December 19, 2012
与志福@東北沢
「与志福」に行きました。
まだお若い店主ですが、京都桜田で修業の後、開業。すっきりとした店内と厨房。店主の人柄を表すべく几帳面できりっとしたお料理が味わえます。今日のお目当ては香箱蟹。
しめじの形の箸置き。
御酒を一口。
先付
車海老と雲丹にとんぶりと湯葉をのせて、土佐酢のジュレの柚子釜。
紫蘇の花と実を添えて。きりっとした酸味がいいです。
椀物 尚古堂さんの雪笹椀
聖護院蕪の白味噌椀。優しい甘さの白味噌の香り。ほっこりした蕪に椎茸、人参、三つ葉にとき辛子を添えて。体が温まります。
お造り
淡路の鯛と帆立。山芋を添えて。
日本酒もすすみます。
葵
煮え花にからすみのいい蒸し。ねっとりとした食感で美味しい。
これは日本酒おかわりですなあ^^;
焼き物
シャラン産鴨ロース焼き、ズッキーニ。小鉢はセロリと帆立のエンガワを土佐酢と大根おろしで和えて。
香箱蟹
お目当ての香住産香箱蟹です。なんて丁寧に仕事してあるんだろう。こんなに美しく盛り付けられている香箱蟹は初めてです。
かに酢の器もかわいい親子カニ。
身の周りには外子がたっぷり。中には、内子とハカマ肉が綺麗に詰められていて、とても食べやすく最後まで綺麗にいただけます。これ一つ作るのに相当な時間がかかっていると思うのですが、感動見事な逸品です。
炊き合わせ
ぶり大根。ぶりのみぞれ和えです。にんにくの芽と柚子の香りがアクセント。
皮目の部分もぷりっと加熱して、ぶりの旨味が感じられました。
ご飯と香の物
おこげにアンチョビペーストをのせて。
アンチョビの塩加減と風味がご飯の熱で温まると塩辛を連想させます。
面白いアイデアです。
塩昆布と煎り胡麻のふりかけをかけて。
オデザのシャーベットで〆。
近所なので、また気軽に出かけてみたいです。
「与志福」
世田谷区北沢3−1−10 ニューアイランド東北沢 2F
03−6905−7767