November 07, 2017
カレーのアキンボ@佐賀
福岡から佐賀へ。
「カレーのアキンボ」に行きました。
博多駅から佐賀駅までは特急で30分弱。そこからタクシーで15分の住宅街にあります。
以前は錦糸町にあったのですが、店主の川岸さんの実家が佐賀ということもあり、2年前にこちらに移転しました。
中に入ると広めの玄関。靴を脱いで上ります。上るのは、奥の廊下でなく左のお部屋へ。
壁も床もテーブルも椅子もナチュラルな素材。なんだかほっとします。
築60年の古民家は、大工になった地元の同級生の力を借りて、自ら改装したそうです。
天井はぶち抜いて柱だけが立っていますが、この上はどんなお部屋なんだろう。古民家というだけに興味はありますが、まだまだ改装中だそう。
ここは予約制のお店です。看板もないのでふらっと立ち寄ることはないかもしれませんけど。昼と夜の営業はそれぞれ基本4席まで。
まずは白湯が出てきました。水でなく何故白湯なのか聞いたら、脂を使う料理なので白湯の方がさっぱりするのでということでした。
お料理は、3500円。前菜とカレー3種、デザートのコース仕立てになっています。
柿 無花果
最初に前菜で出てきたのは、柿と無花果、まこも茸の白和えです。お豆腐は佐賀の「平川屋豆腐店」のもの。
醤油の搾りかすとマジョラムの香りがほんのり。和食の柿なますのような優しい味わいでした。
魚のカレー
真鯛の出汁でスープカレーを作り、リゾット風に仕立て、ぱりっと焼き揚げた鯛の身と生姜の千切り、柚子、刻んだ紫蘇を添えて。鯛は、仕込みでヨーグルトに1日漬けこんだそうです。そうすると繊維が硬くならずにふわっと仕上がるそう。タンドリーチキンにも使う下ごしらえですね。
ラムのキーマーカレー
これは、錦糸町時代からの看板メニューのラムキーマーカレー。粗挽きのオーストラリアラムとクミンやカルダモンなどのスパイスが合わさりながらも辛さは控え気味です。ご飯は佐賀の古米と雑穀米を入れて、キーマーの食感と合うように固めに炊いてあります。パクチーや生姜もさりげないアクセント。
野菜のカレー
豆カレーと野菜カレー。豆カレーは黄色いレンズ豆と粗く刻んだ玉葱でわざと玉葱の甘みと食感を生かしています。野菜カレーは、佐賀近郊で採れる野菜を使い、はやと瓜やたけのこ芋(里芋の一種)、ブロッコリー、椎茸、人参、まこも茸などをスパイスで丁寧に炒めて。全体的に優しい味付けで、野菜のしゃきしゃきした食感が印象的でした。
プリン
プリンは、低温で8時間蒸したそうで、バターのようなねっとりとした食感に甘さ控えめながらもしっかりとしたミルキーな味わいとほろ苦いキャラメルの相性がとてもいいです。実は一番手間をかけているそう。
コーヒー
コーヒーは福岡の豆香洞コーヒー。豆の種類は聞き忘れましたが、香り豊かで旨みのある一杯。
化粧室には、川岸さんが描いた絵が飾られていました。個性的なメドゥーサですね^^
器から食材まで佐賀のものにこだわったアキンボのカレーは、スパイスを優先せず、素材の味を大事にした優しいカレー。食べていくごとに、川岸さんの柔らかで繊細なお人柄をしみじみ感じるような胃も心もほっこりする味わいでした。制限した客数もそのクオリティを上げたいからだと思います。また行きたいと思います。
「カレーのアキンボ」
佐賀県佐賀市大和町川上475
080−6426−4170
「カレーのアキンボ」に行きました。
博多駅から佐賀駅までは特急で30分弱。そこからタクシーで15分の住宅街にあります。
以前は錦糸町にあったのですが、店主の川岸さんの実家が佐賀ということもあり、2年前にこちらに移転しました。
中に入ると広めの玄関。靴を脱いで上ります。上るのは、奥の廊下でなく左のお部屋へ。
壁も床もテーブルも椅子もナチュラルな素材。なんだかほっとします。
築60年の古民家は、大工になった地元の同級生の力を借りて、自ら改装したそうです。
天井はぶち抜いて柱だけが立っていますが、この上はどんなお部屋なんだろう。古民家というだけに興味はありますが、まだまだ改装中だそう。
ここは予約制のお店です。看板もないのでふらっと立ち寄ることはないかもしれませんけど。昼と夜の営業はそれぞれ基本4席まで。
まずは白湯が出てきました。水でなく何故白湯なのか聞いたら、脂を使う料理なので白湯の方がさっぱりするのでということでした。
お料理は、3500円。前菜とカレー3種、デザートのコース仕立てになっています。
柿 無花果
最初に前菜で出てきたのは、柿と無花果、まこも茸の白和えです。お豆腐は佐賀の「平川屋豆腐店」のもの。
醤油の搾りかすとマジョラムの香りがほんのり。和食の柿なますのような優しい味わいでした。
魚のカレー
真鯛の出汁でスープカレーを作り、リゾット風に仕立て、ぱりっと焼き揚げた鯛の身と生姜の千切り、柚子、刻んだ紫蘇を添えて。鯛は、仕込みでヨーグルトに1日漬けこんだそうです。そうすると繊維が硬くならずにふわっと仕上がるそう。タンドリーチキンにも使う下ごしらえですね。
ラムのキーマーカレー
これは、錦糸町時代からの看板メニューのラムキーマーカレー。粗挽きのオーストラリアラムとクミンやカルダモンなどのスパイスが合わさりながらも辛さは控え気味です。ご飯は佐賀の古米と雑穀米を入れて、キーマーの食感と合うように固めに炊いてあります。パクチーや生姜もさりげないアクセント。
野菜のカレー
豆カレーと野菜カレー。豆カレーは黄色いレンズ豆と粗く刻んだ玉葱でわざと玉葱の甘みと食感を生かしています。野菜カレーは、佐賀近郊で採れる野菜を使い、はやと瓜やたけのこ芋(里芋の一種)、ブロッコリー、椎茸、人参、まこも茸などをスパイスで丁寧に炒めて。全体的に優しい味付けで、野菜のしゃきしゃきした食感が印象的でした。
プリン
プリンは、低温で8時間蒸したそうで、バターのようなねっとりとした食感に甘さ控えめながらもしっかりとしたミルキーな味わいとほろ苦いキャラメルの相性がとてもいいです。実は一番手間をかけているそう。
コーヒー
コーヒーは福岡の豆香洞コーヒー。豆の種類は聞き忘れましたが、香り豊かで旨みのある一杯。
化粧室には、川岸さんが描いた絵が飾られていました。個性的なメドゥーサですね^^
器から食材まで佐賀のものにこだわったアキンボのカレーは、スパイスを優先せず、素材の味を大事にした優しいカレー。食べていくごとに、川岸さんの柔らかで繊細なお人柄をしみじみ感じるような胃も心もほっこりする味わいでした。制限した客数もそのクオリティを上げたいからだと思います。また行きたいと思います。
「カレーのアキンボ」
佐賀県佐賀市大和町川上475
080−6426−4170