パールキン@サンクトペテルブルグポドヴォリエ@ぺテル郊外

November 28, 2008

ツァールスコエ・セロー〜皇帝の村を訪ねる〜3

サンクトぺテルブルグの郊外へ。
皇帝の村と言われる「ツァールスコエ・セロー」へ行きました。ロマノフ朝歴代皇帝達の面影が残る華麗な宮殿王冠

エカテリーナ宮殿があります。元来スウェーデンの居留地だったこの地をロシアの手に渡ってから、エカテリーナ1世の遺言で、娘のエリザヴェータが豪奢な宮殿に作り変えたのだそう。この日は雪が沢山降っていました。階段の彫刻も素晴らしいです。
エカテリーナ宮殿階段












階段を上がると目覚める天使と眠れるの天使が対極に並んでいます。 朝日と夕日をこの窓から眺めることができます。

目覚める天使眠れる天使











玉座の間は豪華絢爛、昔はここで舞踏会が開かれていたのですね。
バロック調で造られています。天井画やペチカも素晴らしいです。
有田焼の影響を受けているようです。
大広間大広間のペチカ











皇帝の食卓と女帝の食卓
食器も素晴らしいです。どんなお料理を召し上がっていたのかしら?


食堂食堂












チェスも好きだったようで、血赤珊瑚と象牙でできた駒は、高いだろうなあ〜机の書籍に見えるのは実は引き戸の隠し扉になっています。
チェス家具












絵画の間1は、30枚の絵画で壁を覆い尽くしてあります。
絵画の間ペチカ












緑の食堂。ウェッジウッドのジャスパーウェアのようです。

緑の食卓緑の食卓












写真撮影代払ったのに、ここだけは禁止されていた「琥珀の間」
入り口からちょこっとパシャリカメラ

琥珀の間















世界の不思議といわれている琥珀の間は素晴らしい琥珀と金細工です。琥珀って茶色の半透明なものだけかと思っていましたが乳白色やオレンジ色もあって、そのグラデーションで再現したお部屋はためいきがでるほど圧巻でしたぴかぴか(新しい)
モザイク風にした装飾技術も素晴らしいです。そして、その琥珀が持つパワーを感じました。
第二次世界大戦中に、ドイツ軍にすっかり剥ぎ取られてしまったのですが、2003年にようやく復元され、本当に見る価値がある間ですぴかぴか(新しい)写真が撮れないのが残念でした。

他にもラピスラズリの家具や、孔雀石の家具など。
青の間ラピスラズリの青の間












美しい寄木とレリーフの数々。

.美しい寄木












古マイセンの食器。マイセン好きにはたまりません。コーヒー飲むだけで手が震えそうです。
古マイセン書斎












これは子供のおもちゃです。大砲や拳銃を玩具にするとは・・・あと、男の子も女装させたらしいです。昔の歴史背景が伺えます。
おもちゃ雪景色












雪の降る中、奥に見えるのは皇帝のお風呂だそうです。宮殿の外にあるので、寒い冬は湯冷めしてしまいそう・・・

お風呂雪景色












夏は他の小離宮や庭園も楽しめるのですが、冬の間は閉館です。
次回は夏の緑の時期に再訪してみたいです。

エカテリーナ宮殿















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ranmarun at 23:36│Comments(0)TrackBack(0) 旅行 | ロシア

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