November 2015
November 30, 2015
プリズマ@青山
「プリズマ」に行きました。
まずシャンパンは、ドラピエのカルトブランシュで。
アスコラーナ
オリーブの中に黒豚のサルシッチャを詰めて揚げたクロケット。
いつものパンはお皿が変わっていました。パレスホテル限定だったモダン有田焼き。パレスホテルは皇居近くなので、菊花をイメージしているのかな。
バジリコ風味のミネストラとムール貝
蕪や蕪の葉、人参、レンズ豆他バジルや香味野菜のミネストラにモンサンミッシェルのムール貝が入っています。
Vino da Tavola 2003 Paolo Valter Vodopivec
ヴォドピーヴェッチの酸化熟成系ワイン。葡萄はヴィトブスカ。いい色していて旨みが抜群。
もくずガニのインサラータ
新潟のもくず蟹の身をほぐし、ウイキョウのクリームとシブレットにトマトのジュレと共にサラダ仕立て。
小さな蟹なのに内子や外子と蟹肉を混ぜ合わせて、細い足の身までちゃんと剥いてあります。この一皿を作るのに時間かかったでしょうね。この日の仕込みは蟹だけで2時間かかったとか。トマトの上澄みジュレやういきょうのクリームがその美味しさを引き立てます。
白子のインパデッラと花ズッキーニのヴァポーレ
鱈の白子は、パン粉とパルミジャーノでポワレして、イタリアンパセリとドライトマトのピュレをのせて。
花ズッキーニの中にもとろりとモッツァレラやハーブが入っています。
白トリュフの箱が登場。
アルバの白トリュフです。
白トリュフのタリオリーニ
何度も頂いているけれど、絶妙な茹で加減のタリオリーニに白トリュフをたっぷりとかけて。
うっとり白トリュフの香りに悶絶します。
蝦夷あわびのリゾット
蝦夷鮑は薄切りにして、肝とコラトゥーラを加えたリゾット。米の粒感が際立ち見事な一皿です。
ジンのグラニータ
写真撮り忘れたけれど、Monky47のグラニテ。
Poggio di Sotto 2010 Rosso di Montalcino
サンジョベーゼの複雑なベリーとタンニン。
新潟産真鴨のサルサ・ペルヴェラータ
新潟の真鴨はかなりレアな火入れ。内臓とハーブのソースに根セロリのピュレ。
皮や脂もレアだし、身も血の味ががっつり強いので私的にはもう少し火を通して欲しいけどね。
トマトクリームのタリアータは追加オーダー。斉藤シェフのパスタは、ほんとシンプルが旨いです。
黒いちじくとマスカルポーネのエスプーマ
佐渡の黒い宝石「小木ビオーレ」。菊池さんの黒いちじくとマスカルポーネのエスプーマ。糖度が高くねっとりとした黒いちじくも旬は過ぎ今季が最後。
白トリュフのクレマカタラーナ
白トリュフで香りづけした卵で作った冷製のクレマカタラーナに白トリュフをかけます。
冷製だと白トリュフの香りがなかなか飛ばないので、食べている間その香りを楽しめます。
小菓子いろいろ。
フレッシュミントのハーブティで。
「プリズマ」
東京都港区青山6−4−6 青山ALLEY1F
03−3406−3050
まずシャンパンは、ドラピエのカルトブランシュで。
アスコラーナ
オリーブの中に黒豚のサルシッチャを詰めて揚げたクロケット。
いつものパンはお皿が変わっていました。パレスホテル限定だったモダン有田焼き。パレスホテルは皇居近くなので、菊花をイメージしているのかな。
バジリコ風味のミネストラとムール貝
蕪や蕪の葉、人参、レンズ豆他バジルや香味野菜のミネストラにモンサンミッシェルのムール貝が入っています。
Vino da Tavola 2003 Paolo Valter Vodopivec
ヴォドピーヴェッチの酸化熟成系ワイン。葡萄はヴィトブスカ。いい色していて旨みが抜群。
もくずガニのインサラータ
新潟のもくず蟹の身をほぐし、ウイキョウのクリームとシブレットにトマトのジュレと共にサラダ仕立て。
小さな蟹なのに内子や外子と蟹肉を混ぜ合わせて、細い足の身までちゃんと剥いてあります。この一皿を作るのに時間かかったでしょうね。この日の仕込みは蟹だけで2時間かかったとか。トマトの上澄みジュレやういきょうのクリームがその美味しさを引き立てます。
白子のインパデッラと花ズッキーニのヴァポーレ
鱈の白子は、パン粉とパルミジャーノでポワレして、イタリアンパセリとドライトマトのピュレをのせて。
花ズッキーニの中にもとろりとモッツァレラやハーブが入っています。
白トリュフの箱が登場。
アルバの白トリュフです。
白トリュフのタリオリーニ
何度も頂いているけれど、絶妙な茹で加減のタリオリーニに白トリュフをたっぷりとかけて。
うっとり白トリュフの香りに悶絶します。
蝦夷あわびのリゾット
蝦夷鮑は薄切りにして、肝とコラトゥーラを加えたリゾット。米の粒感が際立ち見事な一皿です。
ジンのグラニータ
写真撮り忘れたけれど、Monky47のグラニテ。
Poggio di Sotto 2010 Rosso di Montalcino
サンジョベーゼの複雑なベリーとタンニン。
新潟産真鴨のサルサ・ペルヴェラータ
新潟の真鴨はかなりレアな火入れ。内臓とハーブのソースに根セロリのピュレ。
皮や脂もレアだし、身も血の味ががっつり強いので私的にはもう少し火を通して欲しいけどね。
トマトクリームのタリアータは追加オーダー。斉藤シェフのパスタは、ほんとシンプルが旨いです。
黒いちじくとマスカルポーネのエスプーマ
佐渡の黒い宝石「小木ビオーレ」。菊池さんの黒いちじくとマスカルポーネのエスプーマ。糖度が高くねっとりとした黒いちじくも旬は過ぎ今季が最後。
白トリュフのクレマカタラーナ
白トリュフで香りづけした卵で作った冷製のクレマカタラーナに白トリュフをかけます。
冷製だと白トリュフの香りがなかなか飛ばないので、食べている間その香りを楽しめます。
小菓子いろいろ。
フレッシュミントのハーブティで。
「プリズマ」
東京都港区青山6−4−6 青山ALLEY1F
03−3406−3050
November 29, 2015
アロッサ@渋谷
「アロッサ」に行きました。
オーストラリアとオセアニア料理のお店です。先月も行ったんですけどね^^;
黒板メニューから選びます。
キノコとパクチー&ミントの爆弾
パクチーとミントの葉がどっさり山盛りのサラダ。下はいろんなマッシュルームや茸のマリネです。
混ぜていくと、茸のマリネオイルでパクチーやミントがしんなりとしてきてなじみます。
オーストラリアのスパークリングワインのロゼでスタート。
Aus産オーストリッチのカルパッチョ
前回気になっていたオーストラリアのダチョウのカルパッチョです。側面は軽く火入れしてたたきのようにしてスライス。葱やパセリ、パルミジャーノとドレッシングがかけてあります。赤身の馬肉刺しのような食感でしょうか。クセもないし、美味しいです。
Ashbrook Estate Chardonay 2012 Margaret River
トロピカルフルーツやメロンのような果実味と樽感のあるシャルドネです。
牡蠣のアヒージョ
たっぷり入ったガーリックオイルとベーコンで加熱した牡蠣のアヒージョ。ここの牡蠣は先月食べたタスマニアのキャッツアイが生臭かったので期待していなかったけど、アヒージョにしてもやっぱり臭かった。一粒だけw。牡蠣よりほくほくのガーリックの方を食べたかも^^;
パンはオイルを拭う用ですが、牡蠣が臭いとオイルも臭いのでそのままで。
Paxton AAA Shiraz -Grenache 2011 McLaren Vale
シラーとグルナッシュの濃厚なビオの赤ワインです。
Aus 牧草牛のリブアイ
こちらも前回も気になっていたオーストラリア牛のリブアイ。牧草牛と穀物牛があり、その違いを聞くと、牧草牛は、赤身で柔らかなフィレのような肉質で、穀物牛は脂がのり弾力があるそうです。赤身が好みなので牧草牛を300gオーダーしました。皮つきのまま揚げたジャガイモとガーリック、レモンを添えて。
ミディアムレアの焼き加減に仕上げたリブアイは、細かな繊維としっとりとした肉質の赤身で、塩胡椒だけでシンプルに美味しいです。ここは肉が旨いので、肉のオンパレード食べ比べでもいいかもしれないなあ。
カンガルーのモモステーキもあったので、機会あればまた。
「アロッサ」
東京都渋谷区松濤1−26−22
03‐3469‐0125
オーストラリアとオセアニア料理のお店です。先月も行ったんですけどね^^;
黒板メニューから選びます。
キノコとパクチー&ミントの爆弾
パクチーとミントの葉がどっさり山盛りのサラダ。下はいろんなマッシュルームや茸のマリネです。
混ぜていくと、茸のマリネオイルでパクチーやミントがしんなりとしてきてなじみます。
オーストラリアのスパークリングワインのロゼでスタート。
Aus産オーストリッチのカルパッチョ
前回気になっていたオーストラリアのダチョウのカルパッチョです。側面は軽く火入れしてたたきのようにしてスライス。葱やパセリ、パルミジャーノとドレッシングがかけてあります。赤身の馬肉刺しのような食感でしょうか。クセもないし、美味しいです。
Ashbrook Estate Chardonay 2012 Margaret River
トロピカルフルーツやメロンのような果実味と樽感のあるシャルドネです。
牡蠣のアヒージョ
たっぷり入ったガーリックオイルとベーコンで加熱した牡蠣のアヒージョ。ここの牡蠣は先月食べたタスマニアのキャッツアイが生臭かったので期待していなかったけど、アヒージョにしてもやっぱり臭かった。一粒だけw。牡蠣よりほくほくのガーリックの方を食べたかも^^;
パンはオイルを拭う用ですが、牡蠣が臭いとオイルも臭いのでそのままで。
Paxton AAA Shiraz -Grenache 2011 McLaren Vale
シラーとグルナッシュの濃厚なビオの赤ワインです。
Aus 牧草牛のリブアイ
こちらも前回も気になっていたオーストラリア牛のリブアイ。牧草牛と穀物牛があり、その違いを聞くと、牧草牛は、赤身で柔らかなフィレのような肉質で、穀物牛は脂がのり弾力があるそうです。赤身が好みなので牧草牛を300gオーダーしました。皮つきのまま揚げたジャガイモとガーリック、レモンを添えて。
ミディアムレアの焼き加減に仕上げたリブアイは、細かな繊維としっとりとした肉質の赤身で、塩胡椒だけでシンプルに美味しいです。ここは肉が旨いので、肉のオンパレード食べ比べでもいいかもしれないなあ。
カンガルーのモモステーキもあったので、機会あればまた。
「アロッサ」
東京都渋谷区松濤1−26−22
03‐3469‐0125
November 28, 2015
趙楊@新橋
「趙楊」に行きました。
チャイニーズも久しぶりです。
前菜
ちょっと遅れて参加したのですが、前菜がちゃんとあって良かった(ほっ)
ゴールド皮蛋、胡瓜、帆立、中華風ビーフジャーキー、蒸し鶏山椒ソース、クラゲと海苔の生春巻、ポルチーニのカレースパイス風味、湯葉巻、ゴーヤ煮、ブロッコリー四川トリュフ和え、海老葱和え、マコモダケ、チシャトウ。
いつもの定番な感じですが、どれも美味しいです。
スッポンとフォアグラの茶わん蒸し仕立てのスープ
朝鮮人参他、漢方食材でとった琵琶湖のスッポンのスープは下には、フォアグラの茶わん蒸しが入っています。衣笠茸やエンペラを浮かべて薬膳スープの旨みが凄いです。
驚いたのはフォアグラの茶わん蒸し。下処理で煮詰めて脂だけを取り除いて、旨みだけを閉じ込めてあります。フォアグラの脂は苦手な私ですが、これはちゃんと脂を取り除き、クリアなスープにも脂すら浮いてきません。そして旨みの宝庫的なスッポンの濃厚なスープがよく合います。
紹興酒は事前に花彫3年物を頼んだみたいですが、私は甕出しナチュラルが好きなので、追加で。
右は上記のもの。左はカラメル色素をつかっていない甕出し紹興酒。
私は後者の方が好みです。
ふかひれと四川トリュフ煮込み
香りは少ないので、トリュフオイルも使っているかもしれないけれど、吉切鮫の姿煮を堪能しました。
鱈とカリフラワーの青山椒ソース
鱈の身とカリフラワーとモロッコインゲン。この時期に四川ではフレッシュな青山椒が出るそうで、辛くないのに青山椒の香りが鼻腔を刺激する透き通ったスープが絶妙な味わい。
アキレスと緑豆
柔らかく煮こんだアキレス腱と緑豆のもやしの豆を上湯で煮込んで。これめちゃ旨いです。画像では表現できないけど、淡白なアキレスが豆の甘みを含んだ極上のソースに絡みぷりんと優しい味です。
白菜獅子頭砂鍋
事前に冬らしい鍋を食べたいとリクエストしていました。辛い砂鍋をイメージしていたら、獅子頭と白菜、茸、上海蟹卵や蟹味噌を溶かした全く辛くない鍋でした。
ここに無農薬の菊花を入れます。趙楊のお嬢さんの旦那が作っているそうです。
ぐつぐつ煮こまれて、大きな獅子頭も浮いてきました。
白菜の甘みと茸と菊花、上海蟹味噌の黄色いスープが充満しています。
香菜は好みでいれます。これも無農薬で菊花と同じく趙楊のお嬢さんの旦那が作っているそうです。
どっしりっと大きな豚肉団子に香菜が合うこと。
この禁断の黄金スープは、やばい美味しさ。具だけ食べてとっておいてくださいって言ってたけど全部飲んじゃったよ。
成都汁なし坦々麺
その昔は路上の屋台で麺と具を別に担ぎながら売っていたので、坦々麺と言われました。
挽肉、葱、ピーナッツ、香味だれを和えて。これを混ぜ合わせて食べます。
でも、今回は半分残して、蟹鍋のスープを入れてくださいと。全部飲んでしまったので、お隣からおこぼれをすみません^^;ちょっとお見苦しいけれど、絡んだスープがうま♪
元祖幻の麻婆豆腐
自家製のおぼろ豆腐を一度冷ましてから包丁は使わずに煮込みます。
山椒の香りと辛さの刺激。
ご飯は必須です。
黄玉粉
愛玉子の果実の種子で作ったゼリーとミルク。
今回は鍋メインで〆の坦々麺や麻婆豆腐以外は四川ぽい辛い料理はあまりなし。
辛いものが欲しいわけではないですが、ぼやけた料理だったかも。
私的には、ふかひれとかいらないし高級食材でなく、マニアック食材をアレンジして欲しいかな。
次回は四川春節料理をお題にしましたがどうなるかしら。
「趙楊」
東京都港区新橋1−5−5 グランベル銀座ビル7F
03‐3289‐2006
チャイニーズも久しぶりです。
前菜
ちょっと遅れて参加したのですが、前菜がちゃんとあって良かった(ほっ)
ゴールド皮蛋、胡瓜、帆立、中華風ビーフジャーキー、蒸し鶏山椒ソース、クラゲと海苔の生春巻、ポルチーニのカレースパイス風味、湯葉巻、ゴーヤ煮、ブロッコリー四川トリュフ和え、海老葱和え、マコモダケ、チシャトウ。
いつもの定番な感じですが、どれも美味しいです。
スッポンとフォアグラの茶わん蒸し仕立てのスープ
朝鮮人参他、漢方食材でとった琵琶湖のスッポンのスープは下には、フォアグラの茶わん蒸しが入っています。衣笠茸やエンペラを浮かべて薬膳スープの旨みが凄いです。
驚いたのはフォアグラの茶わん蒸し。下処理で煮詰めて脂だけを取り除いて、旨みだけを閉じ込めてあります。フォアグラの脂は苦手な私ですが、これはちゃんと脂を取り除き、クリアなスープにも脂すら浮いてきません。そして旨みの宝庫的なスッポンの濃厚なスープがよく合います。
紹興酒は事前に花彫3年物を頼んだみたいですが、私は甕出しナチュラルが好きなので、追加で。
右は上記のもの。左はカラメル色素をつかっていない甕出し紹興酒。
私は後者の方が好みです。
ふかひれと四川トリュフ煮込み
香りは少ないので、トリュフオイルも使っているかもしれないけれど、吉切鮫の姿煮を堪能しました。
鱈とカリフラワーの青山椒ソース
鱈の身とカリフラワーとモロッコインゲン。この時期に四川ではフレッシュな青山椒が出るそうで、辛くないのに青山椒の香りが鼻腔を刺激する透き通ったスープが絶妙な味わい。
アキレスと緑豆
柔らかく煮こんだアキレス腱と緑豆のもやしの豆を上湯で煮込んで。これめちゃ旨いです。画像では表現できないけど、淡白なアキレスが豆の甘みを含んだ極上のソースに絡みぷりんと優しい味です。
白菜獅子頭砂鍋
事前に冬らしい鍋を食べたいとリクエストしていました。辛い砂鍋をイメージしていたら、獅子頭と白菜、茸、上海蟹卵や蟹味噌を溶かした全く辛くない鍋でした。
ここに無農薬の菊花を入れます。趙楊のお嬢さんの旦那が作っているそうです。
ぐつぐつ煮こまれて、大きな獅子頭も浮いてきました。
白菜の甘みと茸と菊花、上海蟹味噌の黄色いスープが充満しています。
香菜は好みでいれます。これも無農薬で菊花と同じく趙楊のお嬢さんの旦那が作っているそうです。
どっしりっと大きな豚肉団子に香菜が合うこと。
この禁断の黄金スープは、やばい美味しさ。具だけ食べてとっておいてくださいって言ってたけど全部飲んじゃったよ。
成都汁なし坦々麺
その昔は路上の屋台で麺と具を別に担ぎながら売っていたので、坦々麺と言われました。
挽肉、葱、ピーナッツ、香味だれを和えて。これを混ぜ合わせて食べます。
でも、今回は半分残して、蟹鍋のスープを入れてくださいと。全部飲んでしまったので、お隣からおこぼれをすみません^^;ちょっとお見苦しいけれど、絡んだスープがうま♪
元祖幻の麻婆豆腐
自家製のおぼろ豆腐を一度冷ましてから包丁は使わずに煮込みます。
山椒の香りと辛さの刺激。
ご飯は必須です。
黄玉粉
愛玉子の果実の種子で作ったゼリーとミルク。
今回は鍋メインで〆の坦々麺や麻婆豆腐以外は四川ぽい辛い料理はあまりなし。
辛いものが欲しいわけではないですが、ぼやけた料理だったかも。
私的には、ふかひれとかいらないし高級食材でなく、マニアック食材をアレンジして欲しいかな。
次回は四川春節料理をお題にしましたがどうなるかしら。
「趙楊」
東京都港区新橋1−5−5 グランベル銀座ビル7F
03‐3289‐2006
November 27, 2015
松川@赤坂
「松川」に行きました。
日本に帰ってきて久しぶりの和食です。
De Venoge Lois XV 1996
ドゥ・ヴノージュのルイ・キャーンズの1996年ミレジメ。シャルドネとピノノアール半々ですが、最初は蜜香のアタック。そのあと、熟成感のあるまろやかな旨みのある味わいです。デキャンタのような形をした瓶は飲み終わった後も水差しなどに使えるようにガラスの栓がついています。
香箱蟹
間人蟹の雌の香箱蟹です。そっか、日本は蟹の季節になっていたのでした。
蒸したばかりの蟹の身と外子と内子。熟成したシャンパンがよく合います。
間人蟹の雄です。今年は漁も少なく大きさも小さいそうです。
といっても足も太く立派な蟹です。
焼き蟹
足は炭火で焼きます。
焼くと身が膨らんで美味しいです。今年初の間人蟹♪
鮑とキャビアの飯蒸し
三陸の鮑を蒸して、ベルーガキャビアをたっぷりとのせた飯蒸し。
赤貝
閖上の赤貝もまだ今年は漁が少ないそう。お店でも3個しか入らなかったそう。
そんな貴重な赤貝はまだ色も薄いですが、大きくて立派です。おかひじきを添えて。
蟹しんじょう椀
間人蟹の身とほうれん草、柚子皮を添えて。
松川さんのお出汁はいつも素晴らしいですが、日本に帰ってきて久々に頂くと鰹と昆布の美しいバランス。
中には蟹みそが入っていて、加熱されてふわふわに広がる蟹味噌としみ出る蟹の旨み。ああ〜しあわせ。
鯛とこのこ
淡路の鯛は塩で軽く締めて、このこと柚子皮の千切りをのせて。このこは炙らず生のままで、このわたのような上品な香りと旨味がよく合います。そのままでも美味しいですが、酢橘出汁につけるとさらに鯛の旨みも引きだされます。
蟹爪
間人蟹の爪は、さっと湯通しして、半生のお刺身で。蟹爪の短い繊維がとろとろで甘いです。
焼き蛤と餅の蕪蒸し
すりおろした蕪の下には焼き餅が入っています。焼き蛤をのせて。
マナガツオと柿なます
焼いたマナガツオと柿なますの白胡麻クリーム。揚げた銀杏とむかごを添えて。
蟹味噌の甲羅焼き
裏漉しした蟹味噌と蟹の身を入れ甲羅焼き。なめらかな蟹味噌がたまりません。
半分食べた後でご飯を入れて蟹味噌リゾット風に。
なめこおろし蕎麦
天然なめこと大根おろしをのせた冷たい蕎麦です。
ぐじ大根
大根とぐじのお出汁に柚子皮をのせて。
からすみ茶漬け
今年漬けたばかりのからすみをのせて。卵の粒がとても細かくねっとりとした食感。
ここで、また日本酒が欲しくなってしまうじゃないですか〜
炊き立てのご飯といくら。半月ぶりに白飯食べました。今までパンばかりでしたから・・・やっぱり私は米が好きです。松川さんの白飯といくら。白飯とじゃこでご飯は3杯おかわりしました(笑)
お汁粉
グレープフルーツ柑とシンデレラ柿にざくろを添えて。
欧州では最先端の料理を一皿一皿考えながら食べてきたわけですが、何も考えずに純粋に素晴らしい素材と向き合えるお料理に癒されました。そして、日本人で良かったなとあらためて実感。
「松川」
東京都港区赤坂1−11−6 赤坂テラスハウス1階
03‐6277‐7371
日本に帰ってきて久しぶりの和食です。
De Venoge Lois XV 1996
ドゥ・ヴノージュのルイ・キャーンズの1996年ミレジメ。シャルドネとピノノアール半々ですが、最初は蜜香のアタック。そのあと、熟成感のあるまろやかな旨みのある味わいです。デキャンタのような形をした瓶は飲み終わった後も水差しなどに使えるようにガラスの栓がついています。
香箱蟹
間人蟹の雌の香箱蟹です。そっか、日本は蟹の季節になっていたのでした。
蒸したばかりの蟹の身と外子と内子。熟成したシャンパンがよく合います。
間人蟹の雄です。今年は漁も少なく大きさも小さいそうです。
といっても足も太く立派な蟹です。
焼き蟹
足は炭火で焼きます。
焼くと身が膨らんで美味しいです。今年初の間人蟹♪
鮑とキャビアの飯蒸し
三陸の鮑を蒸して、ベルーガキャビアをたっぷりとのせた飯蒸し。
赤貝
閖上の赤貝もまだ今年は漁が少ないそう。お店でも3個しか入らなかったそう。
そんな貴重な赤貝はまだ色も薄いですが、大きくて立派です。おかひじきを添えて。
蟹しんじょう椀
間人蟹の身とほうれん草、柚子皮を添えて。
松川さんのお出汁はいつも素晴らしいですが、日本に帰ってきて久々に頂くと鰹と昆布の美しいバランス。
中には蟹みそが入っていて、加熱されてふわふわに広がる蟹味噌としみ出る蟹の旨み。ああ〜しあわせ。
鯛とこのこ
淡路の鯛は塩で軽く締めて、このこと柚子皮の千切りをのせて。このこは炙らず生のままで、このわたのような上品な香りと旨味がよく合います。そのままでも美味しいですが、酢橘出汁につけるとさらに鯛の旨みも引きだされます。
蟹爪
間人蟹の爪は、さっと湯通しして、半生のお刺身で。蟹爪の短い繊維がとろとろで甘いです。
焼き蛤と餅の蕪蒸し
すりおろした蕪の下には焼き餅が入っています。焼き蛤をのせて。
マナガツオと柿なます
焼いたマナガツオと柿なますの白胡麻クリーム。揚げた銀杏とむかごを添えて。
蟹味噌の甲羅焼き
裏漉しした蟹味噌と蟹の身を入れ甲羅焼き。なめらかな蟹味噌がたまりません。
半分食べた後でご飯を入れて蟹味噌リゾット風に。
なめこおろし蕎麦
天然なめこと大根おろしをのせた冷たい蕎麦です。
ぐじ大根
大根とぐじのお出汁に柚子皮をのせて。
からすみ茶漬け
今年漬けたばかりのからすみをのせて。卵の粒がとても細かくねっとりとした食感。
ここで、また日本酒が欲しくなってしまうじゃないですか〜
炊き立てのご飯といくら。半月ぶりに白飯食べました。今までパンばかりでしたから・・・やっぱり私は米が好きです。松川さんの白飯といくら。白飯とじゃこでご飯は3杯おかわりしました(笑)
お汁粉
グレープフルーツ柑とシンデレラ柿にざくろを添えて。
欧州では最先端の料理を一皿一皿考えながら食べてきたわけですが、何も考えずに純粋に素晴らしい素材と向き合えるお料理に癒されました。そして、日本人で良かったなとあらためて実感。
「松川」
東京都港区赤坂1−11−6 赤坂テラスハウス1階
03‐6277‐7371
November 26, 2015
オテル・デ・ヨシノ@和歌山
欧州から帰国当日。ストックホルムからフランクフルトかつ関西空港経由だったので、朝に関空到着後、和歌山に向かい「オテル・ド・ヨシノ」に行きました。
たまたま「オテル・ド・ヨシノ」の10周年企画で吉野シェフと「ラ・ブランシュ」の田代シェフのとのコラボイベント。大御所のお二人が競演されるという贅沢企画。
ソムリエの松岡さんもこのイベントの時には復活して沢山のワインをマリアージュしてくださいました。
Krug Grande Cuvee
華やかなイベントにふさわしい一杯。長いフライトの疲れをまず泡で癒します。
グジェール。
白トリュフはオプションですが、次の料理にもちろんオーダー。
お料理は田代シェフと吉野シェフのお料理が交互に出てきます。
まずは田代シェフから。
キクイモのポタージュ
菊芋のポタージュと葡萄のコンフィ。見えなくなるくらい白トリュフをトッピング。
菊芋と白トリュフって見た目も似ているけれど、いい相性。
Saint-Amour 2009 Frank Juillard
ガメイの赤ワイン。クリアだけど濃厚な味わい。
和牛 ボルシチスタイルで
吉野シェフからボルシチの再構築。牛肉のコンソメの上に、ビーツとヨーグルトのエスプーマ。中には、玉葱のムースと牛肉のリエットが入っています。ビーツは優しい香りだけを保ち、余分な土くさいえぐみは綺麗に取り除いてあり、あえてサワークリームでなくヨーグルトを使うことでほのかな酸味と共にふわりと溶けていきます。
Clos Rebberg Riesling 2005 Marc Kreyden Weiss
アルザスのリースリングで。すっきりとした甘みと芳醇なコク。
イワシとジャガイモの重ね焼き、トリュフ風味
田代シェフのスペシャリテです。彼の店では10年前から何度も食べているけれど、脂ののったイワシと柔らかなジャガイモをベーコンで巻き、黒オリーブやアンチョビ、トリュフの風味も加わったテリーヌ。
濃厚なバターとクリームのスープは、彼の店だとなみなみとコーヒーカップに注いであったりしますが、こちらでは上品に少しだけ(笑)一口テリーヌを食べてスープを飲み、さらに一口・・・
その奥深い味わいは、リースリングを飲むとまた格別な味になります。
いつもより塩加減も抑え目で綺麗な仕立てでした^^;
Biere "NAGUSA”
和歌山の渚ビール。5種の麦芽と4種のホップをブレンドしたそうです。
次のフォアグラ料理に合わせてくださいと。
シュープリーズ ド フォアグラ
キャラメリゼした飴細工のドーム。塩を少し加えたクリームとピンクペッパーを添えて。
パリッと割ると中にはフォアグラのテリーヌのエスプーマが入っています。下にはイチジクとピスタチオのクリーム。フォアグラがなんとも優しい味わいでデセールのよう。まさにびっくりフォアグラ!
ビーツのエスプーマもそうだったけれど、今にしてただその技法だけでエスプーマを使っているシェフが多い中、吉野シェフは現代料理をこなしています。フランス料理では需要のあるフォアグラですが、私は正直食べ飽きていて重たいテリーヌなんかはいらないってくらいなのですが、軽々と仕上げ、その中にもフォアグラの旨みはしっかりと残していました。
Calvados Ch.du Breuil
カルヴァドスは最後の一口できりりと締めてくださいと。
バケットとデニッシュブレッド。
パンもこの日はいろんな種類がありました。
Chassagne Montrachet 2009 1er Boudriotte Ramonet
ラモネのシャサーニュモンラッシュ。
アマダイのうろここんがり焼き、キャベツソース
この料理も田代シェフのスペシャリテです。
静岡のキャベツを使ったそうですが、まだまだ繊維質が硬く、シェフの思い描くソースには到達していないかも。
下にはアマダイの鱗をこんがりと揚げていますが、鱗の下処理がイマイチで口に残るのが残念でした。
まあ、大箱のイベントでやっているので仕方ありません。私はキャベツの甘い2月か3月の時期に行くけれど、その時期にしか味わえないはキャベツの甘みとチキンスープの凝縮した味わいが素晴らしいのです。
今回はさっぱりと仕上げてありました。
ここでココットの中にソローニュの鴨。
銀座店の支配人が自らデコパージュしてくださいました。
そのナイフ捌きはお見事です。
Nuits St George 1er Cru Aux Boudots 2006 Jean Grivot
なめらかなベルベットのような舌触りにカシスやベリーの落ち着いた果実味。
コルベール鴨のココット
ココット蒸ししてデコパジューしたソローニュの鴨胸肉とササミ。リンゴの赤ワイン煮、トランペット茸やスイスチャード、ポテトのピュレ。
そして、添えてあるステークアッシュが素晴らしい。豚、牛、鴨のミンチに砂肝をのせて。
これがめっちゃ美味いんですけど。
腿肉はサラダ仕立てにして。
Ch.Haut -Brion 2001
これまた贅沢なワイン。エレガントさが際立っています。
赤ワインを色々頂いたので、フロマージュも久しぶりに。
エポワス。
Savigny-les-Beaune 1998 Simon bize
サヴィニ・レ・ボーヌの古酒。フランボワーズや焼いた赤い果実の香り。果実はあまり焼かないけれどそんな印象。
その他もフロマージュは、コンテ24か月、ポンテックカルヴァドスやシェーブルいろいろ。
ここで吉野シェフと田代シエフが登場。
フレンチの巨匠のコラボのお話をいろいろ聞きました。
交互に出てくるお料理はお互いを意識しながらここでしか味わうことのできない競演。
おこがましいですが、こういう企画だからできる贅沢なお料理。
素晴らしいお料理をありがとうございました。
Muscadet de Sevre & Maine 2013 David &Duvallet
ミュスカデ。
ブラマンジェ キャラメルアイスクリーム添え
Ch.Clos Haut Peyraguey 1999
ソーテルヌです。
モネの愛したクリスマスプティング
黒い塊がモネが愛したというパンプティングにシャンティを添えて。これ自体は普通。
焦がしバターのアイスクリーム、ラム酒のゼリー、イチジク、洋梨のピュレ、カスタードクリーム。
小菓子
レーズンバターサブレ、栗のクグロフ、冬苺という赤スグリのような実と揚げ米の稲穂を添えて。
さすがに欧州からの旅の疲れと時差ぼけもあり、眠くなってきました。
東京に帰ります。
「オテル・ド・ヨシノ」
和歌山県和歌山市手平2−1−2 ビッグ愛12F
073‐422‐0001
たまたま「オテル・ド・ヨシノ」の10周年企画で吉野シェフと「ラ・ブランシュ」の田代シェフのとのコラボイベント。大御所のお二人が競演されるという贅沢企画。
ソムリエの松岡さんもこのイベントの時には復活して沢山のワインをマリアージュしてくださいました。
Krug Grande Cuvee
華やかなイベントにふさわしい一杯。長いフライトの疲れをまず泡で癒します。
グジェール。
白トリュフはオプションですが、次の料理にもちろんオーダー。
お料理は田代シェフと吉野シェフのお料理が交互に出てきます。
まずは田代シェフから。
キクイモのポタージュ
菊芋のポタージュと葡萄のコンフィ。見えなくなるくらい白トリュフをトッピング。
菊芋と白トリュフって見た目も似ているけれど、いい相性。
Saint-Amour 2009 Frank Juillard
ガメイの赤ワイン。クリアだけど濃厚な味わい。
和牛 ボルシチスタイルで
吉野シェフからボルシチの再構築。牛肉のコンソメの上に、ビーツとヨーグルトのエスプーマ。中には、玉葱のムースと牛肉のリエットが入っています。ビーツは優しい香りだけを保ち、余分な土くさいえぐみは綺麗に取り除いてあり、あえてサワークリームでなくヨーグルトを使うことでほのかな酸味と共にふわりと溶けていきます。
Clos Rebberg Riesling 2005 Marc Kreyden Weiss
アルザスのリースリングで。すっきりとした甘みと芳醇なコク。
イワシとジャガイモの重ね焼き、トリュフ風味
田代シェフのスペシャリテです。彼の店では10年前から何度も食べているけれど、脂ののったイワシと柔らかなジャガイモをベーコンで巻き、黒オリーブやアンチョビ、トリュフの風味も加わったテリーヌ。
濃厚なバターとクリームのスープは、彼の店だとなみなみとコーヒーカップに注いであったりしますが、こちらでは上品に少しだけ(笑)一口テリーヌを食べてスープを飲み、さらに一口・・・
その奥深い味わいは、リースリングを飲むとまた格別な味になります。
いつもより塩加減も抑え目で綺麗な仕立てでした^^;
Biere "NAGUSA”
和歌山の渚ビール。5種の麦芽と4種のホップをブレンドしたそうです。
次のフォアグラ料理に合わせてくださいと。
シュープリーズ ド フォアグラ
キャラメリゼした飴細工のドーム。塩を少し加えたクリームとピンクペッパーを添えて。
パリッと割ると中にはフォアグラのテリーヌのエスプーマが入っています。下にはイチジクとピスタチオのクリーム。フォアグラがなんとも優しい味わいでデセールのよう。まさにびっくりフォアグラ!
ビーツのエスプーマもそうだったけれど、今にしてただその技法だけでエスプーマを使っているシェフが多い中、吉野シェフは現代料理をこなしています。フランス料理では需要のあるフォアグラですが、私は正直食べ飽きていて重たいテリーヌなんかはいらないってくらいなのですが、軽々と仕上げ、その中にもフォアグラの旨みはしっかりと残していました。
Calvados Ch.du Breuil
カルヴァドスは最後の一口できりりと締めてくださいと。
バケットとデニッシュブレッド。
パンもこの日はいろんな種類がありました。
Chassagne Montrachet 2009 1er Boudriotte Ramonet
ラモネのシャサーニュモンラッシュ。
アマダイのうろここんがり焼き、キャベツソース
この料理も田代シェフのスペシャリテです。
静岡のキャベツを使ったそうですが、まだまだ繊維質が硬く、シェフの思い描くソースには到達していないかも。
下にはアマダイの鱗をこんがりと揚げていますが、鱗の下処理がイマイチで口に残るのが残念でした。
まあ、大箱のイベントでやっているので仕方ありません。私はキャベツの甘い2月か3月の時期に行くけれど、その時期にしか味わえないはキャベツの甘みとチキンスープの凝縮した味わいが素晴らしいのです。
今回はさっぱりと仕上げてありました。
ここでココットの中にソローニュの鴨。
銀座店の支配人が自らデコパージュしてくださいました。
そのナイフ捌きはお見事です。
Nuits St George 1er Cru Aux Boudots 2006 Jean Grivot
なめらかなベルベットのような舌触りにカシスやベリーの落ち着いた果実味。
コルベール鴨のココット
ココット蒸ししてデコパジューしたソローニュの鴨胸肉とササミ。リンゴの赤ワイン煮、トランペット茸やスイスチャード、ポテトのピュレ。
そして、添えてあるステークアッシュが素晴らしい。豚、牛、鴨のミンチに砂肝をのせて。
これがめっちゃ美味いんですけど。
腿肉はサラダ仕立てにして。
Ch.Haut -Brion 2001
これまた贅沢なワイン。エレガントさが際立っています。
赤ワインを色々頂いたので、フロマージュも久しぶりに。
エポワス。
Savigny-les-Beaune 1998 Simon bize
サヴィニ・レ・ボーヌの古酒。フランボワーズや焼いた赤い果実の香り。果実はあまり焼かないけれどそんな印象。
その他もフロマージュは、コンテ24か月、ポンテックカルヴァドスやシェーブルいろいろ。
ここで吉野シェフと田代シエフが登場。
フレンチの巨匠のコラボのお話をいろいろ聞きました。
交互に出てくるお料理はお互いを意識しながらここでしか味わうことのできない競演。
おこがましいですが、こういう企画だからできる贅沢なお料理。
素晴らしいお料理をありがとうございました。
Muscadet de Sevre & Maine 2013 David &Duvallet
ミュスカデ。
ブラマンジェ キャラメルアイスクリーム添え
Ch.Clos Haut Peyraguey 1999
ソーテルヌです。
モネの愛したクリスマスプティング
黒い塊がモネが愛したというパンプティングにシャンティを添えて。これ自体は普通。
焦がしバターのアイスクリーム、ラム酒のゼリー、イチジク、洋梨のピュレ、カスタードクリーム。
小菓子
レーズンバターサブレ、栗のクグロフ、冬苺という赤スグリのような実と揚げ米の稲穂を添えて。
さすがに欧州からの旅の疲れと時差ぼけもあり、眠くなってきました。
東京に帰ります。
「オテル・ド・ヨシノ」
和歌山県和歌山市手平2−1−2 ビッグ愛12F
073‐422‐0001
November 25, 2015
Esperanto〜Vol.2〜@スウェーデン
「Esperanto」の後半です。
86か月、7歳のノルウェーの雌牛のドライエイジングの肉をこれから調理してくださるそうです。
カトラリーは折りたたみナイフとフォーク。
Evening Land Silver label Seven Springs Vineyard 2012 Eola-Amity Hills
オレゴンのピノノアール。カルフォルニアらしい明るいベリーの果実味となめらかなタンニン。
Very lightly grilled dairy cow and old garlic
まず、出てきたお皿に驚きました。
黒ニンニクのピュレとオニオンジュレ、リークの根なのですが、黒ニンニクのピュレが土の中に伸びている根をイメージしているのでしょう。美しい。
先程の牛肉を薄切りにしてさっと炙ったもの。
その牛肉をのせて、黒ニンニクのピュレに絡めて食べるのですが、抑制された黒ニンニクのやオニオンの風味と牛肉の旨みが合わさり、とても美味しいです。ヨーロッパではイタリアのタリアータ以外では薄切りの牛肉を食べることはないけれど、タリアータは叩いて薄くのばすので、肉の繊維が壊れてしまうし、あれは別物。
これはやはり日本のしゃぶしゃぶや焼肉に影響を受けているのでしょうね。でも、レアな火入れがとても繊細で柔らかな牛肉の旨みを格別です。
プーアール茶にドライマッシュルームを入れて煎じたもの。
濃厚な色をしていますが、ドライセップや椎茸も入っているのかな。
肉と一緒に味わうと茸の香りがふんわりと香り、牛肉の旨みを引きだします。
そして、プーアルが脂を切ってくれる。これは、赤ワインよりもこのプーアル茸茶が合いました。
Porridge and mushrooms concering the autumn
穀物のお粥。スウェーデンではよく出てくる料理で、ホテルの朝ご飯にも必ずありますが、いろいろな穀物やヒマワリの種などシード類も一緒に炊いて。そこにシャントレル、トランペット、マッシュルームスライス、スウェーデンの秋トリュフを重ね、苔のフライをのせて。
ここに茸のスープをかけます。
濃厚な茸の旨みです。
Baked Jerusalem artichoke with white truffeles
2005年のオープンから10周年記念ということで、エクストラメニュー。
茸の茶わん蒸しに、菊芋のチップスとアルバの白トリュフ。
大きな塊の白トリュフを厚切りにスライスして、鴨の脂をかけます。菊芋と白トリュフは塊の見た目も似ているけれど、相性がいいんです。官能的な香りのサプライズです!
Kirchspiel Riesling ,2011 Keller Rheinhessen
ドイツのリースリング。これも甘口の白ワインです。
ジュースペアリングは、ほうれん草とセロリのジュース。
Charcoal baked leek in coagulated milk with thin squid and cress veloute
クレソンのブルーテ。
ポロ葱の湯葉巻きに、スウェーデンの小イカを薄くスライスして、さっと炙ったものを添えてスープを注ぎます。
イカの柔らかでレアな甘みがたまりません、
Chablis 1er Cru Cote de Lechet 2013 La Chablisienne
シャブリは青林檎やライムの香りとすっきりとした酸味。ペアリングのジュースは燻製香をつけた青林檎のジュースでした。
Turbot in Konbu ,roasted potato water ,and fried oat
昆布!と思ったら、その下には・・・
ノルウェーの釣りのチュルボは、昆布締めしてから低温調理して、完璧な火入れです。味噌ペーストの粉を混ぜて揚げた麦とじゃがいものクロケットとじゃがいもの皮のソース。燻製香がほのかに香ります。
Cornas Guranit 60 2012 Domaine vincent paris、Rhone
赤ワインは写真撮り忘れました。グルナッシュの黒いルビー色で、カシスやブラックベリーやスパイスの香り。
愛と刻印された木の箱がお箸と共に出てきました。
Autumn lanb with onion and pickled cabbage
中にはこんがりと焼いた仔羊が入っています。
ストックホルムから5キロくらい離れた郊外の牧場で飼育している1歳の仔羊だそう。
仔羊の上には、焦がしバターとマスタードシードのソースをかけて。
付け合せの盛り付けがまた美しいです。玉葱の表皮のチュイルは枝のように細長く伸びています。その上には、玉葱の間にある半透明の薄皮をのせて。
小玉葱の中には、ラムのレバーや茸、酢漬けにしたキャベツのレギュームが入っています。
Apple and chrysanthemum gateau with browned Swedish maple
リンゴとキクを使った薄いディスクの上に、木の枝をイメージしたチュイルをのせ、スウェーデンのメイプルシロップをのせて。
Furmit Lapis 2009 Kiralyudvae ,Tokaj
甘口のトカイワインがデザートワイン。
Beetroot ,dulse and liquorice
ビーツとダルスの球体のアイスクリームに、リコリスのソルベ。
煎茶とブラックカラントの葉のお茶です。
Cloudberris - Blueberries - Raspberries
スウェーデンで行った3軒の中では一番繊細で一番好みなレストランでした。
皿数が多いにも関わらず、全体的に濁りが無く透明感のある味わいで、最後まで重くなることなくすっきりと食べることができたし、見た目の美しさも味も感動しました。
ダシの取り方や塩使いも過剰ではないし、凝った盛り付けの中にピュアな素材の味を大事にする丁寧な仕事。
料理は全て美味しかったし、アジア人のデリケートな感性と技術を感じました。
サービスも、雰囲気も文句ないです。
次回は寿司の「イモウト」にも行ってみたいです。
スウェーデンも初めての訪問でしたが、町や空港で売っているサンドイッチとかもとても美味しいし、食文化の高さを感じました。物価も高いけどね(汗)
というわけで日本に帰ります。
「Esperanto」
Krungstensgaten 2, Stockholm
+46 86 96 23 23
86か月、7歳のノルウェーの雌牛のドライエイジングの肉をこれから調理してくださるそうです。
カトラリーは折りたたみナイフとフォーク。
Evening Land Silver label Seven Springs Vineyard 2012 Eola-Amity Hills
オレゴンのピノノアール。カルフォルニアらしい明るいベリーの果実味となめらかなタンニン。
Very lightly grilled dairy cow and old garlic
まず、出てきたお皿に驚きました。
黒ニンニクのピュレとオニオンジュレ、リークの根なのですが、黒ニンニクのピュレが土の中に伸びている根をイメージしているのでしょう。美しい。
先程の牛肉を薄切りにしてさっと炙ったもの。
その牛肉をのせて、黒ニンニクのピュレに絡めて食べるのですが、抑制された黒ニンニクのやオニオンの風味と牛肉の旨みが合わさり、とても美味しいです。ヨーロッパではイタリアのタリアータ以外では薄切りの牛肉を食べることはないけれど、タリアータは叩いて薄くのばすので、肉の繊維が壊れてしまうし、あれは別物。
これはやはり日本のしゃぶしゃぶや焼肉に影響を受けているのでしょうね。でも、レアな火入れがとても繊細で柔らかな牛肉の旨みを格別です。
プーアール茶にドライマッシュルームを入れて煎じたもの。
濃厚な色をしていますが、ドライセップや椎茸も入っているのかな。
肉と一緒に味わうと茸の香りがふんわりと香り、牛肉の旨みを引きだします。
そして、プーアルが脂を切ってくれる。これは、赤ワインよりもこのプーアル茸茶が合いました。
Porridge and mushrooms concering the autumn
穀物のお粥。スウェーデンではよく出てくる料理で、ホテルの朝ご飯にも必ずありますが、いろいろな穀物やヒマワリの種などシード類も一緒に炊いて。そこにシャントレル、トランペット、マッシュルームスライス、スウェーデンの秋トリュフを重ね、苔のフライをのせて。
ここに茸のスープをかけます。
濃厚な茸の旨みです。
Baked Jerusalem artichoke with white truffeles
2005年のオープンから10周年記念ということで、エクストラメニュー。
茸の茶わん蒸しに、菊芋のチップスとアルバの白トリュフ。
大きな塊の白トリュフを厚切りにスライスして、鴨の脂をかけます。菊芋と白トリュフは塊の見た目も似ているけれど、相性がいいんです。官能的な香りのサプライズです!
Kirchspiel Riesling ,2011 Keller Rheinhessen
ドイツのリースリング。これも甘口の白ワインです。
ジュースペアリングは、ほうれん草とセロリのジュース。
Charcoal baked leek in coagulated milk with thin squid and cress veloute
クレソンのブルーテ。
ポロ葱の湯葉巻きに、スウェーデンの小イカを薄くスライスして、さっと炙ったものを添えてスープを注ぎます。
イカの柔らかでレアな甘みがたまりません、
Chablis 1er Cru Cote de Lechet 2013 La Chablisienne
シャブリは青林檎やライムの香りとすっきりとした酸味。ペアリングのジュースは燻製香をつけた青林檎のジュースでした。
Turbot in Konbu ,roasted potato water ,and fried oat
昆布!と思ったら、その下には・・・
ノルウェーの釣りのチュルボは、昆布締めしてから低温調理して、完璧な火入れです。味噌ペーストの粉を混ぜて揚げた麦とじゃがいものクロケットとじゃがいもの皮のソース。燻製香がほのかに香ります。
Cornas Guranit 60 2012 Domaine vincent paris、Rhone
赤ワインは写真撮り忘れました。グルナッシュの黒いルビー色で、カシスやブラックベリーやスパイスの香り。
愛と刻印された木の箱がお箸と共に出てきました。
Autumn lanb with onion and pickled cabbage
中にはこんがりと焼いた仔羊が入っています。
ストックホルムから5キロくらい離れた郊外の牧場で飼育している1歳の仔羊だそう。
仔羊の上には、焦がしバターとマスタードシードのソースをかけて。
付け合せの盛り付けがまた美しいです。玉葱の表皮のチュイルは枝のように細長く伸びています。その上には、玉葱の間にある半透明の薄皮をのせて。
小玉葱の中には、ラムのレバーや茸、酢漬けにしたキャベツのレギュームが入っています。
Apple and chrysanthemum gateau with browned Swedish maple
リンゴとキクを使った薄いディスクの上に、木の枝をイメージしたチュイルをのせ、スウェーデンのメイプルシロップをのせて。
Furmit Lapis 2009 Kiralyudvae ,Tokaj
甘口のトカイワインがデザートワイン。
Beetroot ,dulse and liquorice
ビーツとダルスの球体のアイスクリームに、リコリスのソルベ。
煎茶とブラックカラントの葉のお茶です。
Cloudberris - Blueberries - Raspberries
スウェーデンで行った3軒の中では一番繊細で一番好みなレストランでした。
皿数が多いにも関わらず、全体的に濁りが無く透明感のある味わいで、最後まで重くなることなくすっきりと食べることができたし、見た目の美しさも味も感動しました。
ダシの取り方や塩使いも過剰ではないし、凝った盛り付けの中にピュアな素材の味を大事にする丁寧な仕事。
料理は全て美味しかったし、アジア人のデリケートな感性と技術を感じました。
サービスも、雰囲気も文句ないです。
次回は寿司の「イモウト」にも行ってみたいです。
スウェーデンも初めての訪問でしたが、町や空港で売っているサンドイッチとかもとても美味しいし、食文化の高さを感じました。物価も高いけどね(汗)
というわけで日本に帰ります。
「Esperanto」
Krungstensgaten 2, Stockholm
+46 86 96 23 23
Esperanto〜Vol.1〜@スウェーデン
エステルスンドから再びストックホルムに向かいます。
路面は凍っていてめちゃ寒いけれど、空港での夕日が綺麗でした。
そして、旅行の最終日の夜「Esperanto」に行きました。
2005年にオープンして、2007年にミシュラン獲得。2014年にはスウェーデンのホワイトガイドで1位になったお店です。日本料理にインスピレーションを受けたというタイ人のシェフ、サーヤン氏が作るお料理はどんなものがでてくるか楽しみです。
まずは、手前のウェイティングスペースでアペリティフを頂きます。
キャンドルの炎が揺らめいています。長かったヨーロッパの旅も今夜で終わりだと思うと、なんだか寂しい気分。
シャンパンはDiebolt Vallois
ここで、一口アミューズ。
グジェールの中にチーズととびっこが入っています。上には松の新芽のパウダーをかけて。
暖炉の灯りの中、シェフの料理本を眺めていると、日本酒のボトルや梅酒の写真がそのまま掲載されていて、ちょっと笑いました。
そして、明るいダイニングテーブルに移動します。右の坊主頭がシェフです。
おしぼりは、ジェニパーの香るお湯をかけてでてきました。
そして、おしぼりがのっていてトレイには「愛」と書かれていました(笑)
最初はいくつかのスナックから始まります。
Cold cuts
豚バラ肉を醤油と味醂とマヨネーズに漬け、ドライエイジングしたというハムをスライスして。
Chawanmushi,lumpfish roe
茶わん蒸しにランプフィッシュの卵をのせて。
Potatoes and mushrooms
ジャガイモのクリスプの上に、トランペット茸のパウダーをのせて、マッシュルームのクリームと苔のフライ。
Fish skin ,whiskeld sea meringue, crispy fish broth
鯉の皮を揚げたものと鱈のブロスをチュイルにして、海苔のパウダーをかけて。
Dried celeriac with pear ,baked eggplant
洋梨と根セロリのピュレをシート状のばして筒状にし、乾燥させた生地の中に、燻製させた茄子と味噌のソースが入っています。
Fennel roots and wild duck
フェンネルの根っこを揚げて、鴨のコンフィとマヨネーズ。
Stewed turbot skirt in milk skin
燻製香をつけて揚げた湯葉の中には、ニンニクとディル風味の平目のエンガワのタルタルが入っています。
未来系焼売のイメージでした(笑)
Pumpkin pie
カボチャのピュレが入ったパイです。
Muremure bdb brut nature ,J.-L Vergnon
ミュルミュルとはささやく意味だそうで、エレガントで静かな泡立ちの自然派のシャンパーニュです。
そして、キャビアが出てきました。フィンランド産のキャビアだそうです。
Gently heated silk tofu ,oyster dashi, and caviar
絹ごし豆腐の上に、牡蠣のダシをかけて、キャビアをたっぷりとのせます。
牡蠣のダシとは思えない澄んだ綺麗なスープでした。
胡瓜とレモンジュースはノンアルコールペアリング。
最初に胡瓜と柑橘のジュースを使うところは多いです。
Dried buck wheat with scallop and lovage
蕎麦の実のチュイルの上に、生の帆立のスライスとラベージのペースト。ニンニクのチップやポテトのクリスプものせてあります。
寿司屋のような手ふき(笑)
それもそのはず、このお店の横のブースには、寿司カウンターがあり、「イモウト」という名前の店を営業しています。姉妹店てことか!?
モンゴル人の方が握っているそうですが、サーヤンシェフもスシマイスターだとか。
ここの寿司も気になります〜。次回来たときには・・・
Poire Granit , 2013 Eric Bordelet
洋梨で作ったシードルのような微発泡ワインです。ほんのりと甘口でフルーティ。
Bread
まず出てきたのは、燻製の香りをつけて乾燥させたバターのシートと乾燥ケールにチキンのコンソメをかけたものです。
そして、焼き立てのパン。
パンはちぎって、このチキンコンソメと溶け出すバターに浸しながら食べます。パンを料理の一皿として出すのは、Frantzenでもありましたが、スープに浸して食べるという発想は面白いし、何よりコンソメが美味しい。ここでは、ちゃんとパンの料理を完結させてあります。
Ried Lamm Gruner Veltliner 2013 Scholoss Gobelsburg
オーストリアの比較的甘口の白ワインです。
ジュースペアリングは、パンプキンとシーバックソーンでした。
Pulled egg,oxidized apple juice ,and frozen daikon
ポーチドエッグに酸化熟成させたリンゴジュース、カリカリに乾燥させたキャベツやそのピュレ、パンプキンシードを砕いたもの、上にはいろんなハーブがのっています。
液体窒素で固めた大根のソルベ。
この大根のソルベをかけると、雪が降り積もった緑の大地のようなビジュアルになります。
中の半熟卵を割ると、黄身が溢れてきます。カリカリに乾燥させたキャベツは、少し水分を含んで、サクサクと霜柱のような食感。パンプキンシードは土のようにざくっとしたジャリ感。溶けた大根ソルベの塩気やビネガーのように酸化熟成したリンゴジュースの酸味と共に、バランスよく仕上がっています。この計算された料理は見事でした。
まだまだ前半始まったばかりですが、繊細な味付けと芸術的なセンスに驚きました。
シェフは足フェチなのかしら(笑)
後半に続きます。。。
「Esperanto」
Krungstensgaten 2, Stockholm 、Sweden
+46 86 96 23 23
路面は凍っていてめちゃ寒いけれど、空港での夕日が綺麗でした。
そして、旅行の最終日の夜「Esperanto」に行きました。
2005年にオープンして、2007年にミシュラン獲得。2014年にはスウェーデンのホワイトガイドで1位になったお店です。日本料理にインスピレーションを受けたというタイ人のシェフ、サーヤン氏が作るお料理はどんなものがでてくるか楽しみです。
まずは、手前のウェイティングスペースでアペリティフを頂きます。
キャンドルの炎が揺らめいています。長かったヨーロッパの旅も今夜で終わりだと思うと、なんだか寂しい気分。
シャンパンはDiebolt Vallois
ここで、一口アミューズ。
グジェールの中にチーズととびっこが入っています。上には松の新芽のパウダーをかけて。
暖炉の灯りの中、シェフの料理本を眺めていると、日本酒のボトルや梅酒の写真がそのまま掲載されていて、ちょっと笑いました。
そして、明るいダイニングテーブルに移動します。右の坊主頭がシェフです。
おしぼりは、ジェニパーの香るお湯をかけてでてきました。
そして、おしぼりがのっていてトレイには「愛」と書かれていました(笑)
最初はいくつかのスナックから始まります。
Cold cuts
豚バラ肉を醤油と味醂とマヨネーズに漬け、ドライエイジングしたというハムをスライスして。
Chawanmushi,lumpfish roe
茶わん蒸しにランプフィッシュの卵をのせて。
Potatoes and mushrooms
ジャガイモのクリスプの上に、トランペット茸のパウダーをのせて、マッシュルームのクリームと苔のフライ。
Fish skin ,whiskeld sea meringue, crispy fish broth
鯉の皮を揚げたものと鱈のブロスをチュイルにして、海苔のパウダーをかけて。
Dried celeriac with pear ,baked eggplant
洋梨と根セロリのピュレをシート状のばして筒状にし、乾燥させた生地の中に、燻製させた茄子と味噌のソースが入っています。
Fennel roots and wild duck
フェンネルの根っこを揚げて、鴨のコンフィとマヨネーズ。
Stewed turbot skirt in milk skin
燻製香をつけて揚げた湯葉の中には、ニンニクとディル風味の平目のエンガワのタルタルが入っています。
未来系焼売のイメージでした(笑)
Pumpkin pie
カボチャのピュレが入ったパイです。
Muremure bdb brut nature ,J.-L Vergnon
ミュルミュルとはささやく意味だそうで、エレガントで静かな泡立ちの自然派のシャンパーニュです。
そして、キャビアが出てきました。フィンランド産のキャビアだそうです。
Gently heated silk tofu ,oyster dashi, and caviar
絹ごし豆腐の上に、牡蠣のダシをかけて、キャビアをたっぷりとのせます。
牡蠣のダシとは思えない澄んだ綺麗なスープでした。
胡瓜とレモンジュースはノンアルコールペアリング。
最初に胡瓜と柑橘のジュースを使うところは多いです。
Dried buck wheat with scallop and lovage
蕎麦の実のチュイルの上に、生の帆立のスライスとラベージのペースト。ニンニクのチップやポテトのクリスプものせてあります。
寿司屋のような手ふき(笑)
それもそのはず、このお店の横のブースには、寿司カウンターがあり、「イモウト」という名前の店を営業しています。姉妹店てことか!?
モンゴル人の方が握っているそうですが、サーヤンシェフもスシマイスターだとか。
ここの寿司も気になります〜。次回来たときには・・・
Poire Granit , 2013 Eric Bordelet
洋梨で作ったシードルのような微発泡ワインです。ほんのりと甘口でフルーティ。
Bread
まず出てきたのは、燻製の香りをつけて乾燥させたバターのシートと乾燥ケールにチキンのコンソメをかけたものです。
そして、焼き立てのパン。
パンはちぎって、このチキンコンソメと溶け出すバターに浸しながら食べます。パンを料理の一皿として出すのは、Frantzenでもありましたが、スープに浸して食べるという発想は面白いし、何よりコンソメが美味しい。ここでは、ちゃんとパンの料理を完結させてあります。
Ried Lamm Gruner Veltliner 2013 Scholoss Gobelsburg
オーストリアの比較的甘口の白ワインです。
ジュースペアリングは、パンプキンとシーバックソーンでした。
Pulled egg,oxidized apple juice ,and frozen daikon
ポーチドエッグに酸化熟成させたリンゴジュース、カリカリに乾燥させたキャベツやそのピュレ、パンプキンシードを砕いたもの、上にはいろんなハーブがのっています。
液体窒素で固めた大根のソルベ。
この大根のソルベをかけると、雪が降り積もった緑の大地のようなビジュアルになります。
中の半熟卵を割ると、黄身が溢れてきます。カリカリに乾燥させたキャベツは、少し水分を含んで、サクサクと霜柱のような食感。パンプキンシードは土のようにざくっとしたジャリ感。溶けた大根ソルベの塩気やビネガーのように酸化熟成したリンゴジュースの酸味と共に、バランスよく仕上がっています。この計算された料理は見事でした。
まだまだ前半始まったばかりですが、繊細な味付けと芸術的なセンスに驚きました。
シェフは足フェチなのかしら(笑)
後半に続きます。。。
「Esperanto」
Krungstensgaten 2, Stockholm 、Sweden
+46 86 96 23 23
November 24, 2015
Faviken magasinet〜Vol.2〜@スウェーデン
「Faviken magasinet」の後半です。
苔やらハーブや乾燥野菜がぎっしり詰まったビーフブロスのアンフュージョン。
Porrige of grains and seeds from jamtland finished with a big lump of salty butter ,fermented carrot and wild leaves ,meat broth filterd through moss
野生のハーブがたっぷりのったお皿にこのスープ注ぎます。
下には、雑穀のお粥、穀物を揚げたもの、野生人参のダイスなどが入っています。
野生のハーブの苦味や酸味、モシャモシャ感があります。日本だと山菜の苦味やえぐみで慣れているし、ハーブの苦味は好きですが、横にいた香港人は苦手なようでした^^;
La Lune 2013 La Ferme de la Sansonniere
シュナンブラン。バナナや青林檎などトロピカルな香り。
次の料理のキャビアにこのシュナンブランが合うかどうかは疑問ですがw
Steamed broccoli, finish fish egg and cream
茹でたブロッコリーにクリームをかけて、フィンランドのキャビアを添えて。
シンプルさが良いけど、ブロッコリーとキャビアの接点はよくわからなかったなあ。
ここでシェフが鍋で何やら作っています。
時間をかけていろいろなハーブや野菜を入れて肉を煮込んでいました。
Barolo GB Burlotto 2009 Vigneto Monvigliero
バローロ。果実味のあるベリーの香りも良いです。
Lamb toungue acoording to Cajsa Warg ,brined vegetables
仔羊のタンを焼いてから木の皮と一緒に6時間ゆっくりと蒸してから、鍋でそのフォンとお野菜煮込んだもの。
パセリと玉葱のスライスをのせて、最後にヴィネガーをスプーンでかけたもの。
長時間煮込んだ羊の舌は、外側は直前にバターでキャラメリゼして、中はぱさつき感もなく柔らかくしっとりとしています。後味に羊のミルキーな香りがほんのりとありますが、そんなにくせは感じず、付け合せの野菜も美味しいです。下はゆるいお粥のようなものがしいてありました。
Duck with fermented ,roasted and finely ground lupin bean
先程焼いた鴨が出てきました。
スウェーデンの鴨を低温調理して、スライス。ルーペン豆とレバーのムースを添えて。
ここに鴨のジュがかかります。凍ったレバームースが鴨の脂と合わさり、チョコレートのように溶け出します。
鴨の腿肉のジュレに焼いた芽キャベツを添えて。
Colostrum with blueberries
卵の殻に見立てた砂糖菓子の中に、絞りたての乳牛のミルクムースとブルーベリーのソース。
これが絞りたての牛乳。ここはもともと酪農学校だったそうです。
牛乳はめったに飲まないけれど、こういう牛乳が飲めるなら嬉しい。
Raw jerusalem artichoke ,dark roasted cereals
生の菊芋のスライスにモルトとチョコレートブラウンクッキーを砕いたもの挟んで。
Potato dream
ポテトの粉を使ったスウェーデンのクッキー。モルトを甘く糖化したキャラメルソースをはさんで。
Kiralyudvar 2008 Tokaji Cuvee ' Ilona'
甘口のトカイワイン。
Brown cheese pie and gompa
キャラメルソースの濃厚なチーズパイ。蜂蜜をかけた後に、木のスプーンでスマイルを^^
ゴンパというハーブのサワークリームは、この地のものだそうで、これだけで食べるととても苦いです。
この苦いソースを甘いチーズパイと共に食べます。甘みと苦みが合わさり、濃厚な甘さやチーズ風味にアクセントを加えてくれます。ウマイとかマズイとかでなく、この土地の伝統的スイーツを出してくださりそれを理解したいと思う気持ちと、理解させるプレゼン。
Rasberry ice
包みを開くとラズベリーソルベ。
コーヒーもこだわったものだそうです。
Bone marrow pudding ,frozen milk
骨髄とパンのプリンと、ラムをかけてフランベ!
そこにミルクのソルベをのせます。皆でシェアしますが。そのショーフロワな温度差がたまりません。
Pickled semi dried root vegetables
ビーツや人参、牛蒡など、いろいろ根菜を揚げて砂糖をまぶしたもの。
Meet pie
トナカイのハムをのせたパイ。熟成香がワイルドです。
Honey pie ,flower vinegar
蜂蜜のタルトにヴィネガークリーム。
Seeds
コリアンダーやアニスなどいろんなフレーバーの金平糖みたいな砂糖菓子。
全部は食べなかったので、その他のフレーバーはわかりません。
A wooden box filled tar pastilles
これも食べなかったので何かはわからないけれど、ドライフルーツ。紙に包まれているのは生キャラメルでした。
後半のミニャルデイーズはほとんど食べませんでしたが、自家製のリキュールに目がきらり☆
手前から白はミルク、黄色は卵と蜂蜜、そして、山葡萄、ルバーブで作ったリキュールだそうです。
山葡萄のリキュールをチョイス。
Snuff
食後のフレーバーに嗅ぎタバコも出てきました。スウェーデンでは主流で空港でもいろんなフレーバーが売っていましたが、嗅ぎタバコは初めて。
丸めて歯茎の間に挟むのだそうです。初めての経験ですが、歯茎に挟むとピリリとした刺激が歯肉を刺激します。口内や鼻腔に入れたり、粘膜からニコチンを摂取するようなのですが、私は、タバコや葉巻からの煙を味わう方が好きかも。
葉巻もいろいろありました。
ディナーの後、2階に上がりました。
静寂したダイニング。
2階のダイニングも素晴らしいロケーションですね。
変なものもぶらさがっています。
今回は初めての訪問だけに1階のテーブルで分かち合う楽しさと喜びを堪能しました。後半は攻めの料理でしたが食材が限られる中でのアレンジは見事でしたし、美味しかったです。
In de wolfに行った時も感じたけれど、わざわざ遠い田舎の地まで足を運び、その土地ならではの美味しいものを追及する人達のパワーと存在感がすごい。といっても感性は十人十色。他の同席していたアジア人が後半の料理を残していたのもわかります。感じる味覚は、経験も含め、国や人種によっても違うし、求められているものも違う。そこでグローバルに評価されるのは大変なことだと思います。
日本で自然の恵みをガストロノミックに表現し、そこまでのレベルの店があるかというとあるけれど非常に数少ないし、英語で説明できるできるスタッフも地方では少ないでしょうが、グローバルな時代で、特に和食という世界が注目するカテゴリーでは、必要不可欠ですね。
料理についてはいろいろ語りたいけれど、とても長くなるのであえて自分の中で消化します。なんか何言いたいのかわからなくなっちゃったので終わりますが、唯一嬉しかったのは、帰る時に預けたコートを受け取る時に、髭もじゃのスタッフが、「ロンドンでも会いましたよね、The clove clubでサービスしてました」と。ああ、あの時の人だ、きっといろいろ質問して変な日本人だと思われていたのでしょうが、覚えていてくれたのが嬉しい。彼はここでは料理サイドにいたので気づきませんでしたが、うん覚えてる。彼はまたどこかで会うのでしょうねと笑って送ってくれました。
帰途に着く途中、森と湖以外は何もない真っ暗闇。ふと空を見上げると都会ではみることのできないプラネタリウムのような星空のスターダストが印象的でした。そういえば、同席したシンガポール人はさらに北に向かい天の川とオーロラを見に行くと話していました。私もいつかそんな自然を追い求める旅にでてみたい。
「Faviken Magasinet」
Faviken 216、830 05 Jarpen ,Sweden
+46 0 647 40177
www.Favikenmagasinet/se
苔やらハーブや乾燥野菜がぎっしり詰まったビーフブロスのアンフュージョン。
Porrige of grains and seeds from jamtland finished with a big lump of salty butter ,fermented carrot and wild leaves ,meat broth filterd through moss
野生のハーブがたっぷりのったお皿にこのスープ注ぎます。
下には、雑穀のお粥、穀物を揚げたもの、野生人参のダイスなどが入っています。
野生のハーブの苦味や酸味、モシャモシャ感があります。日本だと山菜の苦味やえぐみで慣れているし、ハーブの苦味は好きですが、横にいた香港人は苦手なようでした^^;
La Lune 2013 La Ferme de la Sansonniere
シュナンブラン。バナナや青林檎などトロピカルな香り。
次の料理のキャビアにこのシュナンブランが合うかどうかは疑問ですがw
Steamed broccoli, finish fish egg and cream
茹でたブロッコリーにクリームをかけて、フィンランドのキャビアを添えて。
シンプルさが良いけど、ブロッコリーとキャビアの接点はよくわからなかったなあ。
ここでシェフが鍋で何やら作っています。
時間をかけていろいろなハーブや野菜を入れて肉を煮込んでいました。
Barolo GB Burlotto 2009 Vigneto Monvigliero
バローロ。果実味のあるベリーの香りも良いです。
Lamb toungue acoording to Cajsa Warg ,brined vegetables
仔羊のタンを焼いてから木の皮と一緒に6時間ゆっくりと蒸してから、鍋でそのフォンとお野菜煮込んだもの。
パセリと玉葱のスライスをのせて、最後にヴィネガーをスプーンでかけたもの。
長時間煮込んだ羊の舌は、外側は直前にバターでキャラメリゼして、中はぱさつき感もなく柔らかくしっとりとしています。後味に羊のミルキーな香りがほんのりとありますが、そんなにくせは感じず、付け合せの野菜も美味しいです。下はゆるいお粥のようなものがしいてありました。
Duck with fermented ,roasted and finely ground lupin bean
先程焼いた鴨が出てきました。
スウェーデンの鴨を低温調理して、スライス。ルーペン豆とレバーのムースを添えて。
ここに鴨のジュがかかります。凍ったレバームースが鴨の脂と合わさり、チョコレートのように溶け出します。
鴨の腿肉のジュレに焼いた芽キャベツを添えて。
Colostrum with blueberries
卵の殻に見立てた砂糖菓子の中に、絞りたての乳牛のミルクムースとブルーベリーのソース。
これが絞りたての牛乳。ここはもともと酪農学校だったそうです。
牛乳はめったに飲まないけれど、こういう牛乳が飲めるなら嬉しい。
Raw jerusalem artichoke ,dark roasted cereals
生の菊芋のスライスにモルトとチョコレートブラウンクッキーを砕いたもの挟んで。
Potato dream
ポテトの粉を使ったスウェーデンのクッキー。モルトを甘く糖化したキャラメルソースをはさんで。
Kiralyudvar 2008 Tokaji Cuvee ' Ilona'
甘口のトカイワイン。
Brown cheese pie and gompa
キャラメルソースの濃厚なチーズパイ。蜂蜜をかけた後に、木のスプーンでスマイルを^^
ゴンパというハーブのサワークリームは、この地のものだそうで、これだけで食べるととても苦いです。
この苦いソースを甘いチーズパイと共に食べます。甘みと苦みが合わさり、濃厚な甘さやチーズ風味にアクセントを加えてくれます。ウマイとかマズイとかでなく、この土地の伝統的スイーツを出してくださりそれを理解したいと思う気持ちと、理解させるプレゼン。
Rasberry ice
包みを開くとラズベリーソルベ。
コーヒーもこだわったものだそうです。
Bone marrow pudding ,frozen milk
骨髄とパンのプリンと、ラムをかけてフランベ!
そこにミルクのソルベをのせます。皆でシェアしますが。そのショーフロワな温度差がたまりません。
Pickled semi dried root vegetables
ビーツや人参、牛蒡など、いろいろ根菜を揚げて砂糖をまぶしたもの。
Meet pie
トナカイのハムをのせたパイ。熟成香がワイルドです。
Honey pie ,flower vinegar
蜂蜜のタルトにヴィネガークリーム。
Seeds
コリアンダーやアニスなどいろんなフレーバーの金平糖みたいな砂糖菓子。
全部は食べなかったので、その他のフレーバーはわかりません。
A wooden box filled tar pastilles
これも食べなかったので何かはわからないけれど、ドライフルーツ。紙に包まれているのは生キャラメルでした。
後半のミニャルデイーズはほとんど食べませんでしたが、自家製のリキュールに目がきらり☆
手前から白はミルク、黄色は卵と蜂蜜、そして、山葡萄、ルバーブで作ったリキュールだそうです。
山葡萄のリキュールをチョイス。
Snuff
食後のフレーバーに嗅ぎタバコも出てきました。スウェーデンでは主流で空港でもいろんなフレーバーが売っていましたが、嗅ぎタバコは初めて。
丸めて歯茎の間に挟むのだそうです。初めての経験ですが、歯茎に挟むとピリリとした刺激が歯肉を刺激します。口内や鼻腔に入れたり、粘膜からニコチンを摂取するようなのですが、私は、タバコや葉巻からの煙を味わう方が好きかも。
葉巻もいろいろありました。
ディナーの後、2階に上がりました。
静寂したダイニング。
2階のダイニングも素晴らしいロケーションですね。
変なものもぶらさがっています。
今回は初めての訪問だけに1階のテーブルで分かち合う楽しさと喜びを堪能しました。後半は攻めの料理でしたが食材が限られる中でのアレンジは見事でしたし、美味しかったです。
In de wolfに行った時も感じたけれど、わざわざ遠い田舎の地まで足を運び、その土地ならではの美味しいものを追及する人達のパワーと存在感がすごい。といっても感性は十人十色。他の同席していたアジア人が後半の料理を残していたのもわかります。感じる味覚は、経験も含め、国や人種によっても違うし、求められているものも違う。そこでグローバルに評価されるのは大変なことだと思います。
日本で自然の恵みをガストロノミックに表現し、そこまでのレベルの店があるかというとあるけれど非常に数少ないし、英語で説明できるできるスタッフも地方では少ないでしょうが、グローバルな時代で、特に和食という世界が注目するカテゴリーでは、必要不可欠ですね。
料理についてはいろいろ語りたいけれど、とても長くなるのであえて自分の中で消化します。なんか何言いたいのかわからなくなっちゃったので終わりますが、唯一嬉しかったのは、帰る時に預けたコートを受け取る時に、髭もじゃのスタッフが、「ロンドンでも会いましたよね、The clove clubでサービスしてました」と。ああ、あの時の人だ、きっといろいろ質問して変な日本人だと思われていたのでしょうが、覚えていてくれたのが嬉しい。彼はここでは料理サイドにいたので気づきませんでしたが、うん覚えてる。彼はまたどこかで会うのでしょうねと笑って送ってくれました。
帰途に着く途中、森と湖以外は何もない真っ暗闇。ふと空を見上げると都会ではみることのできないプラネタリウムのような星空のスターダストが印象的でした。そういえば、同席したシンガポール人はさらに北に向かい天の川とオーロラを見に行くと話していました。私もいつかそんな自然を追い求める旅にでてみたい。
「Faviken Magasinet」
Faviken 216、830 05 Jarpen ,Sweden
+46 0 647 40177
www.Favikenmagasinet/se
Faviken Magasinet〜Vol.1〜@スウェーデン
ストックホルムから湖と森を超えてさらに北へ向かいます。
機内から見れる森・・・かなり低空で飛んでいます。
エステルスンド空港に着きました。青空快晴です。
ここでレンタカーを借りて、1時間半ほど移動します。
途中湖があり、鏡面のように見事に映っている空や森の美しい景色を見ることができました。
水が澄んでいて綺麗なのでしょうね。
そして「Faviken Magasinet」に着きました!
聖地巡礼やっと叶いました(笑)
中に入るとログハウスの造りになっていて、1階にウェイティングバースペースがあります。
ここで、アペリティフとスナックを頂きながら、2階のダイニングにすすむのですが、私達はthe gateleg tableという大きなテーブルに座り、そのまま最後まで料理が進行します。
暖炉の灯りと巻きの香りが漂う空間でスタートです。
アペリティフはカルヴァドス。
人参をマリネしたものとモルタデラをつまみに頂きます。
Linseed and vineger crisps,mussel dip
リンシードという亜麻仁の種子にアップルヴィネガーを塗って焼いたクリスプ。
これにムール貝のクリームディップをつけて食べます。
Wild trout roe served in a crust of dried pig's blood
鱒の卵は豚の血を固めた生地で包み、中にはレバーペーストが入っています。
日本人からするといくら軍艦みたいに見えますが、味はかなりワイルドです。
Pig's head, dipped in sourdough and deep-fried,gooseberry ,tarragon salt
豚の頭肉のパテを発酵生地で包んでクロケットのように揚げ、スグリとタラゴンの塩をのせて。
Salted herring aged for three years ,sour cream and rusk
シュー生地のようなラスクの上に、サワークリームと塩漬けした鰊の三年物をのせて。
ビジュアルが面白いけど、塩漬け鰊の三年物はへしこのように熟成した味でした。
Bird's liver custurd, redcurrants, malted cabbage and black garlic
鶏のレバームースの上に、赤スグリ、塩漬けのキャベツを焼いて乾燥させたもの、黒にんにくのスライスをのせて。
Slices of cured pork
豚頬肉の生ハムは、1年5か月熟成したものだそうです。
ここでバターが出てきました。
自家製パンは、まわりはこんがり、中の生地は酸味が少しありますが、米粉のようにもっちり柔らかな食感です。
Faviken Ljust Mjod ,Oster-Ovsjo ,Jamtrand vingard
穀類やモルト、蜂蜜などを発酵させて作ったお酒。酸化熟成したビールのような風味があります。アルコールは4%程度だそうです。
乾燥させて燻したローズヒップのお茶。
Scallop "i skalet elden" cooked over burning juniper branches
ノルウェーの帆立を白樺の炭でローストしたもの。
演出が大袈裟すぎるくらい見事です(笑)
殻を開けると、大きな肉厚の帆立です。火入れはレアでしっとりとした食感で甘い帆立。
帆立のヒモからとったダシが効いていてシンプルに美味しい。
Chablis 2011 Domaine Francois Raveneau
シャブリで。いろいろコメントしていましたが、マリアージュ感はあまり感じません。
King crub and almost burnt cream
シンプルにタラバ蟹の太い足。フライパンで焼いてふんわりとした火入れです。
薪焼きしたバタークリームは、塩キャラメルのようなほんのり甘いテイスト。
Gently poached trout ,bog butter and porridge of lichens prepared in lye
鱒のポアレ。低温調理でしっとりとレアな火入れです。シェフのマグナス・二ルソンはアストランスにもいたことがあるので、魚の火入れは抜群です。マジョラムなどいろんなハーブにムール貝のジュレと苔のフリット。
穀物とハーブの粥的な酸味が効いたサワークリームバターソースにホエイのジュ。
Chateau d'Arlay 2000 Cote de jura
ジュラの白ワイン。シャルドネとサヴァニャン。シェリー香やナッツの香り。
Cockles injected with beer
貝の中にビールのクリームを注射器で入れてあるそう。これも面白い。
Lupin card gratin
ルピンという豆で作った豆腐のグラタン。発酵ペーストを加え、味噌のような風味。
A small egg coated in ash, sauce made from dried trout and pickled marigold
鶉卵のポーチドエッグ。鱒の乾燥パウダーとマリーゴルドを酢漬けしたマヨネーズ。マリーゴールドの花弁をのせて。
こちらは炭を塗してピータンのように作った鶉卵。
黒い藁を剥くと、半熟の卵です。
そして、焼き立ての鴨が出てきました!後から盛り付けして出てきます。
大きなテーブルを囲みながら同席したのは、スウェーデンの老紳士2人、シンガポール、香港からの若い人達、
皆美味しいものを求めてiいる感じ。
日本にも食べ歩いているそうで、いろいろ情報交換しました。
後半に続く・・・
「Faviken Magasinet」
Faviken 216、830 05 Jarpen ,Sweden
+46 0 647 40177
www.Favikenmagasinet/se
機内から見れる森・・・かなり低空で飛んでいます。
エステルスンド空港に着きました。青空快晴です。
ここでレンタカーを借りて、1時間半ほど移動します。
途中湖があり、鏡面のように見事に映っている空や森の美しい景色を見ることができました。
水が澄んでいて綺麗なのでしょうね。
そして「Faviken Magasinet」に着きました!
聖地巡礼やっと叶いました(笑)
中に入るとログハウスの造りになっていて、1階にウェイティングバースペースがあります。
ここで、アペリティフとスナックを頂きながら、2階のダイニングにすすむのですが、私達はthe gateleg tableという大きなテーブルに座り、そのまま最後まで料理が進行します。
暖炉の灯りと巻きの香りが漂う空間でスタートです。
アペリティフはカルヴァドス。
人参をマリネしたものとモルタデラをつまみに頂きます。
Linseed and vineger crisps,mussel dip
リンシードという亜麻仁の種子にアップルヴィネガーを塗って焼いたクリスプ。
これにムール貝のクリームディップをつけて食べます。
Wild trout roe served in a crust of dried pig's blood
鱒の卵は豚の血を固めた生地で包み、中にはレバーペーストが入っています。
日本人からするといくら軍艦みたいに見えますが、味はかなりワイルドです。
Pig's head, dipped in sourdough and deep-fried,gooseberry ,tarragon salt
豚の頭肉のパテを発酵生地で包んでクロケットのように揚げ、スグリとタラゴンの塩をのせて。
Salted herring aged for three years ,sour cream and rusk
シュー生地のようなラスクの上に、サワークリームと塩漬けした鰊の三年物をのせて。
ビジュアルが面白いけど、塩漬け鰊の三年物はへしこのように熟成した味でした。
Bird's liver custurd, redcurrants, malted cabbage and black garlic
鶏のレバームースの上に、赤スグリ、塩漬けのキャベツを焼いて乾燥させたもの、黒にんにくのスライスをのせて。
Slices of cured pork
豚頬肉の生ハムは、1年5か月熟成したものだそうです。
ここでバターが出てきました。
自家製パンは、まわりはこんがり、中の生地は酸味が少しありますが、米粉のようにもっちり柔らかな食感です。
Faviken Ljust Mjod ,Oster-Ovsjo ,Jamtrand vingard
穀類やモルト、蜂蜜などを発酵させて作ったお酒。酸化熟成したビールのような風味があります。アルコールは4%程度だそうです。
乾燥させて燻したローズヒップのお茶。
Scallop "i skalet elden" cooked over burning juniper branches
ノルウェーの帆立を白樺の炭でローストしたもの。
演出が大袈裟すぎるくらい見事です(笑)
殻を開けると、大きな肉厚の帆立です。火入れはレアでしっとりとした食感で甘い帆立。
帆立のヒモからとったダシが効いていてシンプルに美味しい。
Chablis 2011 Domaine Francois Raveneau
シャブリで。いろいろコメントしていましたが、マリアージュ感はあまり感じません。
King crub and almost burnt cream
シンプルにタラバ蟹の太い足。フライパンで焼いてふんわりとした火入れです。
薪焼きしたバタークリームは、塩キャラメルのようなほんのり甘いテイスト。
Gently poached trout ,bog butter and porridge of lichens prepared in lye
鱒のポアレ。低温調理でしっとりとレアな火入れです。シェフのマグナス・二ルソンはアストランスにもいたことがあるので、魚の火入れは抜群です。マジョラムなどいろんなハーブにムール貝のジュレと苔のフリット。
穀物とハーブの粥的な酸味が効いたサワークリームバターソースにホエイのジュ。
Chateau d'Arlay 2000 Cote de jura
ジュラの白ワイン。シャルドネとサヴァニャン。シェリー香やナッツの香り。
Cockles injected with beer
貝の中にビールのクリームを注射器で入れてあるそう。これも面白い。
Lupin card gratin
ルピンという豆で作った豆腐のグラタン。発酵ペーストを加え、味噌のような風味。
A small egg coated in ash, sauce made from dried trout and pickled marigold
鶉卵のポーチドエッグ。鱒の乾燥パウダーとマリーゴルドを酢漬けしたマヨネーズ。マリーゴールドの花弁をのせて。
こちらは炭を塗してピータンのように作った鶉卵。
黒い藁を剥くと、半熟の卵です。
そして、焼き立ての鴨が出てきました!後から盛り付けして出てきます。
大きなテーブルを囲みながら同席したのは、スウェーデンの老紳士2人、シンガポール、香港からの若い人達、
皆美味しいものを求めてiいる感じ。
日本にも食べ歩いているそうで、いろいろ情報交換しました。
後半に続く・・・
「Faviken Magasinet」
Faviken 216、830 05 Jarpen ,Sweden
+46 0 647 40177
www.Favikenmagasinet/se
November 23, 2015
Frantzen〜Vol.2〜@スウェーデン
「Frantzen」の後半です。
リコリスの泡のスープの中に、焼いたエシャロットやアーモンド、アーモンドオイルの香りに玉葱のアイスクリームを浮かべて。
Satio tempestas (hommage Lars Feddeck & Jan Andersson)
ラテン語で書かれていますが、直訳すると嵐の季節?
季節野菜のサラダです。2009年から契約農家で作っているいろいろなお野菜を、生やマリネしたもの、蒸したもの、燻製の香りをつけたもの、乾燥させたもの、ピュレにしたものなど調理して盛り付けてあります。
横にはサワークリームを添えて。
この日は37種類のお野菜でした。夏は50種類くらいの野菜を使うそうです。
これらを混ぜながらお箸で食べます。
この日の素材は、菊芋、エシャロット、白人参、人参、玉葱、根セロリ、黄ビーツ、赤ビーツ、パセリ、シャントレル、フリゼレタス、エンダイブ、芽キャベツ、菊芋の花弁、大根、ケール、ニンニク、キャベツ、カリフラワー、コールラビ、オーツ麦、西洋牛蒡、小芋、キャンディービーツ、リンゴ、蕪、ディル、豚の血、北海道カボチャ、黄金蕪、フェンネル、ナスタチウム、バターナッツ、セラプタ、パースニップ、パセリの根、豆苗、クリーム。
La Grand Cour Cuvee Vielles vignes Freurie le clos 2014
ガメイの赤は鴨に合わせて。
duck ,caramelized lemon ,foie gras ,cinnamon & dates
フォアグラバターのムース。
先程焼いた鴨はしっとりとした火入れです。ナツメにアーモンドを詰め、シナモンパウダーとサフランの香り。
Chateau neaf du pape 2009 Versino
スパイシーなタンニン。
ここはワインペアリングは値段も高いけど、高いワインをそろえています。
ウンブリアの秋トリュフは香りはないけれど、この時期はまだないので仕方ない。
kagoshima(A11) vs. milk cow (11 yrs) with koshihikari rice &truffle
右は鹿児島の和牛イチボ、左が50日のスウェーデンの乳牛の食べ比べ。真ん中は、コシヒカリを茸や牛のブイヨンで炊いたものと揚げ米を合わせたリゾット。熟成させたチーズのエマルジョンソー。削った秋トリュフをかけて。
どちらが美味しいかというと迷うけど和牛は脂の旨み、乳牛は赤身の旨み、どちらもいい火入れでした。
Madeira Malvasia 2001 Barbetito
ローズ風味のマデイラ。甘口のデザートワインです。
ノンアルコールジュースはシーバックソーンのジュース。
これは酸味がなくまろやかでした。リンゴジュースとかと割ってあるのかな。
smoked ice cream ,rosted nuts & salted fudge with cloves
チョコレートの球体で包まれたデセール。
ここに胡桃とチョコレートのソースをかけます。
みるみる溶け出した中には燻製香のミルクアイスクリーム。
クローブとナッツのパウダーを添えて。
Penser nature 2013 Le Grolleau noir
洋梨風味の甘口ワイン。
cloudberries,sea buckthorn,black tea & red chili
クラウドベリーをアールグレイの紅茶でキャラメリゼして、シーバックソーンのソルベとクリームにチリペッパー。
bento box with "fika"
弁当ボックスにはいろいろミニャルディーズ。
いくつかチョイスしました。
カルダモンシュガーと洋梨のフィナンシェ。
揚げ立てで美味しくて、ぱくぱく食べてたら、またおかわりがきました。
これが一番美味しかったかも(笑)
カウンターで作った料理はサービスマンでなく、料理人が運んで説明してくださいます。そのスタイルはNomaでもそうでしたが、こちらが質問しても細かいディティールまできちんと説明してくださるのがいいです。
そして、シェフが調理の指示をするとスタッフが皆ヤーと掛け声をかけて、きびきびと動くチームワークの良さも真近に感じることができました。
帰り道、歩きながらストックホルムの夜景を楽しみます。
ライトアップされた水面が綺麗です。
「Frantzen」
Lilla Nygatan 21,111 28 Stockholm
+46 0 8 20 85 80
www.restaurantfrantzen.com/
リコリスの泡のスープの中に、焼いたエシャロットやアーモンド、アーモンドオイルの香りに玉葱のアイスクリームを浮かべて。
Satio tempestas (hommage Lars Feddeck & Jan Andersson)
ラテン語で書かれていますが、直訳すると嵐の季節?
季節野菜のサラダです。2009年から契約農家で作っているいろいろなお野菜を、生やマリネしたもの、蒸したもの、燻製の香りをつけたもの、乾燥させたもの、ピュレにしたものなど調理して盛り付けてあります。
横にはサワークリームを添えて。
この日は37種類のお野菜でした。夏は50種類くらいの野菜を使うそうです。
これらを混ぜながらお箸で食べます。
この日の素材は、菊芋、エシャロット、白人参、人参、玉葱、根セロリ、黄ビーツ、赤ビーツ、パセリ、シャントレル、フリゼレタス、エンダイブ、芽キャベツ、菊芋の花弁、大根、ケール、ニンニク、キャベツ、カリフラワー、コールラビ、オーツ麦、西洋牛蒡、小芋、キャンディービーツ、リンゴ、蕪、ディル、豚の血、北海道カボチャ、黄金蕪、フェンネル、ナスタチウム、バターナッツ、セラプタ、パースニップ、パセリの根、豆苗、クリーム。
La Grand Cour Cuvee Vielles vignes Freurie le clos 2014
ガメイの赤は鴨に合わせて。
duck ,caramelized lemon ,foie gras ,cinnamon & dates
フォアグラバターのムース。
先程焼いた鴨はしっとりとした火入れです。ナツメにアーモンドを詰め、シナモンパウダーとサフランの香り。
Chateau neaf du pape 2009 Versino
スパイシーなタンニン。
ここはワインペアリングは値段も高いけど、高いワインをそろえています。
ウンブリアの秋トリュフは香りはないけれど、この時期はまだないので仕方ない。
kagoshima(A11) vs. milk cow (11 yrs) with koshihikari rice &truffle
右は鹿児島の和牛イチボ、左が50日のスウェーデンの乳牛の食べ比べ。真ん中は、コシヒカリを茸や牛のブイヨンで炊いたものと揚げ米を合わせたリゾット。熟成させたチーズのエマルジョンソー。削った秋トリュフをかけて。
どちらが美味しいかというと迷うけど和牛は脂の旨み、乳牛は赤身の旨み、どちらもいい火入れでした。
Madeira Malvasia 2001 Barbetito
ローズ風味のマデイラ。甘口のデザートワインです。
ノンアルコールジュースはシーバックソーンのジュース。
これは酸味がなくまろやかでした。リンゴジュースとかと割ってあるのかな。
smoked ice cream ,rosted nuts & salted fudge with cloves
チョコレートの球体で包まれたデセール。
ここに胡桃とチョコレートのソースをかけます。
みるみる溶け出した中には燻製香のミルクアイスクリーム。
クローブとナッツのパウダーを添えて。
Penser nature 2013 Le Grolleau noir
洋梨風味の甘口ワイン。
cloudberries,sea buckthorn,black tea & red chili
クラウドベリーをアールグレイの紅茶でキャラメリゼして、シーバックソーンのソルベとクリームにチリペッパー。
bento box with "fika"
弁当ボックスにはいろいろミニャルディーズ。
いくつかチョイスしました。
カルダモンシュガーと洋梨のフィナンシェ。
揚げ立てで美味しくて、ぱくぱく食べてたら、またおかわりがきました。
これが一番美味しかったかも(笑)
カウンターで作った料理はサービスマンでなく、料理人が運んで説明してくださいます。そのスタイルはNomaでもそうでしたが、こちらが質問しても細かいディティールまできちんと説明してくださるのがいいです。
そして、シェフが調理の指示をするとスタッフが皆ヤーと掛け声をかけて、きびきびと動くチームワークの良さも真近に感じることができました。
帰り道、歩きながらストックホルムの夜景を楽しみます。
ライトアップされた水面が綺麗です。
「Frantzen」
Lilla Nygatan 21,111 28 Stockholm
+46 0 8 20 85 80
www.restaurantfrantzen.com/
Frantzen〜Vol.1〜@スウェーデン
旅も後半。スウェーデンのストックホルムへ向かいます。
前日のオランダのLiblijeの朝食はスペシャルパッケージのガストロブレックファーストを楽しみにしていたのですが、早朝に出なくてはならかったので、サンドイッチを作ってもらいました。
アムステルダム空港に行く途中渋滞に巻き込まれて焦りましたが、なんとかぎりぎり乗れた機内で朝食。
サンドイッチは2種類あって、一つはトマト、胡瓜、チーズ、レタス。
もう一つは、ハムとレタスのサンドイッチでした。
ストックホルム空港から市内までバスで40分くらい。
外は寒いけれど、天気が良くて青空が広がっています。
お宿は駅から近いシェラトンホテル。
UPグレードされてジュニアスイートルームです。
夜は、ストックホルムの2つ星レストラン。
「Frantzen」に行きました。
外の入り口には、老紳士のドアマンが迎えてくれます。
最近では、ドアマンがいるお店もほとんどなくなりましたよね。ストックホルムでもこのお店だけだそうです。
中はこじんまりとした店内。
テーブル席もありますが、料理を作っている姿が真近に見れるカウンター席に座りました。
手前の眼鏡をかけているのがシェフ。そして、若いスタッフが沢山いて、活気と勢いのあるお店です。
その中に、スウェーデンと日本人のハーフというイケメンのマックス君(右)がお料理を作りながら、いろいろお話を聞かせてくださいました。彼はまだ23歳だそうですが、日本では箱根の山の茶屋という温泉旅館で2年修業し、東京ではナリサワでも2か月働いたことがあるそうです。その後は1年半ここで料理をアレンジメントしているそう。
最初に出てきたのは、陶器の急須。
そこから注いだのは、レモンと栗のジュースを溶かした温かいレモンのお茶だそうです。
そこにレモングラスやレモンタイムのスティックを入れて1分間くらい置いてから飲みます。
ホットレモネードのような感覚で最初に胃を温めます。
Andre Jacquart Premier Cru
シャンパンでスタート。
chawanmushi: Cauliflower,sea urchin & truffe
茶わん蒸し。やはり和食の影響は大きいようで、日本食を意識した料理がいくつか出てきます。
上には、カリフラワーのブイヨン、デンマークのカロウアイランドの雲丹、ウンブリアの秋トリュフ、チャイブをのせて。少し酸味を感じたのはレモンのジュースだそう。
Il Cavaliere Cuvee Collection 2013 Domaine Comte Abbatucci
コルシカの白ワインです。ベルメンティーノ主体で数種類の葡萄をブレンドしていて、複雑な味でした。
久しぶりに美味しい白ワイン。
ノンアルコールペアリングのドリンクは、レモンと胡瓜のジュース。
こちらは、後で出てくるパン生地。そういえば、以前ナリサワでもパン生地を目の前で数十分発酵させて、石焼きの器で焼くプレゼンをしていましたね。
帆立はノルウェー産で、網獲りでなく手で獲ったものだそう。
水深30〜35メートルくらいまで潜り選別して獲るそうです。生のまま開けてこれから調理するそうで、後から出てきます。
poached King crab, sprouted dill ,white beer, aspic & wild trout roe
ノルウェー産のタラバ蟹は、蒸してから白ビールや砂糖でベイリーフやいろいろなスパイスで炊いたそうです。
上には、蟹のブイヨンジュレとトラウトの卵とフィンガーライム。
蟹肉の下には、蟹味噌のクリームやディルのジュース、ディルのの新芽の花の乾燥パウダーがまぶしてあります。
パン生地はだんだん膨らんできました。
これを備長炭で焼くそうです。
Oscietra caviar with chestnuts ,smoked bone marrow ,lemon thyme & sour mushroom
中国で加工したゴールドオシェトラキャビアに金箔をのせて、下には、フランスの栗のダイスや栗のスープ。
マリネしたマッシュルームや牛の骨髄、レモンタイムのオイルをかけて。
seared,live scallop in "dashi" with finger lime & spruce tips
先程の帆立が出てきました。帆立の身は軽く焼き色をつけて、しっとりとレアな火入れです。
帆立についていた卵を塩に漬け乾燥させて作ったパウダーをかけて。松の新芽とそのオイル。
帆立のヒモを乾燥させてとったダシに柚子を加えたものをかけて。
この器はHPの動画でもありましたが、ストックホルムから2時間くらいの工房のオーダーメイドの器です。
deep fried Langoustine ,dried rice, clarfied butter mayonnaise
スウェーデンのランゴスティーヌは、下に揚げ米をつけて5秒から10秒素揚げしたもの。さくさくぷりぷりです。
卵やレモン、ディルの乾燥パウダーを混ぜたマヨネーズみたいなバターエマルジョンソースをつけて。
お寿司の天ぷらバージョンですか(笑)
手で食べるのでフィンガーボールがついています。
カトラリーは、木箱の中に入っていて、自由に使うスタイル。
ナイフも素敵。
木べらで叩きながら混ぜ合わせているのは、フレッシュなバターミルク。
塩や野菜のジュを加えながら、だんだん混ぜていくと硬くなっていきます。
5分くらい目の前で混ぜていくと、バターが硬化してきて分離した余分な水分が出てきます。
そして、バターが出来上がりました。
turbot & carp scales
綺麗にトリミングして低温調理した平目は、チキンブイヨンでキャラメリゼして。
玉葱のコンフィやディルのパウダーに鱗を揚げたものをのせて。
鱗揚げは金目鯛の鱗を使ったそうです。
Saint Romain Chantereves 2013
日本人のクリヤマ トモコさんが作っているオーガニックの白ワイン。
シャルドネのミネラル感とオーク樽の香り。女性の作り手らしいエレガントなワインです。
grilled bread
パンが焼きあがりました。出来立てのバターをつけて頂きます。
濃厚でクリーミーなバターは、キャラメル香があり香ばしい風味。
熱々のパンもこんがり美味しく小麦の風味が香ります。
パンも料理の一部として出来立てを食べてほしいとのことで、これを食べた後はすぐに下げられます。
そして、焼きたての鴨!
フランスのシャラン鴨を10日間ドライエイジングして、皮目に蜂蜜や栗のジュースを塗ってバターをかけながら、北京ダックのように焼き上げたそうです。胸肉をスライスして皆で分け合うため、後から出てきます。
後半に続きます。
「Frantzen」
Lilla Nygatan 21,111 28 Stockholm
+46 0 8 20 85 80
www.restaurantfrantzen.com/
前日のオランダのLiblijeの朝食はスペシャルパッケージのガストロブレックファーストを楽しみにしていたのですが、早朝に出なくてはならかったので、サンドイッチを作ってもらいました。
アムステルダム空港に行く途中渋滞に巻き込まれて焦りましたが、なんとかぎりぎり乗れた機内で朝食。
サンドイッチは2種類あって、一つはトマト、胡瓜、チーズ、レタス。
もう一つは、ハムとレタスのサンドイッチでした。
ストックホルム空港から市内までバスで40分くらい。
外は寒いけれど、天気が良くて青空が広がっています。
お宿は駅から近いシェラトンホテル。
UPグレードされてジュニアスイートルームです。
夜は、ストックホルムの2つ星レストラン。
「Frantzen」に行きました。
外の入り口には、老紳士のドアマンが迎えてくれます。
最近では、ドアマンがいるお店もほとんどなくなりましたよね。ストックホルムでもこのお店だけだそうです。
中はこじんまりとした店内。
テーブル席もありますが、料理を作っている姿が真近に見れるカウンター席に座りました。
手前の眼鏡をかけているのがシェフ。そして、若いスタッフが沢山いて、活気と勢いのあるお店です。
その中に、スウェーデンと日本人のハーフというイケメンのマックス君(右)がお料理を作りながら、いろいろお話を聞かせてくださいました。彼はまだ23歳だそうですが、日本では箱根の山の茶屋という温泉旅館で2年修業し、東京ではナリサワでも2か月働いたことがあるそうです。その後は1年半ここで料理をアレンジメントしているそう。
最初に出てきたのは、陶器の急須。
そこから注いだのは、レモンと栗のジュースを溶かした温かいレモンのお茶だそうです。
そこにレモングラスやレモンタイムのスティックを入れて1分間くらい置いてから飲みます。
ホットレモネードのような感覚で最初に胃を温めます。
Andre Jacquart Premier Cru
シャンパンでスタート。
chawanmushi: Cauliflower,sea urchin & truffe
茶わん蒸し。やはり和食の影響は大きいようで、日本食を意識した料理がいくつか出てきます。
上には、カリフラワーのブイヨン、デンマークのカロウアイランドの雲丹、ウンブリアの秋トリュフ、チャイブをのせて。少し酸味を感じたのはレモンのジュースだそう。
Il Cavaliere Cuvee Collection 2013 Domaine Comte Abbatucci
コルシカの白ワインです。ベルメンティーノ主体で数種類の葡萄をブレンドしていて、複雑な味でした。
久しぶりに美味しい白ワイン。
ノンアルコールペアリングのドリンクは、レモンと胡瓜のジュース。
こちらは、後で出てくるパン生地。そういえば、以前ナリサワでもパン生地を目の前で数十分発酵させて、石焼きの器で焼くプレゼンをしていましたね。
帆立はノルウェー産で、網獲りでなく手で獲ったものだそう。
水深30〜35メートルくらいまで潜り選別して獲るそうです。生のまま開けてこれから調理するそうで、後から出てきます。
poached King crab, sprouted dill ,white beer, aspic & wild trout roe
ノルウェー産のタラバ蟹は、蒸してから白ビールや砂糖でベイリーフやいろいろなスパイスで炊いたそうです。
上には、蟹のブイヨンジュレとトラウトの卵とフィンガーライム。
蟹肉の下には、蟹味噌のクリームやディルのジュース、ディルのの新芽の花の乾燥パウダーがまぶしてあります。
パン生地はだんだん膨らんできました。
これを備長炭で焼くそうです。
Oscietra caviar with chestnuts ,smoked bone marrow ,lemon thyme & sour mushroom
中国で加工したゴールドオシェトラキャビアに金箔をのせて、下には、フランスの栗のダイスや栗のスープ。
マリネしたマッシュルームや牛の骨髄、レモンタイムのオイルをかけて。
seared,live scallop in "dashi" with finger lime & spruce tips
先程の帆立が出てきました。帆立の身は軽く焼き色をつけて、しっとりとレアな火入れです。
帆立についていた卵を塩に漬け乾燥させて作ったパウダーをかけて。松の新芽とそのオイル。
帆立のヒモを乾燥させてとったダシに柚子を加えたものをかけて。
この器はHPの動画でもありましたが、ストックホルムから2時間くらいの工房のオーダーメイドの器です。
deep fried Langoustine ,dried rice, clarfied butter mayonnaise
スウェーデンのランゴスティーヌは、下に揚げ米をつけて5秒から10秒素揚げしたもの。さくさくぷりぷりです。
卵やレモン、ディルの乾燥パウダーを混ぜたマヨネーズみたいなバターエマルジョンソースをつけて。
お寿司の天ぷらバージョンですか(笑)
手で食べるのでフィンガーボールがついています。
カトラリーは、木箱の中に入っていて、自由に使うスタイル。
ナイフも素敵。
木べらで叩きながら混ぜ合わせているのは、フレッシュなバターミルク。
塩や野菜のジュを加えながら、だんだん混ぜていくと硬くなっていきます。
5分くらい目の前で混ぜていくと、バターが硬化してきて分離した余分な水分が出てきます。
そして、バターが出来上がりました。
turbot & carp scales
綺麗にトリミングして低温調理した平目は、チキンブイヨンでキャラメリゼして。
玉葱のコンフィやディルのパウダーに鱗を揚げたものをのせて。
鱗揚げは金目鯛の鱗を使ったそうです。
Saint Romain Chantereves 2013
日本人のクリヤマ トモコさんが作っているオーガニックの白ワイン。
シャルドネのミネラル感とオーク樽の香り。女性の作り手らしいエレガントなワインです。
grilled bread
パンが焼きあがりました。出来立てのバターをつけて頂きます。
濃厚でクリーミーなバターは、キャラメル香があり香ばしい風味。
熱々のパンもこんがり美味しく小麦の風味が香ります。
パンも料理の一部として出来立てを食べてほしいとのことで、これを食べた後はすぐに下げられます。
そして、焼きたての鴨!
フランスのシャラン鴨を10日間ドライエイジングして、皮目に蜂蜜や栗のジュースを塗ってバターをかけながら、北京ダックのように焼き上げたそうです。胸肉をスライスして皆で分け合うため、後から出てきます。
後半に続きます。
「Frantzen」
Lilla Nygatan 21,111 28 Stockholm
+46 0 8 20 85 80
www.restaurantfrantzen.com/
November 22, 2015
De Librije〜Vol.3〜@オランダ
「De Librije」の後半です。
多皿構成ですが、素晴らしいお料理の数々が続きます。
変わった形の瓶に入っているのは、ライムリーフのヴィネガーオイル。
Trout,tomato and shrimps
海老、トラウトのタルタル。ベーコンのラード、ラディッシュに巻いた粒マスタードとマヨネーズ。
オイスターリーフの新芽、菊花、青林檎のスライス、トマトの上澄み水など。
ここにライムリーフのヴィネガーオイルをかけます。複雑な要素なのに味が完成されています。
Dreissigacker 2013 Bechtheimer
ドイツのリースリング。リンゴの風味とミネラル感。
Goose liver, cabbage,and juice of carrots and magnolia
これは素晴らしかった一品。
ローストしたキャベツ、、フォアグラ、蟹、松の実、キャロットソース。
フォアグラと蟹?と思ったけれど、複雑な要素なのに蟹肉とフォアグラを混ぜて食べると美味しいです。
ライムやマグノリアの香りでフォアグラの甘みも引き立ち、バランスがよく料理が完成されています。他で同じ食材で使ってもバランスが難しいだろうな。そのぐらい見事な料理でした。
Therese kus van 2014
オランダのカベルネフラン。オランダのワインは珍しいけれど、これはおでんに入っているさつま揚げの牛蒡みたいな香りです(笑)そんなダシのような樽香の中から土の中の牛蒡の香り。
黒麦のパンとエメンタルチーズバター。
バターは山羊のチーズに近郊で採れるベリーをブレンドしたもの。
Clos de Saint Yves Savennieres 2013 Baumard
シュナンブラン独特の香りがあります。
Langoustine,kombucha,and "Boemboe"
ラングスティーヌは昆布茶につけてから火入れしたそうです。
背の部分には揚げたキヌアが塗してあります。
洋梨のスライスと洋梨のジュ、茗荷、根セロリ、インゲン豆のソース。
Boemboeはインドネシア料理で使うスパイスです。
ビネガーとスパイスも効いてますが、塩加減が過剰でないのがいいです。
Pike peach ,eel , puffed garlic and fennel
カマスは、燻製した鰻と鰻の骨を揚げたもの。
フェンネルのスライス、鰻のジュのチュイル。ガーリックオイル、ライムの泡を添えて。
Macon milly lamart 2014 Les Herities du Comte Lafon
シャルドネですが、キューピー香、いわゆるセルロイド香がします。
North Sea sole ,oyster,Jerusalem artichoke flower and Smoked creme flaise
舌平目は、しっとりとしたキュイッソンが素晴らしいです。
乾燥させたアーティチョークの花をアンフュージョンして燻香をつけたサワークリームのソース。
左側には、マリネしたコールラビに包んだ牡蠣、魚の皮を揚げたもの、菊芋のピュレと菊芋の皮を揚げたもの。燻製もスモーキーさがしつこくなく抑制感があるのがいいです。
Cremant du Jura Domaine Labet
ジュラのスパークリング。
Egg, caviar, sour cream ,cheves and croutons
イタリア産のオシェトラキャビア。
中には、半熟卵とマッシュポテト、サワークリーム、チャイブとクルトンが入っています。
Barbaresco Ronchi 2012 Albino Rocca
メインの鴨に合わせたのはバルバレスコ。若いですがデキャンタージュして、香りを出します。
Wild duck ,blueberry and cabbage leave
野生の鴨にフォアグラとオリーブのソースに鴨のジュをかけて。
ブルーベリーを添えて。鴨の火入れもしっとりとしていますが、ソースのバランスも見事です♪
茹でたキャベツと腿肉のコンフィがこれまた美味しいです。
Jorge Ordonez
マラガのモスカテル。ストレートに甘いデザートワインです。
Licorice,chervil and pandan rice
ビーツと青林檎のムース、バナナのアイスクリーム。
チャービルとシトラス風味のライスプティングに黒砂糖のクリーム。
麻袋の上にドライアイスを置き、チョコレートのアイスクリーム。
その上には、カルダモンの香るココナッツとコーヒーのクリームにラムレーズンとクッキークランチ。
カカオのチュイルをのせて。
左の器の中には、アボカドのスライスとライムとスパイス。
右のキノコに見立てたチョコレートは、ドライセップ、松の芽、エルダーフラワーのホワイトチョコ、ポン酢味?のキャラメルチョコなどそれぞれいろんなフレーバーがありました。
最後はコーヒーで。
4時間半にもわたる長いディナーでしたが、とっても美味しく楽しい時間でした。
シェフとマダムの絵をバックに、シェフとマダムと記念撮影もしちゃいました♪
オランダで三ツ星という品格に等しいレストランです。
料理はどれも美味しかったし、サービスも文句なし。ここは再訪したいです。
オランダではもう1軒三ツ星があり、今回は予約取れずに行けなかったけれど、次回は行ってみたいです。
「De Librije」
Spinhuisplain 1 ,8011 ZZ Zwolle
+31 (0) 38 853 00 00
www.liblije.com
多皿構成ですが、素晴らしいお料理の数々が続きます。
変わった形の瓶に入っているのは、ライムリーフのヴィネガーオイル。
Trout,tomato and shrimps
海老、トラウトのタルタル。ベーコンのラード、ラディッシュに巻いた粒マスタードとマヨネーズ。
オイスターリーフの新芽、菊花、青林檎のスライス、トマトの上澄み水など。
ここにライムリーフのヴィネガーオイルをかけます。複雑な要素なのに味が完成されています。
Dreissigacker 2013 Bechtheimer
ドイツのリースリング。リンゴの風味とミネラル感。
Goose liver, cabbage,and juice of carrots and magnolia
これは素晴らしかった一品。
ローストしたキャベツ、、フォアグラ、蟹、松の実、キャロットソース。
フォアグラと蟹?と思ったけれど、複雑な要素なのに蟹肉とフォアグラを混ぜて食べると美味しいです。
ライムやマグノリアの香りでフォアグラの甘みも引き立ち、バランスがよく料理が完成されています。他で同じ食材で使ってもバランスが難しいだろうな。そのぐらい見事な料理でした。
Therese kus van 2014
オランダのカベルネフラン。オランダのワインは珍しいけれど、これはおでんに入っているさつま揚げの牛蒡みたいな香りです(笑)そんなダシのような樽香の中から土の中の牛蒡の香り。
黒麦のパンとエメンタルチーズバター。
バターは山羊のチーズに近郊で採れるベリーをブレンドしたもの。
Clos de Saint Yves Savennieres 2013 Baumard
シュナンブラン独特の香りがあります。
Langoustine,kombucha,and "Boemboe"
ラングスティーヌは昆布茶につけてから火入れしたそうです。
背の部分には揚げたキヌアが塗してあります。
洋梨のスライスと洋梨のジュ、茗荷、根セロリ、インゲン豆のソース。
Boemboeはインドネシア料理で使うスパイスです。
ビネガーとスパイスも効いてますが、塩加減が過剰でないのがいいです。
Pike peach ,eel , puffed garlic and fennel
カマスは、燻製した鰻と鰻の骨を揚げたもの。
フェンネルのスライス、鰻のジュのチュイル。ガーリックオイル、ライムの泡を添えて。
Macon milly lamart 2014 Les Herities du Comte Lafon
シャルドネですが、キューピー香、いわゆるセルロイド香がします。
North Sea sole ,oyster,Jerusalem artichoke flower and Smoked creme flaise
舌平目は、しっとりとしたキュイッソンが素晴らしいです。
乾燥させたアーティチョークの花をアンフュージョンして燻香をつけたサワークリームのソース。
左側には、マリネしたコールラビに包んだ牡蠣、魚の皮を揚げたもの、菊芋のピュレと菊芋の皮を揚げたもの。燻製もスモーキーさがしつこくなく抑制感があるのがいいです。
Cremant du Jura Domaine Labet
ジュラのスパークリング。
Egg, caviar, sour cream ,cheves and croutons
イタリア産のオシェトラキャビア。
中には、半熟卵とマッシュポテト、サワークリーム、チャイブとクルトンが入っています。
Barbaresco Ronchi 2012 Albino Rocca
メインの鴨に合わせたのはバルバレスコ。若いですがデキャンタージュして、香りを出します。
Wild duck ,blueberry and cabbage leave
野生の鴨にフォアグラとオリーブのソースに鴨のジュをかけて。
ブルーベリーを添えて。鴨の火入れもしっとりとしていますが、ソースのバランスも見事です♪
茹でたキャベツと腿肉のコンフィがこれまた美味しいです。
Jorge Ordonez
マラガのモスカテル。ストレートに甘いデザートワインです。
Licorice,chervil and pandan rice
ビーツと青林檎のムース、バナナのアイスクリーム。
チャービルとシトラス風味のライスプティングに黒砂糖のクリーム。
麻袋の上にドライアイスを置き、チョコレートのアイスクリーム。
その上には、カルダモンの香るココナッツとコーヒーのクリームにラムレーズンとクッキークランチ。
カカオのチュイルをのせて。
左の器の中には、アボカドのスライスとライムとスパイス。
右のキノコに見立てたチョコレートは、ドライセップ、松の芽、エルダーフラワーのホワイトチョコ、ポン酢味?のキャラメルチョコなどそれぞれいろんなフレーバーがありました。
最後はコーヒーで。
4時間半にもわたる長いディナーでしたが、とっても美味しく楽しい時間でした。
シェフとマダムの絵をバックに、シェフとマダムと記念撮影もしちゃいました♪
オランダで三ツ星という品格に等しいレストランです。
料理はどれも美味しかったし、サービスも文句なし。ここは再訪したいです。
オランダではもう1軒三ツ星があり、今回は予約取れずに行けなかったけれど、次回は行ってみたいです。
「De Librije」
Spinhuisplain 1 ,8011 ZZ Zwolle
+31 (0) 38 853 00 00
www.liblije.com
November 21, 2015
De Librije〜Vol.2〜@オランダ
「De Librije」での夕食です。
最初は、バーラウンジに案内されました。
ここで、シャンパンと共に、いくつかのスナックを頂きます。
天井の間接照明は苔をまわりに這わせています。
きっと本物ではないよねえ^^;
数々のリキュールが並んだバーカウンター。
やはりインテリアは個性的です。
こちらは、ハーブティーかな。
シャンパンは、アンリオでした。
Snack
最初に出てきたのは、赤キャベツのスープにコリアンダーの新芽をのせたもの。
炙った落花生の上にのったアミューズ。
クリスピーワッフルの中にピクルスの入ったクリームが入っています。
次のアミューズは・・・
パリパリのシュー生地に海老とサリコリヌ、バハラというスパイスがかけてあります。
クリスピー生地の上に軽く炙った平目のエンガワの海苔、ライムのクリームをのせて。
そして、アミューズを頂いた後は、メインダイニングに移動します。
天井が高く、木の幹と枝に見立てたような柱の上はガラス窓になっています。
昼間だと明るい光が差しこんでまた開放的な雰囲気になるのでしょうね。
そこに座っているちょっとぽっちゃりめの黄色い長靴を履いた女性のオブジェがインパクトあります。
フロアには樹が生えてたり・・・
照明も個性的。
テーブルに着き、ナイフが置かれます。
バターは椰子の実の入れ物に入っています。
パン用のバターとオリーブオイルです。
お料理もインパクトがある演出でいろいろ出てきます。
Gellur
まずは、ゲルー。鱈の舌を網で焼きます。
日本いう鱈よりも数倍大きいので、鱈の舌もこのくらいの大きさになります。
スプーンの上にサワークリームソースと揚げたキヌアをのせ、香ばしく焼きあがった鱈の舌を。
プルンとしたゼラチン質の多い魚の頬肉のような食感です。
Shrimp
海老が埋まってます(笑)
中に身が隠れているので、引きだしてディル風味の海老をパクリと食べます。
Dom Rafael 2014 Alentejo DOC
ポルトガルのワインです。樽香がしっかりとあります。
Beef&Oyster tartare
次の演出は何かしら?
手を差し出してくださいと言われ、おもむろに出すと、なんと手の甲にソースがのせられます!
チャイブと卵白とヨーグルトやレモンと塩を混ぜたソース。
その上にビーフタルタル、レタス、オイスタークリームとどんどん盛り付けられていきます。
さらにオイスター、ジャガイモのスフレ、オイスターリーフがのせられます。
斬新な演出にびっくりしました!
20年前からのクラシカルなレシピだという牛肉のタルタルと牡蠣の料理だそうですが、手の甲に盛り付けるようになったのは、ここ3.4年だそう。笑っちゃうけど美味しいです。
手の甲が毛むくじゃらな男性客とかもいると思うけど、どうするのかなとか素朴な疑問(笑)
食べた後には、ちゃんとオシボリが出てきますけどね^^;
ビーツに見立てた丸いケイクの中には、ベーコンとマッシュルームとチーズクリームが入っています。
パンが運ばれてきました。
最初に出してくれたバターとオリーブオイルと。
ここで、ちょっと小休止。
レストルームまでもアートスペースになっています。
下世話だけど黒いトイレットペーパー。
東京龍吟も黒いティッシュでしたが、こちらは黒いトイレットペーパーでしかも再生紙。
こういうのも需要があるから生産しているんですね。
途中に飾られていた小デブのオブジェ。
マダムの雰囲気があるというと怒られそうだけど(爆)
フロアにある樹の下のオブジェと同じ作家の作品ですが、しかし太いな。
アクアビクス頑張れ!
後半のお料理はまだまだ続きます。
「De Librije」
Spinhuisplain 1 ,8011 ZZ Zwolle
+31 (0) 38 853 00 00
www.liblije.com
最初は、バーラウンジに案内されました。
ここで、シャンパンと共に、いくつかのスナックを頂きます。
天井の間接照明は苔をまわりに這わせています。
きっと本物ではないよねえ^^;
数々のリキュールが並んだバーカウンター。
やはりインテリアは個性的です。
こちらは、ハーブティーかな。
シャンパンは、アンリオでした。
Snack
最初に出てきたのは、赤キャベツのスープにコリアンダーの新芽をのせたもの。
炙った落花生の上にのったアミューズ。
クリスピーワッフルの中にピクルスの入ったクリームが入っています。
次のアミューズは・・・
パリパリのシュー生地に海老とサリコリヌ、バハラというスパイスがかけてあります。
クリスピー生地の上に軽く炙った平目のエンガワの海苔、ライムのクリームをのせて。
そして、アミューズを頂いた後は、メインダイニングに移動します。
天井が高く、木の幹と枝に見立てたような柱の上はガラス窓になっています。
昼間だと明るい光が差しこんでまた開放的な雰囲気になるのでしょうね。
そこに座っているちょっとぽっちゃりめの黄色い長靴を履いた女性のオブジェがインパクトあります。
フロアには樹が生えてたり・・・
照明も個性的。
テーブルに着き、ナイフが置かれます。
バターは椰子の実の入れ物に入っています。
パン用のバターとオリーブオイルです。
お料理もインパクトがある演出でいろいろ出てきます。
Gellur
まずは、ゲルー。鱈の舌を網で焼きます。
日本いう鱈よりも数倍大きいので、鱈の舌もこのくらいの大きさになります。
スプーンの上にサワークリームソースと揚げたキヌアをのせ、香ばしく焼きあがった鱈の舌を。
プルンとしたゼラチン質の多い魚の頬肉のような食感です。
Shrimp
海老が埋まってます(笑)
中に身が隠れているので、引きだしてディル風味の海老をパクリと食べます。
Dom Rafael 2014 Alentejo DOC
ポルトガルのワインです。樽香がしっかりとあります。
Beef&Oyster tartare
次の演出は何かしら?
手を差し出してくださいと言われ、おもむろに出すと、なんと手の甲にソースがのせられます!
チャイブと卵白とヨーグルトやレモンと塩を混ぜたソース。
その上にビーフタルタル、レタス、オイスタークリームとどんどん盛り付けられていきます。
さらにオイスター、ジャガイモのスフレ、オイスターリーフがのせられます。
斬新な演出にびっくりしました!
20年前からのクラシカルなレシピだという牛肉のタルタルと牡蠣の料理だそうですが、手の甲に盛り付けるようになったのは、ここ3.4年だそう。笑っちゃうけど美味しいです。
手の甲が毛むくじゃらな男性客とかもいると思うけど、どうするのかなとか素朴な疑問(笑)
食べた後には、ちゃんとオシボリが出てきますけどね^^;
ビーツに見立てた丸いケイクの中には、ベーコンとマッシュルームとチーズクリームが入っています。
パンが運ばれてきました。
最初に出してくれたバターとオリーブオイルと。
ここで、ちょっと小休止。
レストルームまでもアートスペースになっています。
下世話だけど黒いトイレットペーパー。
東京龍吟も黒いティッシュでしたが、こちらは黒いトイレットペーパーでしかも再生紙。
こういうのも需要があるから生産しているんですね。
途中に飾られていた小デブのオブジェ。
マダムの雰囲気があるというと怒られそうだけど(爆)
フロアにある樹の下のオブジェと同じ作家の作品ですが、しかし太いな。
アクアビクス頑張れ!
後半のお料理はまだまだ続きます。
「De Librije」
Spinhuisplain 1 ,8011 ZZ Zwolle
+31 (0) 38 853 00 00
www.liblije.com
De Librije〜Vol.1〜@オランダ
オランダでの目的の3軒目は「De Librije」に行きました。
ズヴォレにあるミシュラン三ツ星のレストランです。
素敵な外観。
ここは、5つ星のホテルが併設されているので、宿泊することができます。
エントランスに入り、
ロビーに案内され、ひとまず休憩。
ウェルカムドリンクは、シナモン、バニラ、レッドベリー、アップルの温かいジュースが出てきました。
フォアグラのロリポップは、少しスパイスが利いています。
オレンジカラーを基調としてますが、インテリアは所々に個性的です。
シャンデリアに鏡張り。
お部屋には、それぞれハーブの名前がついています。
ベルガモットルームへ。
白を基調として赤とグレーを刺し色にしたお部屋です。
ミニバーはアルコールはないけれど、フリードリンクです。
ウェルカムスイーツは貝殻の形のショコラやクッキー。
ベッドルーム。
ベッドサイドには、試験管のような入れ物に入ったハーブのようなものが入っていました。
寝る前に食べるフレーバーハーブのようです。
バスルーム。
バスタブは細長い台形の形をしています。
アメニティも使い心地が良かったです。
少し休憩してから、食事に行くことにします。
「De Librije」
Spinhuisplain 1 ,8011 ZZ Zwolle
+31 (0) 38 853 00 00
www.liblije.com
ズヴォレにあるミシュラン三ツ星のレストランです。
素敵な外観。
ここは、5つ星のホテルが併設されているので、宿泊することができます。
エントランスに入り、
ロビーに案内され、ひとまず休憩。
ウェルカムドリンクは、シナモン、バニラ、レッドベリー、アップルの温かいジュースが出てきました。
フォアグラのロリポップは、少しスパイスが利いています。
オレンジカラーを基調としてますが、インテリアは所々に個性的です。
シャンデリアに鏡張り。
お部屋には、それぞれハーブの名前がついています。
ベルガモットルームへ。
白を基調として赤とグレーを刺し色にしたお部屋です。
ミニバーはアルコールはないけれど、フリードリンクです。
ウェルカムスイーツは貝殻の形のショコラやクッキー。
ベッドルーム。
ベッドサイドには、試験管のような入れ物に入ったハーブのようなものが入っていました。
寝る前に食べるフレーバーハーブのようです。
バスルーム。
バスタブは細長い台形の形をしています。
アメニティも使い心地が良かったです。
少し休憩してから、食事に行くことにします。
「De Librije」
Spinhuisplain 1 ,8011 ZZ Zwolle
+31 (0) 38 853 00 00
www.liblije.com
November 20, 2015
Burger bar@オランダ
ちょっと小腹が空いたので、「Burger Bar」というハンバーガー屋に行きました。
カジュアルな店内です。
パテの牛肉は、アイリッシュ、ブラックアンガス、和牛と選べます。
チーズやトッピング、フライドポテトもフリッツソースいろいろ追加できます。
ブラックアンガスビーフでオーダーすると、そのミンチ肉を計量機で計り、グラムが表示されます。
そして、100%ビーフなパテを鉄板で焼きます。
ハンバーガーができあがるまで、ビール。
10分くらい待ってハンバーガーができました。
白胡麻がのったブリオッシュのようなバンズ。
フリッツも美味そうです。ソースはピリ辛なサムライソース。
こんがり焼いたバンズに、トマト、チェダーチーズ、ピクルス、レタスではなく、水菜というのがしゃっきりポイント。
肉厚でレアな火入れのパテとブリオッシュのようなバンズ。
チェーン店のハンバーガー店ですが、レベル高いです。
美味しかった〜
余談ですが、レストルームはBullsとCowsで分かれていました。
カロリー消費するために、再び散歩。
天気は悪かったけれど、運河は綺麗でした。
こんなところにミッフィー
意外なところにもミッフィー像がありました。
「Burger Bar」
Schoutenstraat 15, 3512 Utrecht
カジュアルな店内です。
パテの牛肉は、アイリッシュ、ブラックアンガス、和牛と選べます。
チーズやトッピング、フライドポテトもフリッツソースいろいろ追加できます。
ブラックアンガスビーフでオーダーすると、そのミンチ肉を計量機で計り、グラムが表示されます。
そして、100%ビーフなパテを鉄板で焼きます。
ハンバーガーができあがるまで、ビール。
10分くらい待ってハンバーガーができました。
白胡麻がのったブリオッシュのようなバンズ。
フリッツも美味そうです。ソースはピリ辛なサムライソース。
こんがり焼いたバンズに、トマト、チェダーチーズ、ピクルス、レタスではなく、水菜というのがしゃっきりポイント。
肉厚でレアな火入れのパテとブリオッシュのようなバンズ。
チェーン店のハンバーガー店ですが、レベル高いです。
美味しかった〜
余談ですが、レストルームはBullsとCowsで分かれていました。
カロリー消費するために、再び散歩。
天気は悪かったけれど、運河は綺麗でした。
こんなところにミッフィー
意外なところにもミッフィー像がありました。
「Burger Bar」
Schoutenstraat 15, 3512 Utrecht