June 04, 2017
108@コペンハーゲン
コペンハーゲンに着きました。
夜遅めに着いたので、遅くまでやっている「108」へ行きました。
元nomaのあった建物の斜め右にある、昨年オープンしたnomaのセカンド店です。
営業時間は17時から24時まで。
ちなみに、横にはカフェバーが隣接していて、朝8時から24時まで営業しています。
中に入ると高い天井の上から、大きな電球のような照明がぶら下がっていました。
キッチンは、カフェバーとも共通のようです。
氷床に冷やしてある沢山のワインは、グラスでも種類豊富に飲むことができます。
厨房には、1ヶ月前に入ったという日本人の山口さんもいました。
カトラリーは、皮のケースに入っています。
料理はアラカルトで、気軽にビールやワインと楽しめます。
ビールは自家製2種とコペンハーゲン産のものが1種ありました。
Everyday Lager 108&Norrebro Bryghus
パンもクラムが美味しい。
Chinuri Iago Bitarshvili
グルジアの白ワイン。チヌリという土着葡萄を使った辛口ワインです。
Green Asparagus
茹でて輪切りにしたグリーンアスパラガスを大きさも揃え、ミモザの花のように綺麗に盛り付けてあるのが見事です。中央には海老の出汁を含ませた牛蒡のピクルス。この手間がかかった盛り付けの美しさは芸術品。
グリーンアスパラガスの下には、北欧でよく食べられる小海老の生とオリーブの葉のピクルス。
オイリーな海老ダシと共に。崩して食べるのが勿体ないくらい綺麗に並べたアスパラガスに驚きました。
グルジアのワインは、辛口苦みを感じましたが、アスパラに合わせると甘い口あたりに。
White Asparagus
ホワイトアスパラガスを縦に削いでマリネしたもの。
見た目は大きな小龍包のようですがホワイトアスパラオンリー。
中には、荒くすりおろしたホワイトアスパラガスとアーモンドオイルのムース。
シャキシャキしたホワイトアスパラガスの縦の繊維の食感とくちゃっとなったホワイトアスパラガスの合わせ方が面白いです。ベジタリアンでも食べれます。
Braised Pork
エーブレスキーバというデンマーク伝統菓子をモチーフにして、サマートリュフを削って。
見た目はタコ焼きのようですが、カステラ生地を揚げた丸い球体の中に、豚のリエットが入っています。
中には豚ばら肉をスパイスと煮たリエットのようなほぐし肉が入っていて、マッシュルームやサマートリュフと共に。肉を挟むとアメリカンドッグぽい感じ。
Lammidia rosato 2015
手型のエチケットが印象的。
Raw Lamb
デンマーク産の生のラムのタルタルには昨年漬けたローズヒップのピクルスと紫蘇パウダー。
卵黄やケッパー、刻んだソレルやナスタチウムなどと混ぜ合わせます。
フレッシュなラムタルタルは初めて食べたけれど、全くくせがなく、むしろローズヒップのピクルスや紫蘇パウダーの酸味が旨みを加えてくれます。パンにのせて食べると最高でした。欲をいうなら片面焼きしたものも食べてみたい。
Last year's Rose Hips
シーバックソーンのアイスクリームに、昨年漬けたローズヒップのピクルスとグースベリーのチュイルをのせて。
酸味が際立つ一品。
Sorbet of Wild Black Currants
ブラックカラント(カシス)のソルベにブラックカラントのチップス。
パイン(えぞ松)の新芽をのせて。これも口の中がきゅーと萎むくらいに酸っぱいけど、パインの爽やかな苦みや香りが酸味を緩和してくれます。
夜21時半に来たのに、この時期の北欧は日が長いのでまだ夕方くらいの明るさでした。
今回の目的地はスウェーデンなので、デンマークのレストランはここのみ。
コペンハーゲンからスウェーデンへ移動していく予定です。
「108」
Strandgade 108,Copenhagen 1401 、Denmark
010 45 32 96 32 92
https://108.dk/