京味@新橋晴山@三田

May 24, 2016

オー・グルマン@六本木

「Aux Gourmands オー・グルマン」に行きました。
前から行ってみたかった、がっつり肉系フレンチのお店です。

シェフの横崎さんは、元日本ミドル級1位のプロボクサーという経歴を持ち、見た目はスキンヘッドでがっちり強面な感じなのですが笑顔で迎えてくださり、メニューの説明もワインの説明も細かく丁寧にお話してくださいました。アラカルトメニューと格闘していろいろ迷いながらも、横崎さんのお話を聞いていざ、チョイス。

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新玉葱のムース  

アミューズは、新玉葱のマリネのムースにトマトのオイルソース。
新玉葱の甘みに酸味が加わり、ふわっと口どけの良いムースです。

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パン  柔らかいパンが嬉しい。

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春野菜とホワイトアスパラガスと本日の魚介のサラダ

まずは、野菜補給でさっぱりと。
本日の魚介は和歌山の鮎です。軽く焼いたものをのせ、肝のヴィネグレットソースで。
オランダのホワイトアスパラガスは、生でシャキっとした食感。その他の春野菜は、筍やウド、スナップエンドウやヤングコーン、蕪、蕪の葉、ブロッコリー、人参などを茹でてから冷ましたものです。
中には、ジャガイモダイスが入っていて、これを鮎のビネグレットソースで和えると美味でした。

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三陸産牡蠣のムニエル バジル風味のリゾット

今シーズンでは最後の三陸の牡蠣だそうですが、とっても大粒。
これをバターをたっぷり使って、カリカリ、熱々に香ばしくムニエルにして、バジル風味のリゾットにのせて。
シェフがお勧めしていた通り、大粒大味な牡蠣が美味しい♪
クリームやバターを使った濃厚なリゾットにバジルの香りがミルキーな牡蠣にアクセントを加え、とっても美味しいです。

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これは赤ワインにも合います。

Bourgogne 2011 Henri Boillot

白ワインの作り手では有名なアンリ・ボワイヨ。
スミレやスパイスの香りと果実味が濃厚です。上品で深いコク。

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オニオングラタンスープ

熱々の器で運ばれてきました。香ばしいチーズの香り。
ここでは、誰もが頼む名物料理です。

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たっぷりとぶ厚いチーズの層の中には、キャラメリゼした玉葱の量が半端ない!
スープというよりは、濃厚かつ甘く柔らかくなった玉葱のコンフィを食べるという感じ。
その玉葱の優しい甘みととろけるチーズがとても心地よい。体が心から温まってきます。

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アンドゥイエット オーグルマン仕立て

ぷりっとした皮に包まれたアンドゥイエット。
私が今まで食べた中で感動したのは、パリのファラモンドのアンドゥイエットですが、ここも綺麗に仕上げています。ガルニもたっぷりでした。

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ナイフを入れると、ぷちっとジューシーな肉汁がほとばしり、中には、綺麗に処理されたアバがごろりと入っています。粒マスタードのソースと肉汁が合わさり美味しいです。こんなに内臓の原形をとどめたアンドゥイェットは珍しいですね。臭みもないし、美味しいです。

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メインの肉料理も煮込み料理と迷ったのですが、豚と牛をそれぞれローストで。

国産豚肉の炭火焼

豚肉は天草ポーク。野菜もキャベツなどいろいろ添えてあります。

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脂身が甘く、肉質も弾力がありながら旨みがあります。

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和牛の炭火焼

どこの和牛か聞き忘れましたが、シンプルに炭火焼。

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牛肉も素晴らしい火入れ加減。
肉厚な赤身をしっとりと柔らかく仕上げています。噛み締めるほどに美味しい。

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食後は、シェフの自家熟成チーズ。
いろいろ説明してくださって迷う〜。高級なチーズは美味しいけど、何も手当しないチーズは面白くないとあえて安価なチーズを好みのテイストに仕上げているそうです。そういう考え大好きです♪

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百年の孤独と塩で洗ったカマンベールチーズ。一番安い殺菌牛のものだそうですが、シェフの手にかかるとカマンベールチーズが独特の風味にかわり、とっても美味しい。
あと山羊チーズの硬かったものを自家製でとろとろに仕上げたもの。山羊でウォッシュぽいものってあまりないのですが、これめちゃウマ。

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デセール

レモンとジンと。かなりジンが利いています。
次回は、たっぷり浸みたババ食べるぞ。

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小菓子とコーヒーと共に、食後も貴重なお話をいろいろ聞かせて頂き、終電真近。

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久々に料理人と対面できるいい空気感。
とても気さくな方で、美味しいものを美味しく食べてほしいという気持ちがとても伝わってきました。
レストラン談義もまたしたいな。


「Aux Gourmands オー・グルマン」

東京都港区麻布台3-4-14 麻布台マンション103

03-5114-0195



ranmarun at 19:30│Comments(0) フレンチ 

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