ジェーン

June 19, 2018

The Jane@ベルギー

アントワープでは、「The Jane」に行きました。
オランダの三ツ星レストランだった「Oud Sluis」を2013年末に閉め、カザンに2軒目のレストラン「PureC」を立ち上げたSergio Herman氏。その数年後にアントワープの教会を改装し、シェフにNic Bril氏を起用し、120席もの大箱のレストランを造りました。
ここ数年何回か訪れる機会のあったベルギー・オランダ旅行でも数か月先まで全く予約が取れずに諦めていたのですが、今回奇跡的に予約を取ることができたのでした。

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専用の駐車場がわかりにくく建物から遠いのが難点ですが、念願の訪問です。

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フロントで上着や荷物などを預けます。

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中に入ると、ドーム型の天井からぶら下がっている斬新なシャンデリアが印象的でクールでスタイリッシュな空間が広がっています。2015年には「レストラン&バーデザインアワード」で世界で最も美しいレストランに選ばれました。

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ステンドグラスはよく見ると、ポップなモチーフが描かれています。

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1店内は、ソファー席やテーブル席が異なったデザインで設計され、中央の席はテーブルクロスもなくカジュアルな感じ。私達が案内されたテーブル席は少し高さがあるテーブルでクロスも敷いてありました。

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奥にはキッチンが見えます。これだけ大箱のレストランですから、働いているスタッフもかなり沢山います。

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まずは、アペリティフにカクテルを。ジンとグレープフルーツジュースにチリソルトのカクテル。

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もう一つは、コリアンダ−の花とノコギリソウのジントニック。

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料理は、コースが二つあり、12皿€145と14皿€165。
14皿のコースにロブスターとキャビアの1皿を追加してオーダーしました。
ワインぺアリングとノンアルコールカクテルも組み合わせて。

Hamachi,pomelo,sea buckthorn ceviche

ジーランドのハマチのセビーチェ。人参のソルベとタラゴンの花をのせて。シーバックソーンとグリーンティーのソースにアミ海老やポメロー、アボカド。酸味をうまくを利かせていました。

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Chantraine,green strawberry,grains

シャントレーヌというフランスのチーズのムースに、炒った大麦をのせて。青苺のピクルスにミルクとバジルオイル。ホットリップスという花。苺を使っているけれどその酸味がカプレーゼの再構築的な感じでした。

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Chawanmushi,scallop,amaebi,truffle-soy vinaigrette

茶碗蒸し。甘エビと帆立、ほうれん草、イクラのダシ醤油漬けをのせて。トリュフ醤油のビネグレット。器はフランスの陶器だそうですが、個性的で好きでした。

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パンはオランダの小麦粉で焼いた3種。どれもクラムの香りが良くて、もっちりとした生地の食感。バターも美味しくてパンだけでだいぶ食べたかも。

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ピンクトマトとリーベリンのチリカクテル。

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Fiano de avellino 2016 Pietracupa

イタリアカンパーニャのフィアーノ。ミネラル感と塩気があります。

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Arroz bomba,mullet,trotter,suquet iberico

スペインのボンバ米を魚介のソースでパエージャ風に炊いて。
ヒメジや豚足、イベリコ豚などと煮込んだシケ風のスープをかけてアイオリソース。

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アップル、オレンジ、ローズマリー、ディルオイルのカクテル。ジュースペアリングは色々面白いです。

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Savagnin 2011 Domaine Pignier

しっかり塩気のあるミネラル感。単体だと酸味が強く、後の牡蠣と牛肉のタルタルにはしっくりきそうですが、アレルギーな牡蠣は抜いてもらったので。

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Bavette ,dill ,horseradish

ハラミのタルタルとたたき風に火入れしたハラミ。
ディルの花とホースラディッシュ、ディルマヨネーズ。本来ならばここに牡蠣のフリットをのせます。

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Petillant S Comme sureau

エルダーフラワーで作ったペティアン。しゅわっと爽やかな香り。

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Langostine,white asparagus,Reblochon,Liquid salad

アイスランドのラングスティーヌ、ベルギーのホワイトアスパラガス。フランスのロブロッションチーズ。豆のピュレやスプラウトなどを添えて。

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Eel2

鰻の2乗という料理はちょっと気になっていたのですが、スモークした鰻の下にトーストとフォアグラ、蒸し焼きした鰻を重ね、グリーンハーブのソースとオランデーズソース。。バジルの葉や青りんご、グリーンアスパラを重ねて。

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Savagnin 2011 Domaine Pignier

ジュラのソーヴィニオン。シェリーのような樽香とエキゾチックなフルーツの香り。

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Ray,squid,bumbu bari ,Tai jus

エイとイカ、ズッキーニのソテーにブンブバリという唐辛子のピュレ。マリーゴールドとその葉を添え、ココナッツとレモングラスのトムカーガイ風ソースが美味しい。

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Marestel Altesse  Roussette de Savoie 2013 Dom.Dupasquier

サヴォワの白ワイン。黄桃やアプリコット、キャラメルバターの香り。

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Lobster,smoked beets,dashi butter,Royal Belgian Caviar

追加した一品です。
オマール海老とスモークしたビーツにベルギーのロイヤルキャビアをのせて。ビネガーでマリネした黄人参。ビーツ、人参、ジンジャーのソースとダシバター。

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Rozas 1er Cru 2016 Comand G

スペインのガルナッチャ100%。ラズベリー、黒胡椒、クローブの香り。なめらかなタンニン。

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Sweetbread&cheek of Belgian veal,kombu,albufera

リードヴォーと仔牛のほほ肉に人参やアーティチョーク、玉ねぎ、丸くくりぬいた昆布とアルブッフェラソース。

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メインの肉料理のためのナイフがかっこいいです。

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Chianti   Classico Riserva Il Canpitello 2014 Monteraponi

ガーネット色でベリー系の凝縮感とハーブやフェンネル、スパイスの香り。タンニンしっかりめ。

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Summer venison,anti-oxidants,Norwegian musterd,tarragon

真空調理した夏鹿は、ノルウェーのマスタードとタラゴンクリームで。ルバーブ、クランベリー、ブルーベリー、ジロール、茸とジャガイモのムースを添えて。ベアルネーズソース。

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ここで、ニック・ブリルシェフが挨拶に来てくれました。大箱のレストランで本人に会えるとは思っていなかったので嬉しい。料理本にサインが欲しかったのですが、フランス語だったので、英語版はないのか聞くと、秋にでるそう。

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Olive,Chiriboga Blue ,nashi pear

カカオのサブレに、ドイツのバイエルン地方のチリボガというブルーチーズのムースと梨とブラックオリーブをのせて。

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Trittenheimer Apotheke Riesling kabinett 2016 Ansgar Clusserath

エルダーフラワーのような爽やかな香りのリースリング。ほのかな甘みがあります。

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Mango,passion fruit,elderflower

アルンガカカオとルバーブ、マンゴー、ローズ、エルダーフラワー。
マンゴーとシャンパンの粒々。

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エルダーフラワーとマンゴーのカクテルがよく合いました。

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Crepe Suzette,blood orange,kumquat,amaro/vanilla

クレープシューゼットは目の前で作ってくれます。

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焼きたてのクレープシューゼットには、ブラッドオレンジと金柑のソース。アマーロとバニラのアイスクリームをのせて。お腹はいっぱいですが、クレープシューゼットは大好きなので嬉しいな。

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A Subtle Impact

最後に仰々しい大理石と木の箱に入っているのは、チョコレート。これを錘のついた棒でたたき割ります。

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チョコレートはキューバのクリオロ種のカカオ70%で、乾燥ビーツやピスタチオ、ブラックベリー、ヘンプシード、塩をまぶしたもの。食べ進むごとに大地のいろんな香りを楽しんでくださいと。

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120席もある大箱のレストランは数か月先まで昼夜常に満席。スタッフの数も多く、常に細やかなサービスでした。
12時半に入店して、食べ終わったのは17時近く。長丁場でしたが、ここからまだスタッフも頑張るのかと思うと頭が下がります。しかし、そんな時間の経過を感じないぐらい充実した内容で、素晴らしい内装の空間の中で15皿というコースをしっかり味わいました。日本の食材やテイストはかなり使われていましたが、そのほかのアジアンスパイスも料理に生かされ、多皿でも飽きないように構成されていて、過不足なく美味しかったです。
厨房やフロアを含め、スタッフがしっかり統合されたチーム力や、ホスピタリティも感動するものがありました。

「The Jane」

Paradeplein 1, 2018 Antwerpen、Belguim

+32 03 808 44 65

thejaneantwerp.com


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ranmarun at 12:30|PermalinkComments(0)