらにポルチーニのパウダーがかかっています。

美白















ホタテパン ホタテ・黒トリュフ・カリフラワー
これがとても美味しかった一品。薄くスライスしてカリッと揚げた石窯焼き塩トーストでホタテをサンド。うまみを凝縮して火入れしたホタテにカリフラワーのソースとトリュフが絶妙のバランスです。これもう一個食べたい♪

ホタテパン
















じゃがバター フォアグラ・さつまいも
さつまいもの甘みしっかりとフォアグラの旨みが感じられます。

じゃがバター















潮風 アザハタ・しじみ・青菜
アザハタは皮をかりっと。しじみのエキスと青菜の香りがさわやかな潮風を感じられる一品。優しい味わいです。

潮風
















来日 鴨・焼ネギ
しっとり柔らかな鴨は低温調理され、つややかな肉質。
焼きネギというのは、多分焼いたポアロ葱をペースト状にしているのかな。
ソムリエはイタリアワインがお好きなようで、シシリーの赤を頂きました。

来日















タルトタタン 紅玉・シナモン
煮詰めたリンゴにエスプーマ。意外にあっさりしています。

タルトタタン
















それにしても、どの皿もメニューのネーミングがおもしろいです。
出てくるまでの想像が楽しいです。

そして、サプライズなのは、食後のコーヒー。
ミ・カフェートのグランクリュカフェは、なんとシャンパンボトルで登場。
栓を抜いた瞬間に香ばしいかおりが広がります。
100グラム6000円もする高価な豆をその都度挽いてくださいます。

ボトルに入った





















さらに、来栖けい氏お気に入りのスイーツ店からのスペシャルなお取り寄せ。

奥から一幸庵の椿餅・ ランベリーのクグロフ・ パティスリー リョーコのキャラドゥー・ パティスリーカー・ヴァンソンのアメール 80%・ パティスリー スリールのフロマージュキュイ・ ショコラティエ ・ ショコラティエミキのボンボンショコラ  エキュレ。
これだけの種類が一度に食べれるとは・・・まさにオールスターの競演です。

デセール6種















エキュレ(右下)は、さきほどのコーヒー豆を使ったショコラ。まずはこれを一口。オリジナルで作って頂いているそうで、一粒いくらするんだろう?

そして、目の前で挽いたコーヒーを来栖氏が目の前で入れてくださいます。
お湯を注ぐごとに広がる芳醇な香りがたまりません。

カフェ
















スイーツの頂く順番も示唆してくださって、なるほど・・と思いました。
アメールとキャラドゥーは最後に。濃厚な味がコーヒーととても合うんです。
コーヒーは、ワイングラスのような器で出してくださるのですが、
ワインを嗜むようにデキャンタージュすると、さらに香りと甘みが増すんですね。

カフェ
















コーヒーの2杯目までは、コースに含まれています。1杯目は、スイーツに合うように少し酸味をきかせ、2杯目は、濃い目に入れてくださいます。
入れ方で味も香りも全然変わります。
さすが、最高級の豆で入れたコーヒー一杯の真実。

まだオープン仕立てですが、これからどう展開していくのかが楽しみです。


「エキュレ」

東京都港区西麻布2-26-20 ニューシティ・レジデンス西麻布ツインタワーII B1F.

Tel 03-6427‐4670

ranmarun at 23:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フレンチ 

November 25, 2009

ポール・ボキューズ@六本木3

国立新美術館にハプスブルグ展を見に行った際に、併設するレストラン「ポール・ボキューズ」に行ってみました。できた当初のランチの行列は驚くものでしたが、やっと落ち着いてきたのかなという感じです。

カフェスタイルですが、開放的な空間で楽しめるのがいいのかもしれませんね。

ポールボキューズボキューズ











アミューズ












トラディションメニューで頂きました。
アミューズは、豚肉のリエット。

そして、伝説のスープと言われる「トリュフのスープ」
トリュフのスープ












パイ包みの中には濃厚なブイヨンとフォアグラ。1975年エリゼ宮にて、ボキューズ氏が、フランスのレジオン・ド・ヌール・シュバリエという最高勲章を受勲した際に当時の仏大統領に捧げたスープとして伝説らしいです。
トリュフの香りが感じられなくそんなにインパクトがなかったのが、残念。
やはりリヨンで頂かないとだめかな。

スープ















こちらもスペシャリテの、鶏胸肉のソテー
とても柔らかいお肉です。素材を生かしながらも、ソースがいまいちコクがかけるというか、フォンの取り方が残念な感じ。

鶏胸肉















デセールはフランボワーズとアイスクリーム。
これも普通かな。

デセール















まあ、美術館の中なので、仕方ありません。
リヨンの本場の味をいつか・・・

「ブラッセリー・ポール・ボキューズ」

港区六本木7-22-2 国立新美術館内

03-5770-8161 


ranmarun at 20:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フレンチ 

November 23, 2009

VIMON@八重洲3

八重洲北口のフードコート内にある「VIMON」に行きました。

ステーキ・ハンバーグ部門でかなり高評価なお店。店内はカフェスタイルですが、アクリル板の向こうには大きな鉄板でお肉を焼いています。

まずは、インドのスパークリングを飲みながら・・・なんちゃってルーチェみたいなラベルです^^;でも、きりりとさっぱりした飲み口で美味しいです。アスパラバターソテーと共に。
インドのスパークリングアスパラガスのソテー












牛スジ煮込みと野菜焼き
牛スジはあっさりとおでん仕立て。お野菜は茄子、蕪、インゲンなど。

牛スジ煮込み野菜焼き












ステーキはいろいろ部位が選べます。
いちぼをレアで。焼いて塩コショウだけでシンプルです。肉厚なのが嬉しい♪


ステーキ













お店一押しの すねバーグ
極大サイズで焼いて頂きました。300グラム以上はあります。(^_^)ニコニコ
すね肉の弾力あるぷりっとした食感と旨み。これは、美味しい〜

すねハンバーグすねバーグ












あらびき感とお肉の歯ごたえを肉汁と共に味わえます。ちなみにとろばーぐというもっと脂身が多いタルタルな感じもあります。

ステーク・ド・アッシュには、目玉焼きも必須!

目玉焼きのせ















ガーリックライスや〆にハヤシライスもあるそうです。
これが「黒毛和牛のやわらかいおいしいとこの薄切り、特製ハヤシソースかけ ごはんとともに」みたいな。気になる一品。次回は〆にいってみようと。


「VIMON」

千代田区丸の内1-9-1 東京駅1Fキッチンストリート

03-3283-1841

ranmarun at 22:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 洋食 

November 16, 2009

湯島121@湯島4

湯島でちょっと気になる和食のお店「湯島121」に行きました。

湯島121



え、こんな所に?という隠れ家的な雰囲気。古民家を改装して、情緒溢れるお店。2週間前でも満席でしたが、個室席をつくって頂きました。

もともとはお琴の先生が住んでいたそうです。築年数がかなり経っているので、床も斜めに歪んでいたりするのですが、そこがまた風情あります。







まずは、八海山の生ビール。
酒所が造っているだけに、まろやかな口当たりです。

香箱蟹の三杯酢かけ
丁寧に身、味噌、卵と盛り付けてあります。小さい蟹ですが、味は濃厚なんです。さらに、甲羅の奥の身をほぐしに来てくれたり、甲羅酒を注いでくれたり、最初の一皿から至れり尽くせりのサービスでした。

初物 香箱蟹三杯酢掛け















ここで、お店の名前の由来を聞いたところ、「湯島121」の121は「マンツーマン」の意だそうで、なるほど〜と思いました。

焼き胡麻豆腐
これがお豆腐なの?というくらい、ふんわりもちもちの食感。
安倍川餅みたいな、甘香る風味と山葵がアクセントです。

焼き胡麻豆腐
















自家製からすみ
ねっとりと柔らかなからすみは、藁ぶき屋根のような器に入っていました。
雪塩の盛り付け。中には大根も入っています。日本酒がすすむ・・・

自家製からすみ 辛味大根 ばち子















鴨汁椀
鴨のだしが濃厚で、やばいくらい舌がうなりました。一口吸うごとに広がる鴨とお野菜の甘み。これだけどんぶり頂きたいくらいの・・・
すっぽん、ふぐなど鍋料理も展開するようなので、とても気になります。

鴨汁椀















鯛の押寿司 
昆布と蕪に包まれた中には、鯛の身がしっかりと仕込まれています。
ばちこやゆべしと共に、日本酒がかなりすすんでしまう一品。

鯛のおし寿司 ゆべし
















寒ブリの塩焼き
脂ののった厚切りの寒ブリは、身もしまって美味しいです。

寒鰤の塩焼き















お野菜の炊き合わせ
お出汁がしっかりしみていて、柔らかな蕪。
皮つき牛蒡が特に美味しかった。野菜の味を引き出しています。

焚き合わせ















ここで、お造りが出てきました。
大間鮪や雲丹、しめ鯖、鯛など。できれば、もうちょっと前半に出てきてほしいです。

お造り















和風牛タンシチュー
じっくり煮込まれたお肉は柔らかく、濃厚なフォンのようですが、トマトベースであっさりとしています。

和風牛タンシチュー















からすみご飯
生のからすみを焼いて、ご飯にのせ、茶漬けでも楽しめます。
〆のご飯までお酒が続いてしまうのがにくい。。。
味噌椀は、蟹汁なので、これまた濃厚です。

からすみご飯















香の物も山牛蒡、山芋、キャベツ、しば漬けなど。
漬けもの好きにはたまらない味なんですが。

香の物















甘味は葛切り。
薄く切った葛は、白木耳のようなとろり食感。黒蜜も甘さ控えめで、あっさり頂けます。

葛きり















お酒はワインや日本酒が充実していますが、お料理コース8800円の割に高いかな。
料理と雰囲気を重視したコスパはいいです。ランチ限定の鯛茶漬けも行ってみたいです。
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「湯島121」

文京区湯島3-35-1 
03-5846-3510

ranmarun at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 和食