パボロジー
October 02, 2017
PUBOLOGI@ストックホルム
秋の遠足。春はイェテボリやスウェーデンの田舎町をまわりましたが、今回はストックホルム中心に数日間滞在しました。
ストックホルムに着いた夜は、ガムラスタンという旧市街にある「PUBOLOGI」に行きました。
「PUBOLOGI」は、いろいろなコンテンポラリーレストランを経営している中の一つのネオビストロで、カジュアルかつモダンでイノべーティブな料理を出しています。
店内は、天井からぶら下がる長い照明にポップなロゴ。2010年にオープンしたようで、以前はガストロパブ的なカウンターがあったようですが、今は改装されてテーブル席が24席になっています。
天井には、旅行のトランクケースがいくつも貼りつけてあります。看板のロゴにもトランクケースが描かれていましたね。
Menu Neo
メニューはネオというコースで、650SDK。アルコールペアリングは、495SDK。
まずは、ぶつぶつ気泡のあるクネッケとランプフィッシュの魚卵にサワークリーム。
スウェーデンでは、昔から親しまれている組み合わせです。かといってそんなにおいしいわけでもないので、一口だけ食べました。
出羽桜 雄町 純米吟醸 山形
最初のお酒は、日本酒でした。華やかでフルーティーな吟醸香は、北欧でも好まれるようです。
Tomato dashi with lovage,grilled enoki and pickled tomatoes
焼いたエノキとマリネしたトマトやドライにした黄トマトなどミニトマトがいろいろ。ここに温かいトマトのダシを注ぎます。緑はラベッジのオイル。カトラリーはフォークだけでスプーンはないので、スープはどうやって飲むのかと思っていたら、器を持って飲ませるジャパニーズスタイルのよう。エノキは数年前まで欧州ではだいぶ高かったけど、最近はだいぶ安くなったみたい。(後日日本食材スーパーを覗いてみた)
Vouvray 2016 Champalou
ロワールのシュナンブラン。青りんごやマスカットのすっきりした酸とミネラル。単体では、酸味と果実味が強いですが、次の料理と合わせると柔らかくマイルドな味わいに。
Tartar of blackned ox topside with lacto felmented wax beans,buttered leek and black garlic
薄くスライスしてマリネしたズッキーニを重ね、丸くくり抜いたものに、黒ニンニクのピュレとパウダー。
その下には、黒毛牛の外腿肉のタルタルに、バターで炒めたリーキ、乳酸発酵させたインゲン、ひまわりの種、オリーブと黒ニンニクのピュレ。牛肉のタルタルは片面焼きしてほどよく火が入り、混ぜ合わせながら食べるととてもバランスのいい味わいに仕上がっています。今回の料理では、一番美味しかったかも。
パンとバターも出てきました。
スウェーデンでは、基本的にパンも料理の一つとしてみなされ、次の料理までには下げられることがほとんどですが、パンもバターも美味しい。タルタルをのせてもめちゃ美味しかった。
Tres Vinas Bianco Reserva 2013 Baron de Ley
リオハのヴィウラ、マルベージャとガルナッチャブランカの白ワイン。アーモンドやスモーキな香りがあり、樽香と渋みと酸味が強めなアタックですが料理と合わせると幾分まろやかに。
Steamed turbot with grilled golden chanterelles, tempura deep fried corn and spicy tarragon cream
蒸したチュルボに炒めたシャントレルをのせて。とうもろこしのかき揚げ的な天ぷらとタラゴンのクリームソース。チュルボはかなり半生の火入れでえんがわもしっとりだけど少しくさみを感じました。でも、タラゴンの強い香りのクリームやチリオイルがワインの渋みや酸味を甘くマイルドにさせ、魚のくさみも消してくれます。とうもろこしの天ぷらは衣が甘くて、チリパウダーのアクセント。結構攻めてる料理でした。
Izadi Reserva 2013
テンプラニーニョ主体の赤ワイン。スパイスのニュアンスと酸味にキレのあるタンニン。
Breast,leg and liver of corn fed duck with pickled kohlrabi,unripe black currants and duck jus
とうもろこしを食べて肥育した鴨の胸肉と腿肉のコンフィ、鴨のジュとレバーのソース。青い未熟なブラックカラントとその葉のピクルスにコールラビのマリネ。鴨のペーコンを添えて。鴨の火入れも良く、カランツの酸味使いが見事で鴨肉をさっぱりと食べさせてくれます。
Alambre Moscatel 2012 Jose Maria de Fonseca
ポルトガルのモスカテル。デザートワインに。
Woodruff icecream with a cream of shu plums & honey,fermented plums and roasted almonds
クルマバソウのアイスクリームに梅酒蜂蜜。発酵プラムとローストアーモンド。アイスクリームの中にもアーモンドが入っています。
漬けたプラムはお店の窓際にもオブジェとして置かれていました。
トイレの壁には、世界各国からの絵ハガキが。
どの皿も遊び心がありながら、バランスよく美味しかったです。
今宵はシェップスホルメン島に宿をとったのですが、湾岸から見える対岸の夜景も美しい。ストックホルムの夜の気温は5度くらいともう冬の寒さですが、空気も澄んでいるので冷たい風が気持ち良かったです。
「PUBOLOGI」
20 Stora Nygatan ,Stockholm 111 27 Sweden
08 506 400 86
pubologi.se
ストックホルムに着いた夜は、ガムラスタンという旧市街にある「PUBOLOGI」に行きました。
「PUBOLOGI」は、いろいろなコンテンポラリーレストランを経営している中の一つのネオビストロで、カジュアルかつモダンでイノべーティブな料理を出しています。
店内は、天井からぶら下がる長い照明にポップなロゴ。2010年にオープンしたようで、以前はガストロパブ的なカウンターがあったようですが、今は改装されてテーブル席が24席になっています。
天井には、旅行のトランクケースがいくつも貼りつけてあります。看板のロゴにもトランクケースが描かれていましたね。
Menu Neo
メニューはネオというコースで、650SDK。アルコールペアリングは、495SDK。
まずは、ぶつぶつ気泡のあるクネッケとランプフィッシュの魚卵にサワークリーム。
スウェーデンでは、昔から親しまれている組み合わせです。かといってそんなにおいしいわけでもないので、一口だけ食べました。
出羽桜 雄町 純米吟醸 山形
最初のお酒は、日本酒でした。華やかでフルーティーな吟醸香は、北欧でも好まれるようです。
Tomato dashi with lovage,grilled enoki and pickled tomatoes
焼いたエノキとマリネしたトマトやドライにした黄トマトなどミニトマトがいろいろ。ここに温かいトマトのダシを注ぎます。緑はラベッジのオイル。カトラリーはフォークだけでスプーンはないので、スープはどうやって飲むのかと思っていたら、器を持って飲ませるジャパニーズスタイルのよう。エノキは数年前まで欧州ではだいぶ高かったけど、最近はだいぶ安くなったみたい。(後日日本食材スーパーを覗いてみた)
Vouvray 2016 Champalou
ロワールのシュナンブラン。青りんごやマスカットのすっきりした酸とミネラル。単体では、酸味と果実味が強いですが、次の料理と合わせると柔らかくマイルドな味わいに。
Tartar of blackned ox topside with lacto felmented wax beans,buttered leek and black garlic
薄くスライスしてマリネしたズッキーニを重ね、丸くくり抜いたものに、黒ニンニクのピュレとパウダー。
その下には、黒毛牛の外腿肉のタルタルに、バターで炒めたリーキ、乳酸発酵させたインゲン、ひまわりの種、オリーブと黒ニンニクのピュレ。牛肉のタルタルは片面焼きしてほどよく火が入り、混ぜ合わせながら食べるととてもバランスのいい味わいに仕上がっています。今回の料理では、一番美味しかったかも。
パンとバターも出てきました。
スウェーデンでは、基本的にパンも料理の一つとしてみなされ、次の料理までには下げられることがほとんどですが、パンもバターも美味しい。タルタルをのせてもめちゃ美味しかった。
Tres Vinas Bianco Reserva 2013 Baron de Ley
リオハのヴィウラ、マルベージャとガルナッチャブランカの白ワイン。アーモンドやスモーキな香りがあり、樽香と渋みと酸味が強めなアタックですが料理と合わせると幾分まろやかに。
Steamed turbot with grilled golden chanterelles, tempura deep fried corn and spicy tarragon cream
蒸したチュルボに炒めたシャントレルをのせて。とうもろこしのかき揚げ的な天ぷらとタラゴンのクリームソース。チュルボはかなり半生の火入れでえんがわもしっとりだけど少しくさみを感じました。でも、タラゴンの強い香りのクリームやチリオイルがワインの渋みや酸味を甘くマイルドにさせ、魚のくさみも消してくれます。とうもろこしの天ぷらは衣が甘くて、チリパウダーのアクセント。結構攻めてる料理でした。
Izadi Reserva 2013
テンプラニーニョ主体の赤ワイン。スパイスのニュアンスと酸味にキレのあるタンニン。
Breast,leg and liver of corn fed duck with pickled kohlrabi,unripe black currants and duck jus
とうもろこしを食べて肥育した鴨の胸肉と腿肉のコンフィ、鴨のジュとレバーのソース。青い未熟なブラックカラントとその葉のピクルスにコールラビのマリネ。鴨のペーコンを添えて。鴨の火入れも良く、カランツの酸味使いが見事で鴨肉をさっぱりと食べさせてくれます。
Alambre Moscatel 2012 Jose Maria de Fonseca
ポルトガルのモスカテル。デザートワインに。
Woodruff icecream with a cream of shu plums & honey,fermented plums and roasted almonds
クルマバソウのアイスクリームに梅酒蜂蜜。発酵プラムとローストアーモンド。アイスクリームの中にもアーモンドが入っています。
漬けたプラムはお店の窓際にもオブジェとして置かれていました。
トイレの壁には、世界各国からの絵ハガキが。
どの皿も遊び心がありながら、バランスよく美味しかったです。
今宵はシェップスホルメン島に宿をとったのですが、湾岸から見える対岸の夜景も美しい。ストックホルムの夜の気温は5度くらいともう冬の寒さですが、空気も澄んでいるので冷たい風が気持ち良かったです。
「PUBOLOGI」
20 Stora Nygatan ,Stockholm 111 27 Sweden
08 506 400 86
pubologi.se
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