June 23, 2016
ル・クラヴィエール 有栖川@麻布
「ル・クラヴィエール 有栖川」に行きました。
店主&ソムリエの吉田氏がこだわりの食材とそれに合わせたお酒を、それぞれ20種前後で出してくれるというマニアックなワインバー的なお店。オープン当初は通いながらも、3年振りの訪問です。
店内のグランドピアノは、ドイツのベヒシュタイン製。このピアノはオーディオにもなり、PCで再生する音楽が生演奏のような臨場感にもなります。
生サラミ
イタリアの生サラミはフェンネルシードで香りつけしてあります。
Amontillado Viejisimo Toro Albala
アモンティリャードでスタート。のっけから酔いそうな予感。
ドジョウ
北海道の活きドジョウ。これに日本酒をかけて酔っ払いに。
かなり激しく跳ねまくります。ぶくぶく無しでの水の中でも1週間くらい生きているそうです。
酔っ払いドジョウをフリットにして、徳島の新蓮根揚げと共に、フィッシュ&チップス。
夏バテ防止に効きそう。
Punk Ipa Brew Dog
フィッシュ&チップスには、イギリスのビールで。
磯岩海苔
青森県むつ市の初摘み岩海苔。3月15日に採ったものです。
満寿泉 純米生
海苔には日本酒。
御殿場の山葵。
これを時間をかけて丁寧に摩り下ろします。
細かくクリーミーな山葵は、甘みや旨みを感じます。
喜楽長 辛口純米吟醸
山葵に合わせるお酒は辛口で。
コハダ
塩は振る感じで、レアに締めたコハダ。
お酢は、普通のミツカン穀物酢を使うそうです。いいお酢を使うとコハダの旨みが引きだせないのだとか。
飛露喜 純米大吟醸
米沢牛ロース
抗生物質もビタミン調整もしていない、米沢牛のロース肉を醤油で焼きます。
山葵と共に、脂ののったお肉が美味いです。
使った醤油は小豆島の無農薬大豆で作った杉樽仕込のもの。
生酛 北島 愛山 無濾過生原酒
蛤
水から蒸した桑名の地蛤。
蛤には、シャンパンで。
シャルドネのミネラル分がくっきりと出てきて、旨みの相乗効果になります。
このストッパーかっこいいな〜。
白魚
噴火湾の白魚の唐揚げ。
アジ
淡路の鯵は切り身一切れに対して塩3粒だけ。
塩が多すぎたり和えてしまうと、旨みが出過ぎてしまうのだそうです。
確かに淡路の鯵は綺麗な脂の旨みなので、その方がいいかも。
Albarino 2015 Fermier
新潟産のアルバリーニョを100%使用した白ワイン。
鯵と合わせると果実味がほどよく膨らみます。
イワシ
逆に鰯は強めにシオしてあります。
Sattelerhof 2009 Pfarrweingarten
オーストリアの白ワイン。塩味のあるミネラル感がイワシの塩味とリンクします。
サラダ
イタリアンルッコラとトマトは、塩とエクストラバージン菜種油で和えて。
Eminence Sylvaner 2013 Bursin
アルザスのシルバネールを合わせると、ルッコラの苦味がはっきりとしてきます。
サラダとのマリアージュってなかなかないので、面白い。
ホワイトアスパラ
ボルドーのホワイトアスパラは、蛤の出汁で蒸し煮して。
Muscat 2011 Kientzler
アルザスのミュスカはビネガー代わりに、かなり酸味があります。
個人的にはもう少しまろやかな酸が好みですが。
稚鮎
稚鮎のフリット。さっきまで生きていたのでヒレもピンと立っています。
La Cote Sancerre 2013 Gerard beulay
鮎の内臓の苦味にサンセールの苦味。
枝豆
枝豆は蒸してから水分を拭うために揚げて香ばしいほくほく食感。
Altesse 2014 Domaine Giachino
ジュラサヴォワのアルテスという葡萄。蜂蜜っぽい香ばしさが、枝豆の薄皮を揚げた香ばしさとリンクします。
鱧
鱧の唐揚げ。
Schloss Schonbrunn 2012 Gemischter saltz
オーストリアの白ワイン。エチケットにはシェーンブルン宮殿が描かれています。
がす海老とオニ海老
石川のがす海老(奥)と北海道のオニ海老(手前)。
がす海老は、鮮度が落ちるのが早いので、生は東京では・・・と思っていたら、やはり臭かったです。
オニ海老はぼたん海老に似た味。珍しい海老を出そうとしてくれた店主の努力は買いますよ。
Domaine de la Taille aux Loups 2013
ロワールのシュナンブラン。
車海老
塩は無しで茹でただけの車海老。
Patrimonio Les hauts Carco 2012 Antonie Arena
コルシカのベルメンティーノ。
愛用しているラギオールのソムリエナイフを見せてもらいました。
手に馴染む美しいフォルム。欲しいなあ。
でも、最近は、国産のこちらが使いやすいそうです。名前入り。
金目鯛
皮目をぱりっと焼いてあります。
Chassagne Montrachet 2013 Coffinet Duvernay
きりっとしたミネラル感が金目鯛の脂をすっきりと。
ホタルイカ
ホタルイカは、ニンニクのオイルでアヒージョに。
グルジアのオレンジワインで。ホタルイカの味噌の部分に焦点をあてたそうです。
鰹
鹿児島の鰹は腹身の部分をたたきにして、塩だけで。
Rose Bourgueil 2011 Pierre Jacques Druet
鰹には、ロワールのカベルネフランのロゼで。
Fryer's Cove 2013 Pinot Noir
南アフリカのピノノワール。店主は調理していてワインだけ先に来たので、お肉は何が出てくるか予想します。
旨みと塩気がありながらもすっきりとしたタンニンは、鶉か地鶏かなあと予想。
鶏
スペインの雛鳥もも肉でした。日本の鶏とは違い、柔らかで皮にも旨みがあります。
Cinsault 2015 Flotsam&Jetsam
こちらも南アフリカのサンソー。華やかな香りがありますが、豚かなと予想。
豚
やっぱり豚でした。大和豚のロース。
Grand Mont 1996 Pierre Jacques
カベルネフランと酸化熟成の香り。
鳩
フランスの小鳩。赤身の血のニュアンスにワインを合わせると深みが出ます。
Rijk's Shiraz 2008
南アフリカのシラー。シラーならラムだよね。
仔羊
仔羊でご名答。
鴨
シャラン鴨。冷凍で水分抜けた感じですが、このポーションでこの火入れはGood。
Chambolle Musigny 1983 Roche de Bellene
開けてから数日経ったそうですが、開いたあとのひね感が、逆に鴨に合います。
エメンタルチーズ
なんてことないエメンタルチーズにヴァンジョーヌがいい。
ブリー ド トリュフ
店主が味見用に買ってきたそうですが、なかなか美味しいです。
ジュラの甘口ワインが、チーズのミルキーさをふんわりと包み込みます。
ワイングラスも沢山並んで、気が付くと5時間半が経過していました。
18時から始めたのにあっという間に時間が過ぎます。そういえば、パスタやデザートが出てきてないけど〜。
これから作りますと言われても困るので、ここらで退散。
26皿のおつまみとワインを堪能しました。
「Le Clavier Arisugawa (ル・クラヴィエール・有栖川)」
東京都港区元麻布2−1−20 有栖川ナショナルコート B1003号室
03−6721−7142
店主&ソムリエの吉田氏がこだわりの食材とそれに合わせたお酒を、それぞれ20種前後で出してくれるというマニアックなワインバー的なお店。オープン当初は通いながらも、3年振りの訪問です。
店内のグランドピアノは、ドイツのベヒシュタイン製。このピアノはオーディオにもなり、PCで再生する音楽が生演奏のような臨場感にもなります。
生サラミ
イタリアの生サラミはフェンネルシードで香りつけしてあります。
Amontillado Viejisimo Toro Albala
アモンティリャードでスタート。のっけから酔いそうな予感。
ドジョウ
北海道の活きドジョウ。これに日本酒をかけて酔っ払いに。
かなり激しく跳ねまくります。ぶくぶく無しでの水の中でも1週間くらい生きているそうです。
酔っ払いドジョウをフリットにして、徳島の新蓮根揚げと共に、フィッシュ&チップス。
夏バテ防止に効きそう。
Punk Ipa Brew Dog
フィッシュ&チップスには、イギリスのビールで。
磯岩海苔
青森県むつ市の初摘み岩海苔。3月15日に採ったものです。
満寿泉 純米生
海苔には日本酒。
御殿場の山葵。
これを時間をかけて丁寧に摩り下ろします。
細かくクリーミーな山葵は、甘みや旨みを感じます。
喜楽長 辛口純米吟醸
山葵に合わせるお酒は辛口で。
コハダ
塩は振る感じで、レアに締めたコハダ。
お酢は、普通のミツカン穀物酢を使うそうです。いいお酢を使うとコハダの旨みが引きだせないのだとか。
飛露喜 純米大吟醸
米沢牛ロース
抗生物質もビタミン調整もしていない、米沢牛のロース肉を醤油で焼きます。
山葵と共に、脂ののったお肉が美味いです。
使った醤油は小豆島の無農薬大豆で作った杉樽仕込のもの。
生酛 北島 愛山 無濾過生原酒
蛤
水から蒸した桑名の地蛤。
蛤には、シャンパンで。
シャルドネのミネラル分がくっきりと出てきて、旨みの相乗効果になります。
このストッパーかっこいいな〜。
白魚
噴火湾の白魚の唐揚げ。
アジ
淡路の鯵は切り身一切れに対して塩3粒だけ。
塩が多すぎたり和えてしまうと、旨みが出過ぎてしまうのだそうです。
確かに淡路の鯵は綺麗な脂の旨みなので、その方がいいかも。
Albarino 2015 Fermier
新潟産のアルバリーニョを100%使用した白ワイン。
鯵と合わせると果実味がほどよく膨らみます。
イワシ
逆に鰯は強めにシオしてあります。
Sattelerhof 2009 Pfarrweingarten
オーストリアの白ワイン。塩味のあるミネラル感がイワシの塩味とリンクします。
サラダ
イタリアンルッコラとトマトは、塩とエクストラバージン菜種油で和えて。
Eminence Sylvaner 2013 Bursin
アルザスのシルバネールを合わせると、ルッコラの苦味がはっきりとしてきます。
サラダとのマリアージュってなかなかないので、面白い。
ホワイトアスパラ
ボルドーのホワイトアスパラは、蛤の出汁で蒸し煮して。
Muscat 2011 Kientzler
アルザスのミュスカはビネガー代わりに、かなり酸味があります。
個人的にはもう少しまろやかな酸が好みですが。
稚鮎
稚鮎のフリット。さっきまで生きていたのでヒレもピンと立っています。
La Cote Sancerre 2013 Gerard beulay
鮎の内臓の苦味にサンセールの苦味。
枝豆
枝豆は蒸してから水分を拭うために揚げて香ばしいほくほく食感。
Altesse 2014 Domaine Giachino
ジュラサヴォワのアルテスという葡萄。蜂蜜っぽい香ばしさが、枝豆の薄皮を揚げた香ばしさとリンクします。
鱧
鱧の唐揚げ。
Schloss Schonbrunn 2012 Gemischter saltz
オーストリアの白ワイン。エチケットにはシェーンブルン宮殿が描かれています。
がす海老とオニ海老
石川のがす海老(奥)と北海道のオニ海老(手前)。
がす海老は、鮮度が落ちるのが早いので、生は東京では・・・と思っていたら、やはり臭かったです。
オニ海老はぼたん海老に似た味。珍しい海老を出そうとしてくれた店主の努力は買いますよ。
Domaine de la Taille aux Loups 2013
ロワールのシュナンブラン。
車海老
塩は無しで茹でただけの車海老。
Patrimonio Les hauts Carco 2012 Antonie Arena
コルシカのベルメンティーノ。
愛用しているラギオールのソムリエナイフを見せてもらいました。
手に馴染む美しいフォルム。欲しいなあ。
でも、最近は、国産のこちらが使いやすいそうです。名前入り。
金目鯛
皮目をぱりっと焼いてあります。
Chassagne Montrachet 2013 Coffinet Duvernay
きりっとしたミネラル感が金目鯛の脂をすっきりと。
ホタルイカ
ホタルイカは、ニンニクのオイルでアヒージョに。
グルジアのオレンジワインで。ホタルイカの味噌の部分に焦点をあてたそうです。
鰹
鹿児島の鰹は腹身の部分をたたきにして、塩だけで。
Rose Bourgueil 2011 Pierre Jacques Druet
鰹には、ロワールのカベルネフランのロゼで。
Fryer's Cove 2013 Pinot Noir
南アフリカのピノノワール。店主は調理していてワインだけ先に来たので、お肉は何が出てくるか予想します。
旨みと塩気がありながらもすっきりとしたタンニンは、鶉か地鶏かなあと予想。
鶏
スペインの雛鳥もも肉でした。日本の鶏とは違い、柔らかで皮にも旨みがあります。
Cinsault 2015 Flotsam&Jetsam
こちらも南アフリカのサンソー。華やかな香りがありますが、豚かなと予想。
豚
やっぱり豚でした。大和豚のロース。
Grand Mont 1996 Pierre Jacques
カベルネフランと酸化熟成の香り。
鳩
フランスの小鳩。赤身の血のニュアンスにワインを合わせると深みが出ます。
Rijk's Shiraz 2008
南アフリカのシラー。シラーならラムだよね。
仔羊
仔羊でご名答。
鴨
シャラン鴨。冷凍で水分抜けた感じですが、このポーションでこの火入れはGood。
Chambolle Musigny 1983 Roche de Bellene
開けてから数日経ったそうですが、開いたあとのひね感が、逆に鴨に合います。
エメンタルチーズ
なんてことないエメンタルチーズにヴァンジョーヌがいい。
ブリー ド トリュフ
店主が味見用に買ってきたそうですが、なかなか美味しいです。
ジュラの甘口ワインが、チーズのミルキーさをふんわりと包み込みます。
ワイングラスも沢山並んで、気が付くと5時間半が経過していました。
18時から始めたのにあっという間に時間が過ぎます。そういえば、パスタやデザートが出てきてないけど〜。
これから作りますと言われても困るので、ここらで退散。
26皿のおつまみとワインを堪能しました。
「Le Clavier Arisugawa (ル・クラヴィエール・有栖川)」
東京都港区元麻布2−1−20 有栖川ナショナルコート B1003号室
03−6721−7142
炭水化物を食べなかったし、長丁場だったので、実はお腹はあまり満たされていない。
近くの「中国飯店」に寄り道しました。
焼き餃子
厚めのもちもち皮に、豚肉とキャベツの餡がたっぷりと入っています。
豚肉と高菜のつゆそばで、胃袋も満たされました。
深夜4時まで営業していながらも、ちゃんと本格中華の味が頂けるのが嬉しい。
近くの「中国飯店」に寄り道しました。
焼き餃子
厚めのもちもち皮に、豚肉とキャベツの餡がたっぷりと入っています。
豚肉と高菜のつゆそばで、胃袋も満たされました。
深夜4時まで営業していながらも、ちゃんと本格中華の味が頂けるのが嬉しい。