October 14, 2012
徳山鮓〜朝食編〜 @滋賀余呉
翌朝6時頃、虫の鳴き声と鳥のさえずりで目が覚めました。
ひんやりした朝の空気と余呉湖の日の出。
広がる空をと湖を眺めながら今日一日の幸せを願って。
五右衛門風呂で朝湯です。
清々しい朝。お酒も結構飲んだのに、昨夜の発酵食のせいか、胃腸も快調。
お腹が空いてきました。
朝食の前に少し散歩に出かけることにします。
熟れ鮓を作っている発酵工場脇にすっぽんの水槽発見。横には鰻の水槽もありました。昨夜頂いたすっぽんや鰻は美味しかったなあと回想しながら。
畑の横には、彼岸花や野草が咲いています。
のどかな田園風景
そして、湖畔まで歩きます。
すっかり日が昇り、湖面がきらきらと輝きだしました。
余呉湖の澄んだ静かな鏡面には雲が綺麗に映し出されています。
すすき野原を歩いてお散歩終了。お腹空いたあ・・・
徳山鮓に戻ると朝ごはんが待っていました。
まず胃に塩気を入れるための味噌汁。家でも朝は必ず味噌汁からです。
こちらは茸の味噌汁。ヌメリイグチ茸、あみ茸、人形茸、どれも近くの山で採れたもの。この味噌汁お代わりしたかったな。
そして、すっぽんの冷製茶わん蒸し。できれば温かい方が良かったな。
ごり炊きはご飯のお供です。
鹿肉煮、茄子の浸し、琵琶湖の小鮎の一夜干し
朝から鮎頂けるなんて幸せ。
熱々の鍋は氷魚(鮎の稚魚)と葱を出汁で。
余分な風味はないのでたぶん昆布出しだけかと。
ポン酢を軽くかけて。優しくしっとり氷魚。
山椒の実は生と炊いたもの。自家製梅干しや昆布炊き、香の物で、白ご飯を美味しく頂きます。シンプルにこういう朝ごはんもいいですね。
食後は、テラスに出て再び余呉湖を眺めながら、コーヒーを頂きます。
テラスから眼下には柿の木。湖には船が・・・
水面に過ぎてゆく船の水線を眺めながら、時間が経つのが忘れそう。
こういうゆったりとした朝を迎えたのは久しぶり。
大将と女将の愛情ある温かいサービス、素材、お料理と自然の融合で、本当に癒されました。季節ごとに変わりめく景色とお料理を堪能したいと心強く思いました。
「徳山鮓」
滋賀県長浜市余呉町川並1408
0749−86−4045