丸池製麺所@徳島長江SORAE@高松

February 05, 2018

虎屋 壺中庵@徳島

「虎屋 壺中庵」に行きました。

徳島市内から、車で50分くらい行った佐那河内村というところにあります。昨年の夏に感動して以来、やっと再訪することができました。

前回の訪問記はこちら

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前回と同じお部屋に案内されました。

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この近くで採れた根堀りの筍です。皮の中には若筍のしゃきっとした歯ごたえととうもろこしのような甘い香り。木の芽酢もいい塩梅。姫皮の部分も柔らかです。外は風が強くかなり冷えていましたが、春の味覚を先取りしました。

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筍の甘みを感じながら御一献。

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なまこ酢

鳴門のなまこに、大根おろしと細かく刻んだばちこをのせて。ぷにっと柔らかななまこが美味しいです。

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このわた

鳴門のこのわたは、新鮮なほやにも似たフルーティーで独特な香りと旨味があります。ふっくらとしていて、香りが強いのは、やはり東京で食べるのとは違うなあ。お酒がすすみます。日本酒は「お殿田」という地元の棚田で作った無農薬米のお酒。米の産地でもある佐那河内村が、江戸時代阿波藩のお殿様への献上米を作っていたことから命名されたもの。燗酒で頂くと凝縮感のある旨味と、きめ細かな米の甘みがしっとりと出てきます。

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渡り蟹のしんじょう椀

しんじょうの中には、渡り蟹の身がたっぷりと入っています。蕪と金時人参を添えて。お出汁は、無垢でクリア。そこに蟹やしんじょうの旨み、蕪の甘みがふんわりとしみ出てきます。前後に旨味が強い料理が出てくるので、椀のお出汁は塩気すら感じないくらいの研ぎ澄まされた究極さが素晴らしい。

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蟹子の塩辛

渡り蟹の子塩辛です。オレンジ色をした蟹子は、ねっとりとした卵黄のような甘みと旨味がくせになるくらいにとても美味しいです。お酒が止まらないじゃないですか^^;

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お造り

鯛、車海老、あおりいか。鳴門の若布やわさび菜のお浸しが添えてあります。

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車海老はおろしポン酢で、鯛は山葵醤油で、いかは昆布塩で。
鯛は何もつけなくても旨味がしっかりありました。

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飯蒸し

銀杏とばちこの飯蒸し。

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甘鯛の酒盗焼き

甘鯛は鰹の酒盗の漬け焼きにして。柚子を絞った水菜のシャキシャキ感が、さっぱりと。

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山芋饅頭

熱々の葛銀餡に山芋饅頭。

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とろりと柔らかな山芋餅の中には、うずらのたたき肉が入っています。白胡椒を利かせて。

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蛤雑炊

蛤のお出汁で煮込んだ雑炊。ほろっとくずれる柔らかな米粒と蛤の旨み、白胡椒がアクセントで体が温まります。香物は蕪と葉の漬物に、椎茸煮。

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蜜柑ゼリー

この近くで採れたみかんのゼリーです。

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百合根餡の練り切り

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抹茶

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春はまだまだですが、お庭の梅の古木には、紅色のつぼみが見えました。

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椿の花も咲いていました。ゆったりと流れる食後の時間を後に高松まで移動します。次回はいつ来れるかなあ。

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「虎屋 壺中庵」

徳島県名東郡佐名河内村上字井開1

088−679−2305



ranmarun at 12:30│Comments(0) 和食 

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