March 24, 2016

Bar DRAS@浅草

浅草に来たので、鷹匠壽の帰りに「Bar DRAS」に行きました。
「ドラス」はゲール語で扉という意味です。

・




















マティーニ

前回頂いて感動したマティーニ。
四角い氷をジンでリンスしながらゆっくりと混ぜていく所作がとても美しく、見入ってしまいます。
そして、丁寧に作られたマティーニは、アルコール度も強いはずなのに、水のように透き通る繊細な口あたり。
その中に綺麗な旨味があり、すーっと流れるように消えていきます。
通常マティーニはオリーブを添えてあることが多いですが、ここではメロンのカシスシロップ漬けを別添えで。
途中でこれを食べてから飲むと、逆にジンやベルモット、オレンジビターの香りがぐっと出てきます。

・




















ジャックローズ

自家製のざくろシロップで作ったジャックローズ。甘みと酸味のバランスが素晴らしいです。
ベルギー刺繍のコースターも素敵。

・




















自家製オレンジピール

オレンジピールを食べてから飲むと、ざくろの酸味やお酒の輪郭がはっきりとしてきます。

・




















こちらは昨年11月にコニャックマラソンを完走されたメダル。千鳥足のキャラクターが可愛いです(^^)
給水所にはコニャックが置かれているそうで、だいぶ危険ですが嬉しいマラソンですね(笑)
私も11月にフランスやベルギーを旅行していたので、そのお話を聞かせてもらいました。

・



































次はコニャックを頂きます。

Ragnaud-Sabourin 1988 、Raymond Ragnaud 1988

11月に訪問した生産者のコニャックを飲み比べ。
コニャックは主に6つの区画に分かれるそうですが、その中でもグランド・シャンパーニュ地区の中で超一等地と言われるアンビルヴィーユ村の「ラニョー・サブラン」と「レイモン・ラニョー」のシングルカスクを垂直飲みした時に1988年が素晴らしく良く、個性がはっきりと出ていたそうで、二つの生産者の88年を飲ませて頂きました。

・




















ラニョー・サブランは凛とした上品な華やかさの香りの中に、ぐんと主張する強さがあります。
レイモン・ラニョーは、落ち着いた香りの中にじわじわと葡萄本来の熟成した味わいが伸びてくる感じ。
共に葡萄はユニブランを使っていますが、飲み比べると個性の違いを感じます。

・




















シャルトリューズの水羊羹

普通コニャックやアルマニャックなどの強いお酒は、チェイサーでお水が出されますが、水を飲んだ状態で口に含むと舌がピリピリしたようなえぐみが感じられ、苦味だけが残る味わいになってしまいます。
そこで出してくださった、シャルトリューズの水羊羹。
前回も水を飲んだ後の悪い例と羊羹を食べた後のいい例で比較させてもらいましたが、口内に水分があるほど、コニャックは相性が悪く、水羊羹を食べることにより、口内の水分を除去した後、豆の甘みとまったりした中でコニャックを飲むと、より綺麗な葡萄だけの香りと甘みが伸びて引きだされていきます。
甘い物を食べた後なのに、よりコニャックが甘く芳醇に感じるのは、味覚の不思議です。そういう味覚の増幅装置を作りだすテクニックと飲ませ方が素晴らしいです。

・




















続いてのコニャック。

Cognac Lheradu Grand Champagne 1971、1974

レローの1971年と1974年の飲み比べです。70年代となると、香りも熟成度もかなり深い精密度と凝縮した旨味があります。

・




















71年も74年も、それぞれに香りやテイストの違いはあると思うのですが、私のような素人には表現できない豊かな旨味と複雑味があり、昨年ボトリングしただけあり、生き生きとした力強さがあります。
ヘーゼルナッツのようなナッティさ、無花果のような甘みやウッディな樽感、濃厚なカカオのような舌触り。
特に71年はマロングラッセのような濃厚な甘い香り。それが嫌味がなく上品なのがいい。

・




















自家製生チョコレート

グラッパ、フェルネットブランカ、トリュフ塩で作った自家製の生チョコレート。
これを食べた後にコニャックを飲むと、マスクされるのでなく、さらにコニャックの香りと甘さが増す増幅装置なのが不思議でたまりません。

・




















素晴らしいコニャックの残り香の余韻と共に・・・

いいお酒を持っているバーはいくつもあると思うのですが、その魅力を最大限に引き出して、その美味しさをさらに極上のステージへと導いてくれるところはここにしかないと思います。
カクテルも一杯一杯魂をこめて、その精度には驚くほど。
中森さんの研ぎ澄まされた感性と変態度が大好きです(笑)
また行きます♪


「Bar DRAS」

東京都台東区花川戸2-2-6

03-3847-5661

ranmarun at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) Bar 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字