鮨 尚充@中目黒アルドアック@代々木八幡

February 23, 2018

ヴァリアンテ@向ヶ丘遊園

「ヴァリアンテ」に行きました。

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今回のワインは、オーストラリアの希少な自然派ワインをいろいろ仕入れてくださいました。

Scary White 2016 Scary Gully Vineyard

ソーヴィニオンブラン、リースリング、ゲベルツトラミネール、シャルドネ、ピノグリのブレンド。最初は少し還元香があり、酸味も強いですが、次第にすっきりとした味わいになり甘みも出てきます。白ぶどうジュースのようにぐいぐい飲めちゃうのが危険ですね(笑)

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ひよどりのランバシーチ

ランバシーチとはベネツィアジュリアの郷土料理で、ちりめんキャベツで挽肉を包んで煮込んだロールキャベツのようなもの。大分のひよどりのミンチ肉に少しだけパプリカパウダーとクミンを入れて、鳥とひよどりのブロードで。焼いた頭をのせて。普通はもっとスパイスの効いた濃いソースで煮込みますが、こちらでは透明感のあるスープでさっぱりと仕上げてありました。

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Vino Rosso White +Red 2016 Lucy Margaux

オーストラリアの自然派ワインのカリスマと言われるルーシー・マルゴー。
ピノノワール、メルロー、シャルドネ、ピノグリ。すっきりと軽いタンニンの中に旨味があります。なかなか個人では手に入らないだけに、こういうのを飲ませてもらうのは嬉しいです。

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毛蟹のスフォルマート

毛蟹と蟹味噌のなめらかなスフォルマートに、蟹肉とラトビアのミルクキャビアをのせて。グリーンエシャロットや雲丹のクリームソース。赤ワインがいい感じに合います。

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これから、蝦夷鮑をフリットにするそうです。

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蝦夷鮑のフリット

パルミジャーノを混ぜた粉でサクッと揚げたフリット。レモンを絞って。

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サクサクした衣と柔らかくむちっとした蝦夷鮑が美味しいです。つぼみ菜のフリットも添えて。私の中ではプンタレッレのつぼみを想像しました。

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Catastrophie 2016 Lucy Margaux

ピノノワール、シャルドネ、メルロー。先程のもそうですが、シャルドネを加えてあるので、酸味がすっきりとして、これまたぐいぐいいけます。

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甘海老のラビオリ

ラビオリの中には、甘海老とタイム、ポワロー、リコッタなどを詰めて。タイムとバジル、ピスタチオのソース、オレンジ風味のオリーブオイル。このラビオリとソースがとてもバランスが良く、それぞれの味を相互に引き出してめちゃ美味しかったです。このビジュアルにもプンタレッレに生える若いつぼみを連想したのはきっと私だけかな。シェフは別の盛り付けをイメージしていると思いますが。

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Grattamacco 2009 Podere Grattamacco

カベルネソーヴィニオン65%、メルロー30%、サンジョベーゼ15%。スミレやチェリーの香りに、少しスパイス感があります。甘い香りはかすかにココナッツっぽい。

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アライグマのラグー 

自家製のピチに新潟で獲れたアライグマのラグーを和えて。肉の食感がしっかりと残るラグーがほんのり野生の香りがあり、弾力のあるピチの食感となじみます。アナグマは食べたことがありますが、アライグマは初めて食べました。

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カラスのソテー

なんとメインはカラスが出てきました。大分で獲れたハシボソガラス。カラスは意外に胸肉がないそうで、腹周りの肉をマリネして低温調理してからソテー、腿肉はコンフィに。そして、カラスは脂も少ないので、サルシッチャとちりめんキャベツと内臓などを煮込んだものを合わせました。初めて食べるカラスの味はというと、さすがというか綺麗に処理しマリネしてあるので、くさみはさほど感じません。線香の香りがするというのは聞いたことがあったのですが、確かに内臓には苦みがありました。肉の食感は野生の鳩にも近いです。カラスという先入観を持ってしまうとちょっと驚きますが、想像よりもに美味しかったのは、シェフの食べさせ方ですね。こんなに美味しく食べれるなら、また食べてみたいです。

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カッサータ・シチリアーナ

カッサータを伝統的な調理法で作ったそうです。グリーンと黄色のマジパンでリコッタチーズとチョコチップのクリームをはさみ、色付けしたドライフルーツと粉糖とレモンのアイシングをかけて。本場はかなり甘くて食べれませんが、マダムはだいぶ甘さを抑えて作ってくださいました。でも、お腹いっぱいで半分しか食べれなくてごめんなさい。

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小菓子も見るだけ。

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エスプレッソは、ホンジュラスのアマゾネスグリーンというシリーズ。さっぱりとした青味のある香りと酸味でした。

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「ヴァリアンテ」

神奈川県川崎市多摩区東生田1−18−1 ブラウニーコート1F

044−328−9880


ranmarun at 19:30│Comments(0) イタリアン 

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