December 24, 2017
浜藤@六本木
「浜藤」に行きました。
毎年河豚の季節になると伺うお店です。特に河豚と白子と白トリュフのコースが絶品なのです。
ふぐの白子とキャビアの冷菜
ふぐの身と白子と煮こごりにキャビアと白トリュフ。
中には、白トリュフの香る半熟卵黄が入っていて、キャビアとふぐを合わせながら、最初から舌も喜ぶ贅沢な一品です。
シャンパンは、アンリジローのオマージュです。
ふぐ白子の茶わん蒸し
ふぐの身と白子の入った茶わん蒸し。白トリュフを削って。
てっさとキャビア
やや厚切りにしたふぐの身の一枚一枚にオシェトラキャビアをのせて、フランスのオリーブオイルを回しかけ、白トリュフを削ります。これぞここのスペシャリテ。ポン酢と葱で食べるてっさの概念を打ち消してくれます。
ねっとりとしたふぐの身や柔らかな白子にキャビアの塩気と旨味、オリーブオイルの香りが合わさって、ふぐの甘さや旨味をさらに引き出してくれます。そして、これに合わせて出してくださった秘密のお酒が最高のマリアージュ。
白子焼き
ぷっくりと焼いたした白子にオリーブオイルをかけ、キャビアと白トリュフ。大将曰く、フォアグラとキャビアとトリュフが世界三大珍味なら、白子とキャビアと白トリュフは新世界三大珍味ですと。確かに、そして、私も新世界三大珍味の方が好きです〜♪
十四代 龍泉
そして、これに合わせて出してくださったのは、なんと「十四代 龍泉」。有名な十四代の中でも、最高ランクの日本酒で高価でなかなか出回ることのないのですが、さすがあるところにはあるんですね。ネットで調べると1本40万くらいする驚きのお値段。でも、こちらでは6万で飲めます。とはいえ、畏れ多いですね。
ふぐのカツ煮
ふぐの身と白子にパン粉をつけて揚げ、白トリュフの香りを吸わせた卵と甘辛醤油で卵とじ。ふぐは揚げ物だと唐揚げにするところが多いですが、カツ煮は肉厚の身がしっとりとし、白子のとろっと溶ける具合はクリームコロッケのよう。これもワインやシャンパンに合います。
てっちり
豊後水道の天然トラフグ、茨城の霜降り白菜、下仁田葱、白舞茸、春菊、豆腐、焼き餅、葛切など。
有次の銅鍋には、羅臼昆布の5年物と枕崎2年物の鰹節からとったお出汁。そこにふぐの骨身を入れて煮立たせてから、葱、白菜、白舞茸を入れて、さらに追い白トリュフ。湯気と共に白トリュフの香りが立ち上ります。
ぷりっとしたふぐの身と柔らかく甘い葱や白菜。ここにオリーブオイルもたっぷり回しかけます。
お出汁の味を含んだふぐや野菜は、オリーブオイルと別添えの塩だけで十分にさっぱりと頂けます。
豆腐とふぐ皮は少しのポン酢とオリーブオイルで。ここにも白トリュフを削ります。
丸餅と葛切りは、さっとくぐらせた春菊とオリーブオイルで。
残ったお出汁で雑炊を作りますが、その前にスープを一口。ふぐや野菜の後出汁にほんのりと香る白トリュフ。コンソメのように凝縮されたお出汁が美味しい。
そして、残ったお出汁に水に浸した生米を入れて、随時かき混ぜながらじっくり煮込みます。刻んだ白子や白トリュフも入れてさらに混ぜていきます。
蓋をして3分待ちます。
そして、雑炊が出来上がりました。
ふぐと白トリュフの雑炊
平たいお皿に盛り付けて、リゾット風に。オリーブオイルを回しかけ、米が見えないくらいに白トリュフをこれでもかというくらい削ってくださいました。さらにキャビアも別添えで。
ふぐの凝縮された旨味をたっぷり含んだ米の一粒一粒は、それだけでも美味しいのにさらに白子の甘み、キャビアの旨みと白トリュフの香り。口の中でそれぞれが溶けほぐれていき、それぞれが主張しすぎない絶妙のバランス。これぞ、最高峰のふぐ雑炊というかリゾットというか、贅沢極める味わいに悶絶します!
美味しいものを求めてきた大将の最傑作。キャビアもたっぷりのせて、その感動を何度も味わいました。
完熟メロン
デザートは、皮の近くまでとろとろに熟した完熟メロン。ここにビンテージのアルマニャックをかけます。
1962年のアルマニャック。確か昨年は1963年のアルマニャックでしたが、さらに古いビンテージで、その熟成した香りと甘さがメロンによく合います。
残ったメロンの果汁とアルマニャックは、極上のカクテル。
抹茶ゼリーときなこ棒に凍頂烏龍茶で。
こういう河豚料理を頂いちゃうと、なかなか他の河豚屋には行けないな^^;
「浜藤」
東京都港区六本木7−14−18 7&7ビル2F
03−3479−2143
毎年河豚の季節になると伺うお店です。特に河豚と白子と白トリュフのコースが絶品なのです。
ふぐの白子とキャビアの冷菜
ふぐの身と白子と煮こごりにキャビアと白トリュフ。
中には、白トリュフの香る半熟卵黄が入っていて、キャビアとふぐを合わせながら、最初から舌も喜ぶ贅沢な一品です。
シャンパンは、アンリジローのオマージュです。
ふぐ白子の茶わん蒸し
ふぐの身と白子の入った茶わん蒸し。白トリュフを削って。
てっさとキャビア
やや厚切りにしたふぐの身の一枚一枚にオシェトラキャビアをのせて、フランスのオリーブオイルを回しかけ、白トリュフを削ります。これぞここのスペシャリテ。ポン酢と葱で食べるてっさの概念を打ち消してくれます。
ねっとりとしたふぐの身や柔らかな白子にキャビアの塩気と旨味、オリーブオイルの香りが合わさって、ふぐの甘さや旨味をさらに引き出してくれます。そして、これに合わせて出してくださった秘密のお酒が最高のマリアージュ。
白子焼き
ぷっくりと焼いたした白子にオリーブオイルをかけ、キャビアと白トリュフ。大将曰く、フォアグラとキャビアとトリュフが世界三大珍味なら、白子とキャビアと白トリュフは新世界三大珍味ですと。確かに、そして、私も新世界三大珍味の方が好きです〜♪
十四代 龍泉
そして、これに合わせて出してくださったのは、なんと「十四代 龍泉」。有名な十四代の中でも、最高ランクの日本酒で高価でなかなか出回ることのないのですが、さすがあるところにはあるんですね。ネットで調べると1本40万くらいする驚きのお値段。でも、こちらでは6万で飲めます。とはいえ、畏れ多いですね。
ふぐのカツ煮
ふぐの身と白子にパン粉をつけて揚げ、白トリュフの香りを吸わせた卵と甘辛醤油で卵とじ。ふぐは揚げ物だと唐揚げにするところが多いですが、カツ煮は肉厚の身がしっとりとし、白子のとろっと溶ける具合はクリームコロッケのよう。これもワインやシャンパンに合います。
てっちり
豊後水道の天然トラフグ、茨城の霜降り白菜、下仁田葱、白舞茸、春菊、豆腐、焼き餅、葛切など。
有次の銅鍋には、羅臼昆布の5年物と枕崎2年物の鰹節からとったお出汁。そこにふぐの骨身を入れて煮立たせてから、葱、白菜、白舞茸を入れて、さらに追い白トリュフ。湯気と共に白トリュフの香りが立ち上ります。
ぷりっとしたふぐの身と柔らかく甘い葱や白菜。ここにオリーブオイルもたっぷり回しかけます。
お出汁の味を含んだふぐや野菜は、オリーブオイルと別添えの塩だけで十分にさっぱりと頂けます。
豆腐とふぐ皮は少しのポン酢とオリーブオイルで。ここにも白トリュフを削ります。
丸餅と葛切りは、さっとくぐらせた春菊とオリーブオイルで。
残ったお出汁で雑炊を作りますが、その前にスープを一口。ふぐや野菜の後出汁にほんのりと香る白トリュフ。コンソメのように凝縮されたお出汁が美味しい。
そして、残ったお出汁に水に浸した生米を入れて、随時かき混ぜながらじっくり煮込みます。刻んだ白子や白トリュフも入れてさらに混ぜていきます。
蓋をして3分待ちます。
そして、雑炊が出来上がりました。
ふぐと白トリュフの雑炊
平たいお皿に盛り付けて、リゾット風に。オリーブオイルを回しかけ、米が見えないくらいに白トリュフをこれでもかというくらい削ってくださいました。さらにキャビアも別添えで。
ふぐの凝縮された旨味をたっぷり含んだ米の一粒一粒は、それだけでも美味しいのにさらに白子の甘み、キャビアの旨みと白トリュフの香り。口の中でそれぞれが溶けほぐれていき、それぞれが主張しすぎない絶妙のバランス。これぞ、最高峰のふぐ雑炊というかリゾットというか、贅沢極める味わいに悶絶します!
美味しいものを求めてきた大将の最傑作。キャビアもたっぷりのせて、その感動を何度も味わいました。
完熟メロン
デザートは、皮の近くまでとろとろに熟した完熟メロン。ここにビンテージのアルマニャックをかけます。
1962年のアルマニャック。確か昨年は1963年のアルマニャックでしたが、さらに古いビンテージで、その熟成した香りと甘さがメロンによく合います。
残ったメロンの果汁とアルマニャックは、極上のカクテル。
抹茶ゼリーときなこ棒に凍頂烏龍茶で。
こういう河豚料理を頂いちゃうと、なかなか他の河豚屋には行けないな^^;
「浜藤」
東京都港区六本木7−14−18 7&7ビル2F
03−3479−2143
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