ロシア
February 23, 2019
スンガリー@新宿
創業60年のロシア料理の老舗です。
私がロシアに行ったのは10年前ですが、東京でロシア料理を食べるのも、おそらく10年ぶりくらいになります。ロシア料理が食べたいというリクエストで。
店頭のメニューを見ると、なんだか懐かしい・・・と言ってもロシア語は全然読めませんがw
地下へ続く階段を降りていくと、薄暗い店内。ロシアのお店はだいたいこんな感じで蝋燭の灯りのみでもっと暗いお店が多いです。
まずはアペリティフにカクテルをと思いメニューを見ると、かなり種類が豊富です。
ウォッカやグルジアワインも数ページありました。
ロシアン・レモンスカッシュを頂きました。
生レモンとレモンピール、レモングラスを漬けたリキュールに、ソーダをブレンドして、レモンシャーベットを浮かべて。
アミューズ
蟹肉とトマト、じゃがいものエスプーマにゆで卵の卵黄、ディルとキャビアをのせた前菜。シャンパンゼリーの酸味がさっぱりと。
マリノーブナヤ・ケタ
ロシア式フレッシュサーモンのマリネです。
フレッシュサーモンと玉ねぎ、トマト、胡瓜、ピクルス、サワークリームなどにドレッシングをかけたサラダ仕立て。
これをブリヌイというクレープ仕立ての生地に巻いて食べます。ロシアの前菜では定番のもの。美味しいです。
ホロホロ鳥とフォアグラのバロティーヌ
ホロホロ鳥とフォアグラのバロティーヌには、スグリやリンゴなどの果実を使った赤ワインソースとカカオのクッキークランチ。クランチのほろ苦さと甘みや酸味のあるソースがバロティーヌをさっぱりと食べさせてくれます。
グリヴィ・ヴ・スミターニェ
マッシュルームのつぼ焼きクリーム煮スープ。パイ包み焼きの起源である料理ですね。
こんがり焼かれたパイ生地の蓋をとると、中にはさらに熱々のマッシュルームとホワイトアスパラガスのクリームのスープ。こっくりとした旨味と粘度があるので、パイ生地にスープをのせながら頂きました。
ピロシキ
焼いたものと揚げたものの2種類を。もっちりとした生地の中に、挽肉と卵、野菜の餡が入っています。
カクテルをまた頼もうかと思い、メニューと格闘。いろんな種類があるので、迷います。
ラスプーチンというカクテルを頼みました。
クランベリージュースとスパイシージンジャーエールに自家製レモンリキュールをブレンド。
ボルシチ
ロシア料理というとボルシチですが、現地では味噌汁的な定番料理で夜は食べないので。2週間滞在しながら食べたのは2回だけでした。現地ではもっと美味しいスープ料理が沢山ありました。
通常はキャベツやビーツの酢漬けを使いますが、こちらでは、牛肉とキャベツや人参などの香味野菜に赤蕪とトマトで赤色を出しています。サワークリームは少しだけ。現地とは異なりますがお野菜の甘みをじんわりと感じる優しい味わいにほっとします。
黒ムツのムニエル
黒ムツは皮目をぱりっと焼いて、ロマネスコを添えて。ハーブとオリーブオイルのソースも美味でした。
グルジアワインのグラニテでお口直し。
ビーフ・ストロガノフ
牛ヒレ肉をポルチーニとマッシュルームで煮込み、スメタナブラウンソース。サフランライスを添えて。ソースが美味しいので、ご飯がもっと欲しくなりました。
写真は撮り忘れましたが、「ペチョンネイ・オレム」という蝦夷鹿のローストに栗のピュレ添えの料理が、白糠産の蝦夷鹿で全くくさみのない柔らかな赤身のロースト。脂身も甘みがあり、ちょっとびっくりした美味しさでした。
ロシアンティー
こけもも、薔薇、グリオットのジャム。
好みのジャムを紅茶に溶かして飲みます。どのジャムも美味しいですが、薔薇の花のジャムの香りが良かったので、溶かしつつもジャムだけでも頂きました。
日本にはまだ少ないロシア料理ですが、その味をかなり忠実に再現していました。
食材のレベルも高いのに、リーズナブルな価格でお酒も充実しています。
「スンガリー 新宿東口本店」
東京都新宿区歌舞伎町2−45−6 千代田ビルB1F
03−3209−4937
December 10, 2008
ホテルヨーロッパの朝食
翌日・・・9時くらいに目が覚めました。よく寝た〜
窓から芸術広場を望む。10時近くなってもかなり暗いです。
朝ご飯付きだったので、また「ヨーロッパ」へ。
朝からハープの生演奏で優雅な雰囲気です。
やっぱり朝シャンロマノフというロシアの泡ですが、きりりと辛口でうまいです。 苺を入れて、いただきました。
ヴュッフェスタイルで、とっても充実していました。サラダBarにはニシンのマリネが5種くらい、イクラやチーズや・・・さすがにキャビアはなかったけれど。
奥の方には、ソーセージやサーモンのソテー、肉料理などわんさかありました。味噌汁やご飯もありました。デニッシュが美味しかったです。ジャムの種類も沢山!蜂蜜もロシアはいろいろ種類があります。
オムレツとお野菜のソテーも。
朝からこんなに食べてしまった・・・お野菜のソテーが美味しいの。温野菜をたっぷりと。フルーツも充実していました。メロンやパイナップルやキウイ、苺、柿、葡萄、グレープフルーツなど、普段はよく見かける果物でもロシアだと超高いのです。ライチはスーパーでも1粒300円くらいします。苺はコンポートしてあり、泡にも入れました。お肌かさかさだったので、フルーツでビタミン補給。
紅茶も種類がたくさんあります。20種類くらいはあったでしょうか。
サモワールという、ロシア独特の湯沸かし器でお湯を入れます。
ジャムや蜂蜜を溶かして、蜂蜜の巣を頂きながら・・・ロシアンティー
お腹いっぱいです。べふ・・・
イサック大聖堂とニコライ1世の馬上像をクリスマスツリーを眺め、散歩。
アストリアホテルでちょっと休憩。エレベータに泊まった著名人の名前が貼ってあります。ロシア人が多いですが、デザイナーやミュージシャンなど沢山ありました。ラクロワ、ローリングストーンズやエアロスミス他いろいろ、日本人だと森前首相のお名前も。
ギフトショップで、ちょこっと小物を。キラキラしたの大好きなの
卵のモチーフが多いです。卵はロシアのラッキーアイテム♪
そして、プロコヴォ空港。ラウンジは昼からしか空かないし、しょぼいです。またもやヘルシンキ=フランクフルト=成田と長旅ですが、よろよろで愛しの日本に帰ります〜
December 08, 2008
グランドホテルヨーロッパ@サンクトペテルブルグ
運河沿いに見える純ロシア風の血の上救世主教会と呼ばれる「スパース・ナ・クラヴィー大聖堂」外壁から内装まですべてカラフルなモザイクが彩ります。
通り向かいにはお土産屋が立ち並びます。絵とチェスを購入しました。
せっかく来た街なので、ホテルも泊まってみたい・・・
最終日は「グランドホテルヨーロッパ」に泊まることにしました。
とても大きなホテルです。近くの時計台もライトUPしていました。
夕方4時過ぎにチェックインしましたが、まだお部屋ができていないとのことで、ウェルカムシャンパンを頂きます。もちろんおかわりも頂きました。
広いホテルなので、ちょっと探検に行きました(今夜の食事処を探しに)
キャビアBARを発見!しかし、メニューを見ると、ベルーガ産キャビアは、100g 40000RB なんと、日本円で14万くらいします
1gからメニューにありますが、換算だと1400円。何粒あるのでしょうか!?
まさにロシアの黒い宝石です
和食と中華の店や、イタリアンもありましたが、ロシアンフレンチ
のヨーロッパを予約。
夕食は、「ヨーロッパ」というホテルのレストランへ。
生演奏があるんですね♪ステンドグラスのドームも素敵です☆
メニューはシェアする形で。シャンパンは、ルイナールを飲みました。
天井もドームのようになっていて、雰囲気ばっちり。素晴らしい建築様式です。
アミューズで、カプチーノ仕立てのスープが運ばれてきました。
何のスープだったかは失念。美味しかったことには、間違いないです。
マッシュルームとカボチャとピスタチオかな。
前菜は「キングクラブ」と「サーモン」
たらば蟹の身にオリーブオイルとバジルのソース。シンプルですが、蟹の身がたっぷり詰まっています。
そして、サーモンとチョウザメのスモーク。
玉葱、ケッパー、紫玉葱のみじん切りにブリニというクレープが添えてあります。
ステージはダンサーやシンガーも登場して、タンゴやバラードを歌っていました。コサックダンスが見たかったけど、ここでは無理ですね。
キャビアが食べたかったのですが、さすがに14万は払えない。
「キャビア egg in egg」を頼んでみました。
卵とジャガイモのムース中にこれでもかというキャビアが筒状に底まで入っていました。産地は明記していなかったので、ベルーガではないですが、10000円。
これは一人一個世界一高いゆで玉子です。
スープ「ワイルドマッシュルーム」と「ボルシチ」
ワイルドマッシュルーム、ポルチーニ茸に似た香り。濃厚な香りとクリーミさでした。茸が豊富なので、スープはどこで食べても美味しいです。
もう一つはランゴスティーヌを頼んだのですが、ないと言われ、ロブスターのアジアン風でいいかと言われたので、他のないですかと聞いたら、特製のボルシチを作るよと・・・ボルシチは普段夜は食べないものらしいですが、頂いてみたらまろやかなブイヨンと野菜の優しい味で美味しかったです。ポーションはどんぶり1杯くらいあるので1品をシェアすればよかったかも。
ワインリストも高いです。品揃え豊富でPetrus’79もありました。50万ひえ〜まあ無難に1万円台のブルゴーニュを。
甘酸っぱいグラニテが、氷をくり貫いた器の中に入っています。どうやって作るのか不思議でした。ドリルでくり貫くのかしら・・・
メインは「仔羊のパイ包み焼き お野菜のココット」と「小鳩のロースト」
仔羊は脂身がまったくなく、細かな肉質の赤身でレアで柔らかい。パイがさくさくでとても美味しいです。人参や蕪などの根野菜をトマト仕立てにしたものとほうれん草とハーブのソース。ストーブで蒸したいろいろ野菜がとっても甘くて・・・ここは野菜も美味しいです。
小鳩は丸々一羽。ちょっと硬く歯ごたえがありましたが、旨みは凝縮されていました。なんかの芋のピュレが添えてあります。
しかし、どの皿もポーション多すぎです。
デセールワゴンが運ばれてきました。
ロシア人はケーキとか甘いもの好きで、3、4個頼んでいる人もいましたが、さすがにメインがきつかったので・・・
カスタードソースとジャムのアートも素敵でした。紅茶とエスプレッソを頂き、プティフールはお部屋に持ち帰りしました。このショコラ美味しいんです♪
べふ〜よく食べました、酔いました
このあと、BARでウォッカなど考えていましたが、無理。
しかし、後で、伝票みたら、お酒がついていなかったのです
しかも、デセールやカフェもサービスだったようで。もっと高いワイン頼んでおけばよかったかな・・・デセールももっと・・・と、安く上がったような頼みすぎたような・・・後の祭り。
Underberg飲んで即寝。ベッドスプレッドは柔らかいのですが、なんだかムートンが入っているかのように、暖かで寝心地いいです
Goodnight
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December 06, 2008
マリンスキー劇場@サンクトぺテルブルグ
少しお散歩をしながら、ミハイル宮殿から川沿いの夏の宮殿を眺め、地下鉄駅まで。 運河の横には何やらコインがいっぱい
覘いていたら、腰をまげたお婆さんが、「おや日本人かい。珍しいねえ〜。ここには、コインを投げるとまたピュトルに来れるんだよ。お達者でね」と教えてくれました(多分そんな感じ)
投げてみました〜。ロシア人はとっても親切で温かい方ばかりで、スーパーで買い物しててもいろいろ話しかけてきます。こっちの方が安いよとか今夜は何を作るんだい。これが旨いよと言っているようですが(言葉の壁があるので、理解不能です)
こちらは「ピョートル大帝像」横のレリーフの所がラッキースポット
この足を触りながらお願い事をすると、かなうんだとか。
ここにもお願いをします
地下鉄は何度も乗りましたが、駅がわかりにくいです。しかも、核シェルターをかねているので、運河のさらに下の深い所に・・・300メートルくらいの長いエスカレータで上り下りします。
夜はマリンスキー劇場にバレエを観に行きました@満席。
「白鳥の湖」とベタですが、本場は素晴らしかったです。
ジゼルが見たかったけど売り切れで。でも、毎日オペラやコンサートが開かれています。
カメラ撮影NGのはずだったのに、みんなフラッシュで、ばしばし撮っていましたこれもロシアならではかもしれません。私は簡易携帯だったのでぶれぶれ。
休憩時間は2回ありました。皆シャンパンやウォッカをがんがん飲んでます。
完成された動き、本場でみるバレエはやはり違いますね。
とても素晴らしい時間でした。
感動・・・
クロークが混むので、エンディング終了後直行。
あちこちの劇場でやっているの毎日通いたいくらいでした。
帰り道に、血の教会と呼ばれるスパース・ナ・クラヴィ大聖堂。
昼は赤茶色に見えますが、夜はライトアップして、グレーとブルーが輝きます
終わったのは22時過ぎ、お腹が空いたので、近所の和食屋へ。
「ギンノタキ」という養老の滝のチェーン店。深夜までやっています。
雰囲気はファミレス居酒屋という感じかな。でも、ロシアでは、日本食がとても人気なので、夜中なのに満席です。
お寿司屋のようなネタケースや水槽がありますが、雰囲気はファミレス居酒屋という感じかな。でも、ロシアでは、日本食がとても人気なので、夜中なのに満席です。
まずは、ビール
日本の一番絞りもありますが、ロシアは自国のビールも美味しいんです。
ここにはなかったけれど、バルティカという代表的なビール。番号が0番から9番まであって、番号ごとにアルコール度数が違います。
0番はノンアルコール、9番は8%くらい。私は7番の5.4%が飲みやすくて愛飲していました。
北海道コロッケ。オーダーはロシア語でもホッカイドウコロッケでした^^;
冷凍だと思いますが、なんだか懐かしい味わい。
サーモンロールとキャビアロール
味はまあ、普通。キャビアといっても、とんぶりのようなにせキャビア(笑)
しかし、日本食は高いです。このお寿司も一皿1000円はします。日本の居酒屋だったら半分ですが・・・
焼き鳥盛り合わせも頼んだのですが、これが激マズで・・・でも1万円。
日本だったら高級和牛が食べれる値段です。
ロシアの物価高には、驚きました。
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December 04, 2008
デーミドフ@サンクトぺテルブルグ
安くて美味しいと評判の運河沿いの「デーミドフ」というレストラン。
いかにもロシア風という内装です。夜は生演奏もあるそうです。プラトークというロシアン織りのテーブルクロスも素敵♪
まずは、黒パンとパイの中にはキャベツの酢漬けが入っていて、サクサクです。バターは、パセリバターと無塩の2種。
天井の壁画を眺めながら、ロシアのワインを飲んでみました。
グルジアワインが飲みたかったけれど、近頃の紛争でなかなか入ってこないのだそう。ロシア料理は思ったより豊富で、高級レストランを除き、大衆的な所は、電話帳みたいなメニューです。何を頼んでいいか迷いますが、無難におすすめを頂きました。
まずは「ロシア風サラダ」
ジャガイモ、人参、玉葱、ピクルスなどをさいの目切りにして、マヨネーズと合え、ゆで卵のみじん切りがのせてあります。
胡麻とチーズパイと「野菜のクリームスープ」かぼちゃやじゃがいもその他・・・とてもまろやかでクリーミーなスープです。
そして、名物の「サリャンカ」
ボルシチにも似ていますが、いろいろなお肉でとったスープベースにお野菜、オリーブ、胡桃や松の実などのナッツで煮込んであります。
寒い冬には、これが一番。スメタナというサワークリームを加えるとよりクリーミーになります。
メインはお魚2種「カマスのフライ」と「スズキのムニエル」カマスのすり身をパン粉焼きにマスタードソース。スズキはレモンヴィネガーソースにゆで卵のせでした。
すでにお腹いっぱいだったので、ちょっと残してしまいました。
でも、どの料理も家庭的な優しい味で、味覚は日本人にも合います。
お値段もお手軽で美味しかったです♪
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December 03, 2008
エルミタージュ美術館 後編@ペテルブルグ
各絵に対するコメントはいろいろ思い入れあるものの、個人的な感情もあるので省きます。
「改悛のマグダラのマリア」
レンブラントの「ダナエ」 と「フローラ」
光と影の美しさ
オランダ美術では、鳥獣戯画的な。狩猟をしてきた人間と犬達に動物が裁判をして、吊るしの刑や火あぶりの刑に。
そして、ルーベンスは見ごたえがありました。
「ローマ娘の孝行」「ペルセウスとアンドロメダ」
いや、レンブラントとルーベンスは他の絵画も素晴らしかった。
印象派の作品他沢山ありました。
ルノワール、モネ、ゴヤ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、マチス、ヴェラスケス、ピカソ、シャガール、カンディンスキーetc。。。
「ジャンヌサマーリー」や「ライラック」 みたい作品でした。
こういうエロティズムなのも好き
「果物を持つ女」「奇跡の泉」 ゴーギャンも好きです。
「ダンス」マチスも好き
ピカソも好き
なんか単純ですが、絵画に関して書くと膨大になるので・・・
「1812年祖国戦争の画廊」と「聖ゲオルスキーの間」
「紋章の間」 と窓辺から中庭
3時間半ほど見ました。UPしきれないほどの画像。
館内は全部は回れずでした。 ここは、何度も通わないと見切れないわ。絵画や彫刻も素晴らしいけれど、館内の装飾には圧巻です
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December 02, 2008
エルミタージュ美術館 前編 @サンクトぺテルブルグ
サンクトぺテルブルグに来たら、やはり訪れてみたい美術館。
ルーブルやメトロポリタン美術館、大英博物館に並ぶ素晴らしい作品が保存されている「エルミタージュ美術館」に週末行きました。去年秋にも山口智子のドキュメンタリーがあって、ますます行きたい気分が高まっていたところ。
5棟からなる宮殿。新エルミタージュ柱廊玄関にある10体のアトランタ像の一つの親指を触りながら願いを唱えるとかなうという伝えがあります。さっそく旅の安全を祈願しました。
宮殿広場から見える旧海軍省本部。
肝心の宮殿の外装は、修復中でした。 ネットが張られているので、美しい外観の全景は見れません。
観光シーズンならば、2時間待ちだそうですが、事前に1時間前にチケットを頼んでおいたのですんなり入れました。
まずは、大使の階段
レッドカーペットと豪華な金細工と吹き抜け。花嫁さんがよくここで写真撮影するそうです。この日もいました。
この中央階段を上がり、タペストリーの間を抜け、パビリオンの間に来ました。美しく大きなシャンデリア
パヴィリオンの間にある「孔雀時計」時計が鳴ると同時に黄金の孔雀が尾羽を広げ、観客に向かってお辞儀をします。その隣のフクロウが籠の中で頭を回しながら瞬きをし、雄鳥が時を知らせる声をあげます。
で、肝心の時間は、樫の木の根元の茸から見えるのでした。仕掛けは凝っているけれど、わかりにくい^^;
モザイクの床
マルティーニの「受胎告知」
レオナルド・ダ・ヴィンチの「ブノワの聖母」
「リッタの聖母」
「ラファエロの開廊」
ラファエロは今夏にヴァチカンに行った時にみたので、どういう風に模倣され、アレンジされているか興味深かったです。 よくこれだけ模倣したものです。
右と左が対照的な遊び絵になっていて、エカテリーナ2世は子供達と間違い探しをしたそう。
「コネスタビレ聖母子像」
イタリアの間では、動的な彫刻も。「天使とイルカ」
ミケランジェロの「うずくまる少年」は筋肉美が素晴らしい。
他少年と猪。360度いろんな角度から眺める美体。
「リュート弾き」と「洗礼者ヨハネの誕生」
テッツィアーノ「改悛のマグダラのマリア」
後半へ・・・
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December 01, 2008
パブロフスク宮殿@ぺテル郊外
ツァールスコエセローから南東に4キロほど移動し、パヴロフスク宮殿へ。
エジプトの玄関は12体の銅像と、12宮のシンボルから飾られます。
そして、ドームのホール、イタリアの間、ギリシャの間と続きます。
ギリシャの間は円柱が見事です。
そして、パーヴェル1世の戦争の間から、マリアの平和の間へ。
シャンデリアやタペストリーも素晴らしいです。
ドームに食器のコレクション。
ただの白い壁ですが、壁画は、奥行きを出すために遠近法で描かれています。
こういう技法にも圧巻。寝室も天蓋ベッドが素晴らしい。
食卓も豪華絢爛
青空がなかなか見えない国だけに、空を描いたドームも見事です。
冬はほとんど曇り空ですし、昼が5時間ほどしかありません。
宮殿内の教会。ロシア正教の雰囲気が伺われます。
美術と芸術の国・・・
写真は、毎日200枚ほど取ったので、UPできないのがほとんどですが、
イタリア、ドイツ、フランス、ギリシャ、中国など各国から、よくこれだけの美術品をよく集め、さらに復元したものです。
ロシアの歴史をもっと深く勉強してみたいと思いました。
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November 29, 2008
ポドヴォリエ@ぺテル郊外
ログハウスのような造りで床もテーブルもシャンデリアも木で作られていてナチュラルスタイル。プーチン大統領誕生記念のメニューもあります。高いけど。
まずは、モルスという黒すぐりやチェリーをつぶしたジュースがビタミンたっぷりで美味しいです。 果物が少ないロシアでは、こういうフレッシュジュースが貴重です。
ボルシチとロールキャベツを頂きました。どちらも伝統料理です。
葡萄の葉にお肉を包んだものをあって、どれも田舎風で美味しかったです。
スメタナというサワークリームが美味。
ロールキャベツ。お野菜いっぱいです。
熊の剥製もウォッカでお出迎えとお見送り。
体も温まりました。
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November 28, 2008
ツァールスコエ・セロー〜皇帝の村を訪ねる〜
皇帝の村と言われる「ツァールスコエ・セロー」へ行きました。ロマノフ朝歴代皇帝達の面影が残る華麗な宮殿
エカテリーナ宮殿があります。元来スウェーデンの居留地だったこの地をロシアの手に渡ってから、エカテリーナ1世の遺言で、娘のエリザヴェータが豪奢な宮殿に作り変えたのだそう。この日は雪が沢山降っていました。階段の彫刻も素晴らしいです。
階段を上がると目覚める天使と眠れるの天使が対極に並んでいます。 朝日と夕日をこの窓から眺めることができます。
玉座の間は豪華絢爛、昔はここで舞踏会が開かれていたのですね。
バロック調で造られています。天井画やペチカも素晴らしいです。
有田焼の影響を受けているようです。
皇帝の食卓と女帝の食卓
食器も素晴らしいです。どんなお料理を召し上がっていたのかしら?
チェスも好きだったようで、血赤珊瑚と象牙でできた駒は、高いだろうなあ〜机の書籍に見えるのは実は引き戸の隠し扉になっています。
絵画の間1は、30枚の絵画で壁を覆い尽くしてあります。
緑の食堂。ウェッジウッドのジャスパーウェアのようです。
写真撮影代払ったのに、ここだけは禁止されていた「琥珀の間」
入り口からちょこっとパシャリ
世界の不思議といわれている琥珀の間は素晴らしい琥珀と金細工です。琥珀って茶色の半透明なものだけかと思っていましたが乳白色やオレンジ色もあって、そのグラデーションで再現したお部屋はためいきがでるほど圧巻でした
モザイク風にした装飾技術も素晴らしいです。そして、その琥珀が持つパワーを感じました。
第二次世界大戦中に、ドイツ軍にすっかり剥ぎ取られてしまったのですが、2003年にようやく復元され、本当に見る価値がある間です写真が撮れないのが残念でした。
他にもラピスラズリの家具や、孔雀石の家具など。
美しい寄木とレリーフの数々。
古マイセンの食器。マイセン好きにはたまりません。コーヒー飲むだけで手が震えそうです。
これは子供のおもちゃです。大砲や拳銃を玩具にするとは・・・あと、男の子も女装させたらしいです。昔の歴史背景が伺えます。
雪の降る中、奥に見えるのは皇帝のお風呂だそうです。宮殿の外にあるので、寒い冬は湯冷めしてしまいそう・・・
夏は他の小離宮や庭園も楽しめるのですが、冬の間は閉館です。
次回は夏の緑の時期に再訪してみたいです。
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November 27, 2008
パールキン@サンクトペテルブルグ
店内は、絵画と生ピアノ演奏で高級ホテルのレストランのような雰囲気です。
しかも、サービスの方が全員イケメンです
グラスシャンパーニュはルイロデでした。
バターは3種。パンも美味しいです。特にロシアは黒パンが美味。
アミューズでトリュフのムース。
前菜は、「サーモンのムースとスキャロップのミルフィーユ仕立て」
サーモンの柔らかなムースと帆立が交互に挟んであります。上にはイクラ。
ビーツとハーブを使ったソースがまた合います。
「キングクラブとトマトとアボガド」 そして「黒トリュフのスープ」
蟹も美味しいし、フィンランドの塩加減が辛かったので、心配でしたが、ロシアは、日本人にも合う塩加減です。
スープが濃厚でめちゃ美味しかったです。ベースはポルチーニとトリュフだと思うのですが、そこに黒トリュフのオイルソースを注ぐと・・・芳醇な香りで卒倒しそうでした。ロシアは茸の種類も豊富です。
お口直しの「こけもものソルベ」
お肉は「キジのロースト、自家製ソーセージ」
キジ肉はが柔らかく美味しい・・・ソーセージも美味です。ソースをかけるとまた絶品♪ロシア料理というより、フレンチですけど、レベルは高いと思います。
ここまで来てもフレンチ食べたくなる私って・・・
デセールは、メニュー豊富だったので、盛り合わせて頂きました。
いろいろあったので、内容はなんだったか忘れてしまいました。
たしかショコラ・ベリー・ピスタチオ・大好きなもの尽くしでした。
サービスもしっかりしていて至福の時でした
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November 26, 2008
ロシアより
ヘルシンキからサンクトぺテルブルグまで40分のフライトで着きました。簡素な空港です。
ロシアは、VISAを取るのに一苦労。観光ツアーなら旅行会社が代理してくれますが、個人だと現地からの招聘がないと取れません。
3ヶ月前から手続き交渉していて、ようやく取れました。
市内観光は一人でもできますが、郊外へは、まず無理。
次の日、現地でガイドを頼んで、ピョートルとエカテリーナの豪華絢爛な夏の離宮「ペトロドヴァレツ」を訪ねてみました。
ペテルブルグ市内から車で1時間ほどです。
ヴェルサイユ宮殿をモデルにした庭園。夏ならば、緑と噴水が美しいのですが、さすがにこの時期は、運河も凍り、噴水はなし。黄金の像も箱に入ったままでした。宮殿内は写真撮影禁止だったので、画像はありません。
(夏のイメージ:抜粋)
夏はこんな豊かな景色が見れるのですが冬は閑散としています。
その分、観光客が少ないので、宮殿内はゆっくりみられます。
(冬の庭園)
う〜ん閑散としています。園内には150の噴水と4つの滝があるそうですが、やはり夏の時期に来ないとこの素晴らしさは味わえないようです。
この日、厚い雲の中から、久しぶりに青空が見えたとのことで、美しい夕焼けも見えました。まだ14時ですが・・・16時には日が暮れて暗くなってしまうのです。
市内に戻り、お腹が空いたので「文学カフェ」へ。文豪達やプーシキンも運命の決闘前に立ち寄ったと言われる、観光名所なレストランです。
観光シーズンは満席になるらしいです。
ロシア民謡が流れる店内で、「シチ」というスープを頂きました。ビールはバルティカが旨いです。0から9番まであって、0はノンアルコール。9番は8%。7番くらいがちょうどいいです。
パイ包みのポットの中に、お野菜やお肉がいろいろ入っています。
これにビーツが入るとボルシチになるのだそう。キャベツの酢漬けと香草が入った少し酸味のきいたスープですが、パイがさっくり美味しいし、あっさり味に、体が温まります。
早くできる料理はないかと聞いて「ビーフストロガノフ」
有名なストロガノフ邸も近くにありますが、お店によってスタイルは異なるようです。ここのは、クリームが少なめのあっさり塩胡椒味でした。
蝋人形がありまして、パチリ
寒い国で日照時間も短いですが、なんだかわくわく・・・♪
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