ナイルレストラン@銀座フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ@軽井沢

January 18, 2021

ル・マノアール・ダスティン@銀座

この日は久しぶりに映画館に行き、「天外者」を観に行きました。
私は、昔から三浦春馬さんの大ファンで、誕生日も一緒。
昨年はいろいろな事が受け入れられなくて、映画を観に行く勇気もなかったのですが、昔の映画やドラマなどは家でいつも観かえしていました。昨年出たCDやPVも切なくて一度聴いたり観ただけだったけれど、この映画はやはり大画面で観たいと思い・・・
映画の内容は五代友厚が活躍した歴史的ストーリーとしては110分に縮めたジェットコースター的に展開していったので、ここでの感想は控えますが、それでも春馬さんの感情溢れる演技力と力強さに大号泣でした。ただただまだ彼がどこかで生きている気がしてね。。。

tengaramon-poster


映画を語ると長くなるので、ここではやめておきます。
終演後は、マスクは涙でびしょ濡れで、化粧室でうがいした後、新しいマスクに変えて、でも少し落ち着くとお腹が空いてきました。


日比谷の映画館だったのですが、簡単にラーメンとかでは終わりたくなく、近くでシャンパンやワインと共に映画の余韻と心が落ち着ける美味しい料理が食べたいなと、「ル・マノアール・ダスティン」に行きました。
映画が終わった直後に電話して予約が取れたのですが、30分後に行きますなんてわがままでも受け入れてくださったので、嬉しい。
そういえば、前回は昨年緊急事態宣言の前に来た4月以来でした。


287c00b1-s


シャンパンは、Chartogne  Taillet Saint Anee 

NVですが、ほのかなトースト香とミネラル感。

P1170013


ブータン・ノワール

蝦夷鹿のブータンノワール。定番の一口アミューズ。

P1170014


人参のムース  コンソメジュレと雲丹添え

これもスペシャリテのアミューズ。
人参の優しくクリーミーな甘み、コンソメジュレの旨味、雲丹が調和する素晴らしい一品。

P1170016



Riesling  Zellenberg   2007   Marc  Tempe

アルザスのマルク・テンペのリースリング。
パッションフルーツなど南国フルーツの香りと甘みにすっきりとした酸。
後の鯨のカルパッチョに。

P1170017


鯨のカルパッチョ

お料理はアラカルトでオーダーしたのですが、事前にチェックしていたランチメニューの鯨のカルパッチョが食べられないかと聞いたら、もちろんお出しできますと。
ニタリクジラの赤身のカルパッチョをガーリック風味のマヨネーズソースと香草で。
赤身の野生味が少しありますが、合わせた甘口ワインのミネラル感が合います。

P1170019


そして、バターをたっぷり塗ったパンにのせると、バターの油脂が赤身の血生くさみを消してくれます。

P1170021


Montagny 1er Cru   2018   J.M . Boillot

青りんごの風味やほんのりバニラ香のあるシャルドネ。


P1170022



車海老とグリーンアスパラガス

三河産の天然車海老をバターでさっとソテーして、オーストラリアのグリーンアスパラガスと、アメリケーヌソース。

P1170024


G. B.B.H.M 2017  Trapet

2017年からエチケットが変わったトラペのゲベルツトラミネール。
アルザスの2017年は当たり年だそうで、ゲベルツは、オイリーで果実味豊かな甘さの中にすっきりとした酸もあります。

P1170031


鱈白子のムニエル ペリグーソース

本来は、フォアグラで作る伝統料理ですね。
焦がしバターでムニエルにした鱈の白子は、ペリグーソースで。

P1170029


表面はかりっと香ばしく中は、鱈白子のとろとろのクリーミー。
トリュフを加えたソースは香りを香ばしさにつなぎ、マデラ酒の深みのある味わいに。

P1170033


Auxey- Duresses 1er  Cru   Les  Breterins     2017     Jean  Marc  Vincent

軽いピノノワール。酸味と果実味のバランスが良くすっきりとしています。

P1170034


自家製アンドゥイエット

本来はテイクアウト用のメニューなのですが、わがまま言って調理してもらいました。
軽く焼き目をつけて、マッシュポテトを添えて。

P1170035


ナイフを入れると、ぷりっと弾け、豚の小腸、大腸、コブクロなどの内臓がほぐれていきます。
粒マスタードを添えて頂きましたが、内臓独特の香りも優しく、ちょうどいい塩気と旨味にワインがすすみます。

P1170038



Cistus   2017   Chateau  de la  Liquiere

シラー60%、他カリニャン、ムール・ヴェドル、グルナッシュ。
ブラックベリーやカシスなどふくよかな果実味の凝縮感がありながらもエレガントな味わいです。

P1170039



地鶏のムースとモリーユ茸を詰めた豚足のポルト酒煮込み

こちらもシェフのクラブニュクス時代からのスペシャリテです。
といっても、たまにしか作らないそうなので、20年以上通いながらも1,2回しか食べたことがなく、今回メニューにあったので、久しぶりに頼みました。

P1170044


豚足の中に、地鶏のムースとモリーユ茸を詰めて、ポルト酒で煮込んであり、そのソースとインゲンを添えて。ぷるんと弾力のある豚足となめらかな地鶏のささみのムースに、モリーユ茸、椎茸、マッシュルームの食感と香りや旨味。いや〜とても美味しかったです。
ここ数年は鮎会や鴨会など食材を指定した料理の会で伺うことが多く、もちろんそれらも素晴らしくいつも仕立てを変えてくれるので感動しますが、こういったアラカルトでスペシャリテの料理を食べると、昔の力強い料理を思い出すことができていいなあ。

P1170043



Chateau  L’inclassable   2015

カベルネソーヴィニヨン52%、メルロー25%、プティ・ヴェルド18%、カベルネフラン5%。
ほどよいスパイス感とプラムやベリーの果実味。

P1170046


蝦夷鹿のラグー

これまたわがままオーダーで、〆にパスタを作ってもらいました。
自家製のヌイユと蝦夷鹿のラグー。パルメザンチーズを振り、黒胡椒を利かせて。
鹿以外にも、牛、豚、豚レバーなどが煮込んであるので、コクのあるラグーともっちりとしたヌイユにワインがまたすすみます。

P1170045



ブラマンジェとバニラアイスクリーム

ドルチェは、アーモンド風味のブラマンジェとバニラアイスクリームでさっぱりと。

P1170047


テイクアウトでは、シェフの特製スパイシーカレーを持ち帰りました。
朝霧高原豚のスパイシーカレー。またお家で食べるのが楽しみです。



「ル・マノアール・ダスティン」

東京都中央区銀座6-5-1 MSTビルB1

03-5568-7121

ranmarun at 17:30│Comments(0) フレンチ 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ナイルレストラン@銀座フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ@軽井沢