January 2018
January 15, 2018
珍平酒樓(チャンペンレストラン)@バンコク
美味しいガイヤーンで有名な、タイ中華の名店です。
MRTのルンピニ駅から徒歩5分くらいです。もともとガイヤーンの屋台として70年前に営業を初め、その美味しさから口コミでどんどん広がり今のお店を構えたそうです。ガイヤーン御殿の名のつく大箱レストラン。高齢のマダムがお出迎えしてくれるのも嬉しい。
シンハーの生ビール。大きなピッチャーから注いでくれます。
0ur harf-century famous barbecued chicken
ここの看板メニューのガイヤーン。色々なハーブやニンニクなどの特製のたれに漬け込んで焼いてあります。香ばしい皮と甘みとしっとりした肉質。さすがの美味しさで、ビールがすすみます。
ナムチムやチリソースもありますが、そのままで美味しい。
Oyster with egg
大好きなオースワン♪。小振りの牡蠣がたっぷり入っていて、卵と共にふわっと炒めてあり、めちゃ美味い。チリソースをかけながら頂くと、さらに美味。牡蠣はアレルギーなのですが種類によるようで、日本や韓国の牡蠣はほぼNG。でもここの牡蠣は磯臭さもないし、全然大丈夫でした。
Fried Crab in Madras curry
プーパッポンカリーです。蟹肉と卵の甘み。個人的にはソンブーンの味が一番好きです。
Rice vermicelli with chilled shrimp and water mimosa
海老と水おじぎ草のビーフン炒め。唐辛子も入って辛いですが、海老がぷりっと甘くてオジギソウの葉や茎が美味しい。
ここはメニューが豊富で、魚料理はいろいろ気になったものがありました。中華系タイ料理では、おすすめです。
「珍平酒樓(チャンペンレストラン)」
1030/1 Rama 4 Rd,Bangokok
02 287 1535
January 14, 2018
Bo.Lan@バンコク
以前ロンドンのナームにいたタイ人の女性シェフBo Songivsavaとオーストラリア人の男性シェフDylan Jonesが2009年にオープンしたレストランで、この夫妻の正統派タイキュイジーヌを楽しみにしていました。
数年前に移転したのですが、トンロー駅から徒歩5分くらい。看板を見つけると奥まで伸びる長い通路があります。
進んでいくと、一軒家が見えてきました。
石の小路の脇には、いろんなオブジェが。
エントランスへ。
中に入ると物販スペースもありました。
ウェイティグスペースでお茶と共に、メニューが案内されます。
2つのコースがあり、2680Bと3280B。皿数はそんなに変わらない感じだし、高い方は高級食材を用いていた感じだったので、2680Bのコースをオーダーしました。お酒はワインペアリングとビールペアリングがありました。
カクテルはスイカのモヒート。
スナックは、生落花生(これが意外に美味しくてパクパクすすむ)、ライスパフ、タイの芋フライ(甘くコーティングして揚げて。)
ここで、キッチンに案内されます。
ディランシェフがようこそと。小さな炊飯器にはカオニャム(餅米を炊いたもの)
レンゲの上には、カオニャムにパームシュガーと塩のパウダーをのせて。食べた後でパイナップルを食べてくださいと。マーホーというタイ古来のおもてなしのおつまみです。
そして、ダイニングへ。
天井も高く、大きな絵が飾られています。
Yadong Ma Kratueb Rong served with local sour fruits
タイのマティーニですと。タイの米から作ったお酒だそうですが、メコンみたいな香りでかなりアルコール度が強いです。串には、タマリンドとグリーンマンゴーに唐辛子で酸っぱい辛いアクセント。飲んだ後には、口の中をスプレーをシュっとしてね、とパンダンリーフのエキスのマウスウォッシュ。
Grey Wacke 2016
ニュージーランドのソーヴィニオンブラン。柑橘や白胡椒の香り。
Bo.lan amuse boushe
前菜が5種でてきました。キャラメリゼしたチキン。葱とレモングラスと赤米のサラダ。蒸したジャガイモと豚皮揚げ。インゲンと赤唐辛子と豚肉、これがめちゃ辛い。マニラタマリンドと塩漬け卵と魚。辛さは選べるので、ミディアムくらいがいいと思ったのですが、タイオリジナルで頼んでしまったため、辛さの度合いがハンパないです。前菜からヒーヒー舌と唇が痺れるというか胃まで痛くなってきたw
Single plate of the day
本日の一皿は、カノムジーン。米粉を使った日本の素麺みたいな発酵麺です。上にはルークチン(鶏つみれ)やサラダがのっていて、ピリ辛い胡麻だれのようなソースがかけてあります。
別皿にアヒルのゆで卵やトートマンプラー、発酵筍や葉の天ぷらなどがあり、これものせて食べました。
Enate 2016 Somontano
スペイン北部のゲベルツトラミネール。
Salomon 2016 Fleurieu
南オーストラリアのシラー。赤と白が同時に来ました。ワインはペアリングにしましたが、そんなに料理に合っているわけではないし、少ししか注いでくれないので、なくてもいい気がしました。料理の辛さを和らげるにも甘いフルーツカクテルの方がよかったかも。クラフトビールの多さにもびっくり。
そして、料理が次から次へと運ばれてきます。
Issarn style Larp of minced duck and pungent herbs
アヒルのラープ。いろんなハーブと。
Ao Phand Nga prawn with winter cabbage & Bo.lan fish sance
海老と冬キャベツのナンプラー炒め。
Grilled relish of salted fish served with assorted local greens and deep-fried quails
塩漬け魚のココナッツミルク煮、うずらの唐揚げ、いろんな野菜をディップしながら食べてくださいと。
腿肉も少し出てきました。
Southern Style curry of yellow turmeric,"Tan Khun"chicken with berel leave and cumin leave
チェンマイの鶏肉とイカの南タイ風イエローカレー。キンマやクミンの葉と。このカレーがめちゃくちゃ辛い。でも食べているうちに辛さの中から鶏とイカの旨みが出てきて、だんだん美味しくなっていくから不思議です。
Hot & sour soup of house pickled Pak song Mustard greens with young pork ribs and ocean fish
仔豚のスペアリブと魚とマスタードリーフの甘酸っぱいスープ。
ジャスミンライスと赤米と一緒に、カレーやいろんなおかずを食べました。最初は辛さに驚いたけど、合わせながら食べ進むととても美味しいです。ご飯もおかわり。お米は白米、玄米から赤米志向が強くなっています。タイの赤米美味しいので後日市場で買っちゃった。
Accompaniment of the day
最後に出てきたのは干し肉の燻製みたいなものでした。
食事が終わるとデザートは別の部屋で頂きます。
Pre-dessert
ココナッツミルクとナタデココ、クラッシュアイス。
Dessert
バナナとタロイモのグミ、豚脂とココナッツミルクのスープ。
マラガの甘口ワイン。
Petits fours
プティフールいろいろ。かぼちゃのムースやキャラメルなどお腹いっぱいで全部は食べきれなかったけど、焼きプリン美味しかった。
タイの古典料理をコース仕立てのガストロノミーにアレンジしています。その刺激的な辛さの中にタイの伝統的な料理のエッセンスが感じられ、使っている食材の数も多く、奥深い味わいを堪能しました。
「Bo・lan ボラン」
24 Soi Sukhumvit 53 ,Klongtonna,Wattana, Bangkok
+66 2 260 2962
www.bolan.co.th/
ウェスティングランデ・スクンヴィット@バンコク
BTSアソーク駅のすぐ横にあり、ロビンソン百貨店やショッピングセンター、フードコートもあるので、便利です。
お部屋はスイートルームにUPグレード。
リビングは広いです。まあ古いホテルなので、高級感はないけど。
ベッドルームのベッドはキングやクイーンサイズでなく、ダブルなのでシェラトンよりも小さく感じました。、
ベッドルームには、ソファーやクローゼット以外に、化粧台もあり、女性には嬉しいです。
バスルームは、バスタブがかなり浅いです。奥にはシャワーブース。
トイレはかなり広くて、4畳くらいあったかも。
ウェスティンのラウンジは、朝ご飯やティータイム、ハッピーアワーと軽食がとれますが、ティータイムのサンドイッチが美味しいのでおすすめ。日替わりで4種類くらいのサンドイッチが食べれます。この日は、イカスミパンにチキンサラダ、ハムとチーズでした。
朝ご飯はカオマンガイと目玉焼き。トマトと胡瓜のサラダも美味しかったです。
「ウェスティングランデ・スクンヴィット」
259 Sukhumvit Road,Bangkok 10110
+66 2 207 8000
January 13, 2018
アマット ロットディ@バンコク
BTSトンロー駅に降りると、いろんなお店からいい匂いがしています。
揚げ立てのトートマンプラーはぷりっと揚げてあり、思わず買い食いしたくなくなる気持ちを我慢w。
高級なマンゴーのお店もありました。
そんな通り沿いにある屋台の「アマット ロットディ」に行きました。
イスラム系料理の小さな屋台ですが、昼前には完売の人気店です。
ここのマダムが大鍋で仕込むカオモックガイとスープガイが絶品なんです。頼むと数メートル離れたテーブルに持ってきてくれます。
カオモックガイ 45B
カオモックガイは、マサラスパイスとヨーグルトでマリネした骨付きの鶏肉を揚げてから、ビリヤニのように大きな鍋で炊いたものです。ターメリックライスも混ぜ合わせてフライドオニオンをのせ、ナムチムと胡瓜が添えてあります。
骨付きの鶏肉はご飯の中に隠れていて、ほろりと崩れる柔らかなお肉と一緒に混ぜ合わせながら食べます。ビリヤニほどスパイスは強くなく、ほんのり酸味もあり、ぺろっと食べれてしまいます。
スップガイ 40B
スップガイは、しっとりと柔らかな鶏肉と生の玉ねぎやトマト、フライドオニオンなどが入っていて、かなりライムの酸味と唐辛子の辛味がある中にすっきりした鶏肉の旨味があるスープで、とても美味しいです。これは、かなり好みで、カオモックガイの合いの手に刺激的な酸味と辛味がはまります。ナムチムは甘いので、このスープをご飯にかけて食べるとまた絶品。また食べに行きたいです。
昼前に売り切れになる人気店。ラマ9世通りにあるカオモックガイ専門食堂の支店の屋台だとか。
帰り道で絞りたてのオレンジジュースを買って、朝から活力充填しました♪
「Amud Rosdee アマット ロットディー」
Soi Thonglor,Sukhumvit Rd,Bangkok
8:00〜13:00(売り切れ次第終了) 土日休み
ラーン カイチアオ@バンコク
この日は米食べたい気分で、まずは「ラーン カイチアオ」に行きました。
BTSのバンチャック駅から徒歩3分くらいのところにあります。タイの下町的な雰囲気の中にあるガパオ炒めが定評のお店です。
タイ語メニューの他に簡単な英語メニューもありました。カオパットタレーとガパオガイにカイダーオを注文。
最初にスープが出てきました。
鶏スープにパクチーを浮かべて。
カオパット タレー 45B
イカや海老も新鮮で柔らかく、トマトやキャベツ、青菜が入っていて、卵と一緒に炒めた炒飯ですが、しっとりとして、でもべたっとしていない具材が合わさった食感が美味しい。薄味な味付けでライムを絞るとさらにさっぱり。
後半はナンプリックナンプラーをかけるとさらに辛さが加わり美味でした。
パットガパオガイ カイダーオ
お店に来る客の半分以上が頼んでいるメニュー。鶏挽肉とガパオだけでなく、青唐辛子やヤングコーンやカリフラワー、インゲンなどを細かく刻んだものを合わせて意外に野菜の比率が多く、ニンニクなどもしっかり使っているのですが、味は濃すぎずナンプラーの風味もそれほど強くありません。のせた目玉焼きも白身はしっかり焼いて黄身はこぼれないくらいの半熟加減がよく、ご飯と混じりあうバランスがいいです。
「ラーン カイチアオ」
95/1 Sukhumvit Rd, Bangkok
+66 23 11 6689
6:00〜15:00
January 12, 2018
Gaa@バンコク
「Gaa」に行きました。ちょうど「Gaggan」の真向かいにあります。
Gagganのスーシェフだったインド人女性Garia Aronaが独立し、昨年の春にオープンしました。以前nomaにもいたことがあるので、インドスパイスに北欧のエッセンスを加えたイノベーティブな料理を出すようです。
入り口の階段を数段上がるとダイニング、奥の半地下がキッチンがあります。2階にも席がありますが、団体用の広いスペースになっていました。料理は10皿(2200バーツ)、14皿(2800バーツ)の2つのコースがあり、共にワインペアリングは4グラス(1900バーツ)と5グラス(2400バーツ)。
14皿のコースと5グラスのワインペアリングをオーダーしました。
まずは、食前酒でカクテルを。
Lychee Sake on the Rocks
自家製のライチ酒。濁り酒のようなほんのり麹の香り。オンザロックにすると、大人のカルピス味。
Coffee Caipirinha
コーヒーカイピリーニャは、コーヒーのコンブチャにダークラムとライム。北欧でも大流行のコンブチャや麹など発酵酒をオリジナルで作っているようです。
Chilled Soup of Mango,Pumpkin and Pickles
氷の上にのった器の中には、マンゴーとカボチャにケフィアライムオイルの冷たいスープ。その中に昆布、生胡椒、発酵筍、グースベリーと4種のピクルスが入っていて、かきまぜないで4種を順番に味わってくださいとのこと。甘さの中にそれぞれの酸味を感じながら頂きました。
Savoury Betal Leaf
白い枝の上に、揚げたキンマの葉。
葉にはスパイス的なものがまぶしてあり、パリパリと香ばしいです。
Duck & Pickles
デンマークでよくある揚げドーナツ。日本人が来るとタコヤキといいながら笑いをとるアレね。これには、数種類のピクルスが添えてありました。胡瓜、ガーリックチップ、しし唐辛子、ミニ青梗菜、人参大根、ロゼール。
揚げドーナツの中には、スパイスで煮込んだ鴨肉が入っています。
Grilled Potato Mochi
じゃがいも餅を焼いて、漬けた卵黄のソースとチャイブの花。
Decotte Auge Grand Cru
最初のペアリングは、シャンパンで。
Chicken Liver on Toast
薄くスライスしたトーストの上にロンガンと凍らせて削った鶏のレバー。レバーには少しスパイスを加えてあり、アクセントになっています。
Corn
鞘付きのヤングコーンを焼き、コーンと牛乳とビネガーのエスプーマのディップ。
スポっと抜けたヤングコーンは、少しスパイスを入れたギーを塗って焼いてありました。
Reflexion Lage Kellerberg Johannes Zillinger
オーストリアのグリュナーフェルトリナー。キンキンに冷やしてすっきり辛口。
Cow's Milk Tofu, Grilled Leaves of Mustard and Pakchi Farang
牛乳豆腐の上には、さっとグリルしたマスタードリーフやパクチーファランをのせて。
ビネガーで固めた牛乳豆腐はプルンと杏仁豆腐くらいな柔らさ。上には、パクチーファランなどを刻んで発酵させた漬物のようなものがのっています。パリパリした葉の苦みと酸味でサラダ的に。
Crayfish,Khakhra
カクラというインドの豆のモスビーンのクラッカーに、ロイヤルプロジェクトからチェンマイ産のザリガニ。スパイスの効いた甲殻ソースとポメロー、マイクロコリアンダーをのせて。ここにロイヤルプロジェクトのキャビアをのせますかと聞かれたけど、500バーツもするので遠慮しておきました。でもキャビアまで生産しているのは凄いです。
Fritz Haag 2015 Brauneberger
ドイツモーゼルのリースリング。ほどよい甘さと酸味。
Cauliflower ,Caramelized Whey,Crab
蟹とこんがり焼き目をつけたカリフラワーとキャラメリゼしたホエイのソース。
Kanomla ,grouper
カノムラーという南タイの伝統的な米粉を網目に焼いたクレープ風の生地に、包んだガルーパ。
さくさくの生地の間には、さらにこんがり焼いたミルクスキン(いわゆる牛乳の湯葉)で包んだハタ。キャベツの酢漬けと粒マスタードをはさみ、この立体的な食感がいい感じで美味しいかった。
Saint-Joseph 2014 Stephane Ogier
ローヌのシラー。
Pork Rib
タマリンドやスパイスなどで1日マリネした豚肉のスペアリブを焼いて。細かく刻んだコリアンダの茎やシャロット、ざくろをのせて。メインはどかんと来ました。スペアリブはストレートに美味しいし、この彩りいい薬味も利いています。
Cha la Wan Pale Ale
この後出てくるキーマパオにはタイのクラフトビールを合わせてくださいと。
Lamb Keema Pao,Homemade Butter
焼き立て熱々のパンに自家製バター。
中には羊のキーマーカレーのような具がたっぷり入っています。もちもち香ばしい生地と共に合わせてくれたビールをぐびっと。でも、米は出さないスタイルなんですね。
Chateau Jolys Jurancon
ジュラの甘口ワイン。
Purple Sweet Potato & Strawberries
温かい紫芋のピュレと苺の酸味。
Burnt Coconut Sugar Icecream ,Organic Red Rice Cone ,Pork Floss
オーガニック赤米のコーンに焼いたココナッツシュガーのアイスクリーム。豚のでんぶをのせて。ソフトクリームメーカーが2台もあったので、これは気合い入れているのか。私的には醤油のアイスクリームにでんぶかけたみたいな感じでしたけど。
Chocolate Betal Leaf
右はカルダモン風味のチョココーティング、左はフェンネルパウダーとチャツネ。真ん中から二つに折って食べてくださいと。苦みや甘みが合わさって。いい口直しに。
インド料理のスパイスやエッセンスをタイの食材と共にイノベーティブしたお料理。「noma」にいたこともあり、発酵食などを取り入れた少し北欧らしい一面もありました。
個人的には今の「Gaggan」よりもこちらの方が魅力的ですね。ただメニューはあまり変わらないみたいなので、通うほどではないかな。サービスの方は、ベタなウィットが利いて楽しい夜でした。
「Gaa」
68/4 Soi Langsuan, Ploenchit Road Lumpini,
Phathumwan, Bangkok 10330
+669-1-419-2424, +666-5-229-4422
http://www.gaabkk.com/#home
January 11, 2018
イサーン・ロムイェン@バンコク
「イサーン ロムイェン」に行きました。BTSのビクトリーモニュメント駅から徒歩3分くらい。センチュリープラザという商業ビルの裏手にあるイサーン料理のお店です。
シンハービールを頼みました。
ソムタムタイ 50B
ソムタムの種類が豊富でしたが、シンプルにソムタムタイで。
チムチュム 160B
大好きなチムチュムを豚肉で注文。チムチュムとは、鳥ベースのスープに、卵を絡めた肉と野菜、春雨などを土鍋で煮込むイサーン鍋料理です。ここではタイ・フレンチミートという牛肉の薄切りしゃぶしゃぶが名物だったようですが、まあ豚肉の方が味が出るので。
空芯菜、白菜、パクチー、バジルやミントなどの野菜を手でちぎりながら鍋に入れ、卵をからめた豚肉や春雨も入れます。
そして、蓋をして5分くらい煮込んだら、できあがり。
辛くないので辛さが苦手な人も食べれます。お野菜ハーブたっぷりでヘルシー。豚肉も美味しいです。
甘辛のたれもついていますが、お皿に少しだけ入れて、スープで割るくらいがちょうどいいと思います。ここのスープは美味しいので、ほぼそのままで食べました。
コムヤーン 80B
最初に頼んだはずのコムヤーンが今頃来ました。
最後に残ったスープを頂きます。肉のアクもほとんどなく、野菜やハーブの香りがしみ出たスープがとても美味しいです。チムチュム好きとしては昼間から頂けるお店で大満足。
他のメニューも豊富だったので、また機会があったら行ってみたいと思います。
「イサーン ロムイェン」
Thanon Rang nam ,Thanon Phaya Thai,Rajthevee ,Bangkok 10400
02-248-2295
9:00~22:00 (無休)
クイティアオ・ムー・トムヤムヌウ@バンコク
まずは昼前に「クイッティアオ・ムー トムヤム ヌウ」へ。
BTSのサパーンクワイ駅から徒歩5分くらい。パウロー病院の向かいにある2階建てのお店です。
ここはトムヤム味のクイッティアオのお店です。黒板メニューはタイ語でわからんです。
メニューもタイ語なのですが、写真付きなので、汁ありはセンミーで汁なしはバイミーでとオーダー。
ドリンクメニュー。
ローゼルティーを頼みました。甘酸っぱさが辛い料理にはさっぱりします。
クイッティアオ トムヤム センミー 40B
汁ありのセンミー。ムー(豚肉)やガイ(鶏肉)のつみれが美味い。プラー(魚)は普通かな。汁は結構甘辛いので酢で調節します。
ただセンミーにしても極細すぎたので、センレックにしておけばよかったな。
クイッティアオ トムヤム センレック 40B
バイミーを頼んだはずが、センレック。汁なし麺には、鶏スープがついてきます。
これはこれで酢と混ぜ合わせると自家製の辛みだれと合わさる麺の食感がいいと思います。麺を食べた後の器には、数字が書いてあり、それを見せると占いの紙をもらえるそうです。
「クイッティアオムー トムヤムヌア(ก๋วยเตี๋ยวหมูต้มยำนัว)」
1511/9 Phaholyothin Road, Phayathai.Bangkok 10400
084-652-3052
January 10, 2018
シェラトン・グランデ・スクンビットホテル@バンコク
このホテルは、BTSのアソーク駅から歩道橋で直結しているので、便利な立地。向かいにはウェスティンや、徒歩5分のところにフォー・ポイントもあるので、SPGの渡り修業にもいいアクセス^^;
お部屋は、エントランスから鏡張りの廊下を経て、リビングへ。
ウェルカムドリンクのオレンジジュースが美味しくて滞在中は3回くらい頼んだかも。
その先には、広いソファーとテーブルがあり、窓からの眼下にはバーが併設しているプールが見えます。
隣の部屋にもソファー席とライティングの鏡がありました。
ベッドルーム。大きなTVも対面にあり、こんなに広いスペースならベッドも大きい方がいいのですが、意外とキングサイズでなくクイーンサイズ。まあ所詮食い倒れて寝るだけですからね。
古いホテルなのでタイル張り。バスタブもまあまあ古いですが、シャワーブースもちゃんとあるし。
アメニティーは、以前はフェラガモでしたが、Thann。この香りの方が好きです。
朝ご飯は「ロッシーニ」に。
ここは通常高級イタリアンレストランですが、朝食も頂けます。
メインの卵料理はオムレツやエッグベネディクとなど好きなものをオーダーできます。サーモンのグリルやステーキ、カオパット、プロセッコもなどもあります。ステーキとカオパットをオーダーしました。
サラダやハム、フルーツなどはヴュッフェスタイル。
生ハムは原木からスライスしたもの。
お粥や味噌汁、点心などもあります。
パンやデニッシュ、チーズのコーナーも。
フルーツジュースは、別のフルーツコーナーに頼むとフレッシュなしぼりたてを提供してくれます。マンゴージュースを頼みましたが、他にはオレンジ、パイナップル、スイカ、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、メロンなど色々ありました。
とりあえず生ハムとモッツァレラチーズ。高級イタリアンレストランだけに、生ハムやモッツアレラチーズが美味しい。えのきや椎茸、マッシュルームなどの茸のソテーも美味しくてステーキの付け合せにおかわりしたくらい。レタスやルッコラも鮮度がよくドレッシングも美味。
お粥は別添えの鶏肉団子や唐辛子をのせて。これもいけます。
アンガス牛のステーキ
ステーキの鉄板が運ばれてきました。お肉は目玉焼きに隠れていますが、グリルトマトとハッシュブラウンポテト、オランデーズソース。
アンガス牛は150g。焼き方はミディアムで。赤身のむっちりした肉質で、味も美味しいです。朝からステーキですが大満足^^;
カオパットガイ
カオパットも卵焼きをのせて。ステーキとナンプリックナンプラーと一緒に目玉焼きを崩しながら食べました。
イタリアのチーズとマンゴーのタルト。
フルーツ。
最後は、ビーツやパイナップル、セロリ、青りんごなどのビタミンブースターのジュースで。
朝からよく食べました(笑)
January 09, 2018
Dine in the Dark@バンコク
1日目のホテルはシェラトン・グランデ・スクンヴィットに宿泊しました。
夜はその1階にある「Dine in the Dark」に行きました。世界でも数少ない暗闇の中で食事をするというレストランです。1999年にスイスで最初のDIDがオープンし、ロンドン、ニューヨーク、香港など世界の都市に広がっていき、バンコクは数年前にできたようです。
入り口は1階の「Bar Su」から入ります。
まずバーで説明を受けます。料理は4皿でてくるそうですが、アジアン、ウェスタン、ベジタリアン、シェフのお勧めの4種類のコースから選ぶことができます。私的にはアジアンを食べてみたかったのですが、同行者の希望でシェフのお勧めコースになりました。そして、ダイニングに向かう前には必ずトイレに行ってくださいと。確かに途中で行きたくなっても結構大変だと思うので。そして、光を発するもの、携帯電話やカメラなどは持ち込み禁止です。手荷物などはロッカーに預けることができます。
ここがDIDの入り口。エプロンを身に着け、サービスの方とご挨拶。サービスマンは盲人です。黒い扉を開けると、そこは100%真っ暗闇。サービスマンの肩につかまりながら入っていきます。途中階段がありますという説明で階段が2段くらいありましたがヒール履いてこなくてよかった。
真っ暗なレストランの中をサービスマンの肩につかまって歩いてテーブル席に着き、彼の声や導きを頼りにカトラリーやナプキン、グラスなどを確認すると、おしぼりを渡されました。その後に温かいパンが。そして、ドリンクやお料理が出てきます。水のグラスは凹凸があったり、料理のお皿も葉っぱのように尖っている部分があったり、サービスの方が提供するときにもわかるような形になっていました。
当たり前だけど真っ暗闇の中で食事をするのは生まれて初めて。ネタバレになるので料理の詳細は控えますが、前菜、スープ、メイン、デザートと順番に4皿の料理が出てきます。料理の内容の説明はありません。
手探りでナイフやスプーン、フォークを使い、香りや触感、温度、食感、味覚を頼りにどんな素材をどのように調理し、どんな風に盛り付けてあるのか。それらを想像しながら、口に運んで味わっていくのです。
普段はまず視覚から入ってきた色や形などの情報が先で、さらに嗅覚などから味を推測して味覚を感じて食べていきますよね。
しかし、目が見えないということは、目から入る以外の情報を頼りに、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされて、今までの自分の経験からその素材やそこに添えたソースや付け合せのものなどの味を分析していくので、より鋭敏に感じるのものです。
ワインも頂きましたが、暗闇だと葡萄の種類や香りの強さをより感じ、味が明確になってきます。
最初はおっかなびっくりでしたが、だんだん慣れてくると、カトラリーやグラスもちゃんと使えるようになって、料理を味わうことができました。彼は、ちゃんと料理の皿やカトラリーを出し下げして、グラスになくなった水も注いでくれ、きちんと完璧な給仕をしてくれました。
終わった後は、またサービスマンの肩につかまりながら明るいバーに戻ります。そして、料理の答え合わせ。タブレットで料理の写真を見せながら内容を説明してくださいます。 大体9割くらいは想像通りでしたね。脳と神経をフル活用していたので、あっという間に食べ終えてしまったようでしたが、後で時計を見ると外に出るまで2時間が経っていました。
最後にお茶やコーヒーと共にアンケート用紙が配られるので、記入しながら体験を振り返りました。
私達は食べ終わった後に、その料理と素材や色を見る事ができますが、目が見えないということは、とても大変なことなんだと改めて感じました。料理等の代金の一部は彼らにチャリティーとして支払われるそうです。
盲目の人達に雇用を与えるというコンセプトも素晴らしいですし、彼らに頼りながらその世界を数時間疑似体験したわけですが、暗闇の中では、料理の味とかうんぬんよりも、さしのべてくれる手の温かみやぬくもりが、どんなに大切に思えたことか・・・とてもな貴重な経験をさせて頂き、色々考え深い夜でした。
「Dine in the Dark」
250 Sukhumvit Rd,Khlong Toei ,G Floor -Bar Su ,Sheraton Gtande Sukhumvit Hotel
010 66 2 649 8358
January 08, 2018
PASTE@バンコク
気温は30度前後ですが、乾季で雨も少なく過ごしやすいのでこの時期に来るのが好きなんです。昔はかなり通ったけど、その頃は高級なレストランよりも地元の食堂や屋台飯ばかり食べていました。
今のアジアのグルメシーンはバンコクが熱い。バンコクミシュランも発表されて、いろんなお店が注目されています。
早朝ホテルに着いて少し休んでから、ランチは「PASTE」へ。モダンタイキュイジーヌのレストランです。
ゲイソーンプラザという商業ビルの3階奥にあります。
店内は、天井も高くかなりラグジュアリーな空間。シェフは、Bee Satongunというタイ人の女性とJason Bailey というオーストラリア人男性のご夫婦。1870年から1930年のタイの古典料理を現代風に再解釈、再構築した料理を出すということで楽しみにしていました。
コースもありますが、アラカルトで頼みました。
まず最初に甘いお茶が出てきます。
タイはシャンパンやワインはべらぼうに高いし、オリジナルカクテルが楽しくて美味しいので、ドリンクはカクテルを頼みました。
Paste My Thai
フレッシュなケフィアライムとレモングラス、唐辛子を漬けたウォッカ、フレッシュミントとジンジャーのカクテル。生姜や唐辛子の辛みとハーブの香るショートカクテルです。
アミューズ
スモークした鯖ハムの上にキャビアをのせて、下の葉はカシューナッツの葉だそうです。間にはガランガルやフルーツの発酵ペーストがはさんでありました。
Coconut cream soup of galangal,free range chicken with chilli jam & premium plankton paste
トムカーガイです。かなり繊細な盛り付け。1890年に初めて記録されているレシピを基に再構築したものだそうです。生姜とココナッツミルクのスープに綺麗に巻いた鶏肉。のせてある葉はイノンド。タイのトムカーガイではパクチーが使われるのがほとんどですが、ラオスではイノンドが一般的に使われるそうで、タイではこれをパクチー・ラオと言うそうです。西洋ではディルに近い香草です。
もともとトムカーガイは、さっぱりしたココナッツミルクのスープですが、甘みも酸味もさらに上品な味わいで、かなりさらっとしています。メニューに書いてあったプレミアムプランクトンのペーストというのが気になりましたが、細かく聞くのは忘れました。なんせお腹が空いてたんでw
Miang betel leaves of spender crab with torch ginger ,pickled young tamarind leaves,roasted coconut & galangal jam
蟹のミャンカムです。betel leavesは英語で訳するとキンマ(蒟醤)、タイではチャップルーと言われる、ミャンカムに使われるコショウ科の葉です。その上に若いタマリンドの葉をマリネしたものとローストココナッツ、赤玉葱、生姜、パクチー、ガランガルのジャム。蟹の身とトーチジンジャーの花を刻んで。一口で巻いて食べます。葉の苦みと共に酸味と辛味、蟹が合わさり美味。
Roasted northem larb pheasant salad from royal project with mouth numbring mak-wean paper,cloves,Thai hog plum leaves and royal project ediable flowers
雉のラープ。タイのロイヤルプロジェクトで生産している雉やハーブやエディブルフラワーを使って。
見た目ラープとは思えないハーブのサラダ。
中には雉肉を煮込んでほぐした肉がミンチ肉がたっぷり入っています。でんぶのようなぱらっとした雉肉ですが、混ぜながら食べると細かく刻んだハーブや葱と共に辛みが利いていて、ご飯がほしくなるような一品。
Lon of spanner crub ,Nan province salted duck egg,fresh coconut milk,hairy fruited eggplant & lime leaf
プーパッポンカリーです。こんなに美しいビジュアルのプーパッポンカリーは初めて見ました。
殻を外すと綺麗に剥いた蟹爪が8本もあり見事です。蟹の身を鴨の塩漬け卵やhairy eggplantという産毛の生えた黄色い丸茄子やライムの葉と煮込んだカリーは、辛さもあるけど蟹の旨みと卵の風味が贅沢に合わさった味わい。プーパッポンカリーはソンブーンが好きだけど、これは高級レストランの味ですね。
ご飯はジャスミンライスとベリーライス。ベリーライスは赤米の長粒米ですが、もっちりした食感と風味が豊かなので、蟹カレーに合います。
Massaman lamb curry of crispy young Mhon Thong durian,shaved coconut apple & Thai cardamom
ラム肉のマッサマンカリー。スライスしたココナッツに、フライドシャロットやカルダモンの香り。
若いドリアンが入っていました。完熟したドリアンは苦手ですが、青いドリアンはしゃきっとした歯ごたえでくせは全くありませんでした。青パパイヤもそうだけど味も淡白なので野菜として食感を楽しむ感じ。
デザートはパスしましたが、おまけでショコラ。
よくありがちなフュージョン料理ではなく、きちんとしたベースのタイ料理を高級食材に変えながらも、ハーブの使い方なども洗練されて仕上げてありました。ここはまた来たいです。
「Paste」
3rd Floor, Gaysorn, 999 Ploenchit Rd., Lumpini, Bangkok
+66(0)2 656 1003 info@pastebangkok.com
January 07, 2018
ラ・ルレヴ@恵比寿
昨年9月にオープンしたGEMS恵比寿の7階にあるフレンチレストランで、2回目の訪問です。、押上で人気のワインバービストロ遠藤利三郎商店グループが立ち上げ、総料理長だったシェフの長良一さんが、シェフを務めています。
1回目の訪問はこちら
お料理は、10皿10000円の1コースです。
そして、ワインはペアリングのコースがいくつかあります。「ハーモニー」は、フランスとそれ以外の国のワインを含めた遠藤利三郎商店ならではのバラエティ豊かなセレクション5種。75ml 5000円、100ml 7500円。
「テロワール」は、料理とワインのさらに深い結びつきを感じるフランスワインのみのセレクション5種。75ml 7500円、100ml 10000円。共に最初にシャンパンかビールが提供されます。
新春から2月末までは、ワインペアリングコースが1500円オフとのこと。
ワインペアリングは「ハーモニー」の75ml を選択しました。まずはシャンパンです。
アミューズ
温かいアミューズは、ワインボトルの口を切った器の上に、トマトとタプナードのマドレーヌ。胡桃とブルーチーズのドフィーヌ。
冷たいアミューズは、タスマニアサーモン。茸のマリネ。カリフラワーのスープと雲丹。
Il Bianco 2016 Brancaia
ソーヴィニオンブラン主体にヴィオニエやゲベルツが少々。すっきりと切れのいい酸です。
ズワイガニと帆立のタンバル仕立て ラディッシュのペタル
ズワイ蟹と帆立に刻んだ青りんごの食感や香りがアクセントに。ラディッシュとキャビアをのせて。
Don Cande Rose of Cinsault 2015 Koyle
チリのロゼワイン。サンソー100%のドライな酸味とスイカのような香り。
魚介の裏漉しスープ 海苔の香り
いろんな魚介を使った濃厚なスープ・ド・ポワソン。あおさの香るクリームをグラチネ仕立てにしてあるのですが、個人的には磯くさい感じが苦手なのでせっかく美味しいスープに海苔の香りはいらないかも。でも後でシェフに聞くと、あえて南仏のブイヤーベースの香りを出したかったのでと。なるほど、そういう意図なら納得しましたすみません。古典料理にもそういうレシピがありますからね。
焼き立て熱々のパン。
Vadio Vinho Branco 2013 Vadio Bairrada
ポルトガルの白ワイン。セルシアルという品種を主体に、柑橘とミネラル感。
甘鯛のポワレ
かりっと鱗焼きした甘鯛にフヌイユを添えて。ソースはフュメドポワソンに根セロリと赤パプリカだったかしら。バジルオイルを数滴。
ジントニックのグラニテ
肉料理に合わせて、赤ワインは2種類。
Pannobile 2011 Anita Nittnaus Hans
オーストラリアの赤ワイン。ツヴァイゲルトやブラウンフレイキッシュの濃厚ベリー系な香り。
Keermont 2014
南アフリカのシラー。
ランド産鳩のロースト 春野菜を添えて
前回もランド産の鳩を頂きましたが、今回はシンプルにロースト。ラディッキオ・ロッソ・ディ・トレビーゾ・タルティーボやブロッコリー、芽キャベツなどを添え、ソースも軽めに仕上げて。
アンディーブのサラダ トリュフヴィネグレット
シャキッとしたアンディーブの苦みとトリュフとビネガー。少しのせてあるのはささみ肉だったかな。
カマンベールチーズとりんごのタルティーヌ
さくさくの生地にのせたチーズとリンゴのコンポートに蜂蜜をかけて。
苺とハイビスカスのスープ グラスヴァニーユを浮かべて
小菓子
キルッシュのババ、エピスのマドレーヌ、ショコラ。タルボ農園のダージリンティーと共に。
今回もクラシック回帰な料理でしたが、サードワールドもワインはあまり合わなくて残してしまいました。自分の体調のせいもあるのですが、幾分生臭く感じたものもあったので。せっかく割引ならば、テロワールのフランスワインを合わせたものにすれば良かったかな。
「Restaurant La Releve」
東京都渋谷区恵比寿1-11-5 GEMS恵比寿7F
03-6432-5738
January 06, 2018
祈年手打茶寮@西麻布
年越しは長野の蕎麦を食べたけれど、年明け蕎麦はこちらで。
まずは、日本酒を一献。
なまこ酢
赤なまこのポン酢和えにもみじおろしやかいわれ大根、花穂紫蘇などの薬味を添えて。こりっとした食感に鰹風味の出汁ポン酢がからんで美味しいです。
あじのなめろう
注文を受けてから作り叩いている音を聞きながら酒を嗜むのもいいものです。そして、10分後くらいに空気を含んでふわっとしたなめろうが出てきました。鯵を茗荷、生姜、大葉、葱などとたたいて、ほんのり味噌で味付けしてあります。そのままでも美味しいですが、ほんの少し酢を垂らす酢なめろうがこれまたいいです。
そして、蕎麦。こちらは十割蕎麦でも5種類あります。それぞれに特徴があるので、その日の気分や好みで組み合わせて頼むことができます。爽碧はおまかせコースのみの提供ですが、吟白、豊穣、手挽、細目から。
豊穣と手挽
今回は、新作の手挽(青)があったので、豊穣と組み合わせた2種にしました。
従来の手挽き(黒)は黒い鬼殻がついた玄蕎麦から挽きこんだものでしたが、手挽き(青)は、黒い鬼殻を外して、青い実を出した丸抜きから挽きこんだもの(左)。新蕎麦の青々しい香りを堪能するため、水そばがおすすめとのこと。
豊穣(右)は、発芽した実を使った蕎麦で、ざらっともちっとした食感とぬめりに深い旨味。こちらは塩で食べてくださいと。人によって(特に東京人は)、つるっとした食感がいいと思うかもしれませんが、噛んでいくとそこに出てくる蕎麦の深い味わいを感じとってほしいです。
共に言われた通り、水そばや山葵と塩で頂くとそれぞれの個性がしっかり感じられます。
そばつゆも美味しいので後半はそばつゆで。
店主は常に蕎麦の温度や打ち方にもこだわっています。大将の心をこめて丁寧に打った繊細なお蕎麦を頂くと、身が引き締まり、今年一年も頑張ろうという思いがでてきました。
「祈年手打茶寮」
東京都港区西麻布1−15−9
03−6447−2308
January 05, 2018
謹賀新年
正月はしばらく実家に帰って、美しい富士山のもとで、両親と一緒に過ごしました。
快晴の青空の下、実家から見える富士山。いつもは真っ白な頂きなのですが、今年は雪が少ないようで山の起伏がよく見えます。
東京に上京するまでは毎日当たり前のように見ていた富士山ですが、久しぶりに実家のベランダから見るとその壮大な姿と共に、私はこの富士山の下でその湧水と綺麗な空気で育ったんだなあと、あらためて感慨深い。
今年のおせちは「懐石 小室」からです。
小室さんの御節料理は憧れでして、楽しみにしていました。
三段重で、これぞおせちという品が40種類以上盛り込まれています。
献立。この他に、一品ごとのお節料理のいわれ、素材や調理法などの説明を細かく書いたものも添えてありました。掲載はしませんが、どうやって素材を選び調理したのかというものを読むと、小室さんの御節料理に対する考えがしみじみと伝わります。
一の重
数の子、田作り、叩き牛蒡、天然鮃龍肥昆布〆、子持ち昆布、生口子。黒豆、柿膾、銀手毬麩、千代呂木。
丹波の黒豆は、流通する完全乾燥豆の手前の大粒で柔らかなものを時間かけて炊き、そのしっとりとした皮の風味とほっこりした食感。黒豆よりはえんじ色した新豆の食感が素晴らしいです。柚子釜の柿なますも感動した一品。
金紙の蓋を開けると、生口子。しかもたっぷり入っているのが嬉しいです。
二の重
真名鰹西京焼、鰆幽庵焼、子持鮎有馬煮、車海老旨煮、結び鱚南蛮漬、鮭燻製砧巻、唐墨金銀包み、結び千代板蒲鉾、の巻玉子、錦玉子、萵苣薹の西京焼、花百合根蜜煮、栗蜜煮、金柑蜜煮、はじかみ。
三の重
床節旨煮、合鴨ロース煮、穴子昆布巻、白梅貝蒸し煮、鳥の叩き寄せ、海老芋含め煮、堀川牛蒡煮〆、蓮根煮〆、慈姑含め煮、新筍含め煮、梅花人参含め煮、梅花長芋含め煮、干椎茸甘辛煮、こんにゃく煎り煮、小手毬麩含め煮、蕗の薹含め煮、絹さや椀豆。
お野菜の煮物類も上品な薄味ですが、素材ごとに味がぼやけないようにお出汁をしっかりと含ませてありました。
そして、シャンパンはクリスタルの2000年ビンテージを開けました。フランスで購入したものですが、角がとれたいい熟成感と深みのある旨味が素晴らしく、美しいカットのクリスタルグラスに注ぐとさらに輝く黄金色はお正月にもふさわしく、おせち料理にもとてもよく合いました。父が喜んでくいくい飲んでいました^^その後は、山梨の甲州グレースのロゼワインも父が用意してくれていて美味しかったです。
両親は鮪好きなので、生の鮪を柵でいくつか買っていきましたが、これも喜んでいたみたいでほっとしました。
少しは親孝行できたかしら。
いつも気ままなブログを見てくださって、ありがとうございます。
今年もゆるりと書いていきたいと思います。(まだ昨年の記事が結構たまっているのですが)、よろしくお願いいたします。
皆様にとっても素敵な一年になりますように、心よりお祈り申し上げます。